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ペットのうさぎが病気

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現在7歳くらいになるペットのうさぎについてです。うさぎの寿命は6〜8年と言われていますので高齢の部類かと思います。

昨年末に私に子供が生まれ、今まで一日中構っていたのに最低限のお世話以外あまり構ってやれなくなっていました。

前から目の病気になっていましたが、非常に悪化して直視することが辛い状態です。

病院へ連れて行った所、膿で固まっていた目の周りの毛を刈ることになりました。

皮膚が赤くただれ、ショックで頭が真っ白になりました。
ただれていたのは前からなのに毛で隠れ私に見えていなかっただけですよね。
うさぎは前から痛かったんですよね。

私は子供の世話があると言い訳をして、怪我が悪化しているとは思っていたのにすぐに病院に連れて行ってやらなかった事や、生活が目まぐるしく早く寿命が来て欲しいと思っていしまった事、皮膚のただれを見てもう手に負えないから安楽死させたいと思ってしまった事、そんな風に思いたくないのに思ってしまいました。こんな風に考えてしまうなんて申し訳なくて胸が苦しいです。

私は何度か引越しをしており、その度にうさぎは車での移動や飛行機の移動にも耐え、仕事であまり構ってやれない時期もあれば、専業主婦となってからは自分に時間があるからと一日中構ったり、自己都合で沢山振り回してきました。

私が辛い時にはうさぎを撫でることで癒され、その可愛い姿に気持ちが救われる事も多かったです。

今の状況は見ているのも辛いけれど、最後の時まで面倒を見てやろうと思いますが、保健所に連れて行きたいという考えもよぎる自分が許せないです。
面倒を見ると決めましたが2つの思いで頭が混乱しています。

また、何かと言い訳がましく自分擁護するような発言をしてしまう自分も許せません。

症状が悪化する前から、あまり構ってやれてない事が気がかりで構ってやれなくて寂しい思いをさせるくらいなら早く寿命が来てくれれば、と思ってしまったりもしました。

子供が生まれるまでは永遠に生きていて欲しいと思っていたのに、自分の薄情さにも驚きます。

まとまりの無い文で申し訳ありません。

結局自分が救われたいが為にこちらでも相談しているのですから本当に弱い人間です。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

心の余裕が

なくなってきているのかもしれませんね。
余裕がなくなると相反する想いがわいてきます。
「こうしなくちゃ、やらなくちゃ」
「したくない、いやだな」
例えるなら、右と左両方同時に見るようなしんどさがありますよね。

動物の世界は、畜生道と言われて、元々不幸な世界です。
野生のうさぎは常に命を狙われ、病気になっても救ってくれる人はおらず、ましてや誰かに癒しを与えることもなく、名もないまま亡くなるのが普通の「畜生道うさぎver」です。

でもところてんさんのうさぎは違います。
愛され、あなたを癒し、病院にまで連れていってもらい、殺されることなく天寿を迎えることができるんです。
構うことだけが愛されることじゃありませんから。充分やっていると思いますよ。
毎日「ありがとう」って思ってますよ(^_^)

子育ては大変ですし、相反する想いはまず余裕がない自分からくることを自覚して、今できることを一生懸命しましょう。
そして、薄情になったんじゃありませんよ。
生まれた子供が、あなたをさらに大人にしてくれたんです。

いつか必ずくるうさぎとの永遠の別れを、後悔じゃなく感謝で送ってあげて下さい。

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ペットの死は、自分の死への勉強です。

ところてんさんへ

うさちゃんの容態が悪いようで、辛い気持ち、お察しします。
動物は私たち人間を含め必ず亡くなる運命を持っています。ただし人間は80年ですが、うさぎは
7年です。飼えば必ず死を見届けなければなりません。

自坊でペット供養に来られる方で、寿命なのに「なぜ亡くなったのか。私の飼い方が悪かったのか」と泣きじゃくり、呆然と生活してしまう方もいます。いわゆるペットロスです。
私はその時には、「7年という命の時間をあなたに預けてたくさんのうれしい思い出を作ったのだから、悲しむとペットも悲しみます」とお話します。このうさちゃんもその寿命をところてんさんに預けたのです。だから最後まで見届ける義務があります。自然の動物に老死はありません。弱くなれば捕食される運命にあります。老死を迎えるのはペットだけです。現在の日本は死と触れ合うことが少なくなりました。また例え亡くなっても、ご遺体は死化粧をして生前の様に整えられます。しかし少し前までは、死は横たわり腐り腐臭を放ち、私たちの近くにあったのです。それを見て人々は死の恐れを感じ、亡くなった方の冥福を祈り、生前に真面目に生き、後生も子孫に供養してもらえるようにしたのです。

今、ところてんさんが考える思いは人間の奥深いサガです。私たちは死を受け入れず、隠そう、離れようとします。私たちも病気になり亡くなれば同じ気持ちを持たれるかも知れません。だからこそ、ご先祖を大切に、今を真面目に生き、未来の子どもたちを正しく養育する必要があるのです。

治療はできなくともかまいません。うさちゃんの最後を見届けてあげてください。そしてなくなれば、お念仏・お題目を唱え、感謝を持って埋葬荼毘にしてあげてください。

合掌

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質問者からのお礼

御二方共御回答下さり本当にありがとうございます。

日顕様 私はうさぎに幸せだと思っていて欲しいのでした。これも私のエゴなのですが…。
畜生道のお話、そうなのかぁと、上手く言えませんが心に沁みました。
毎日ありがとうと思っていますよ、というお言葉、そうだったらいいなと涙がでました。
頂いた回答を何度も読み返して、お世話をしていきたいと思います。

染川智勇様 死についてのお話ありがとうございます。死や朽ちていく姿が怖いです。ですが最後まで見届けようと思います。それが私に出来る恩返しと思います。

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