ADHD傾向があって人生が辛いです
最近自分にADHD傾向があることに気づき、ADHDのための片付け術、時間管理術などの本の読んでできるところから改善しようとしているのですが全くできません。
今までいつも空回りしていた原因が分かって少しホッとした部分もありますが、今まではもっと気をつければいつか不注意を直せるかもしれないと思っていたのに、どれだけ頑張ろうが人並みになれないのかもしれない事に気づき落ち込んでいます。おまけに今まで自分が気づいていなかっただけで周りに迷惑をかけ続けていた事にも気づいて、自己嫌悪です。
そもそも同じくADHD傾向のある(多分違うタイプの)主人が生活しやすくなるようにしようと思って読み始めたものだったのに自分の子供の頃からの失敗がフラッシュバックしてきてそれどころではない状態です。
気づいただけでも対策は講じられるしラッキーだったとは思うし、いい加減にしなければとは思うのですが、気持ちを切り替えられず落ち込んでいます。
どこから生活を改善していいのかもわかりません。主人の場合は物を片付けて物が見えなくなってしまうと、消えたのと同じになってしまうようなのですが、私にとっては物をが出ていると気が散って、やるべき事を終わらせる事が難しくなってしまいます。なのでお互いがお互いの邪魔になっているように感じます。
ダラダラ長くなってしまいましたが、どうしたら気持ちを切り替えられるでしょうか。お寺ではどのように片付けされていますか。よろしくお願いします。
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解決法を求めないで…今を大切になさって下さい
当方に医学的知識がないため、ネットでADHDについて調べさせて頂きました。「注意欠如・多動症(ADHD:Attention-deficit/hyperactivity disorder)とは、不注意(集中力がないなど)、多動性・衝動性(落ち着きがない、順番待ちができないなど)の2つの特性を中心とした発達障害」のことだそうですね。
ご夫婦の性格特性が違うため、片付けなどで『お互いがお互いの邪魔になっている』…とおっしゃるあなたのお気持ちをお察し致します。
何でも「(ADHD関係の書物について)主人が生活しやすくなるようにしようと思って読み始めたものだった」…夫君との関係をより良くなさりたいお気持ちがとてもよく伝わってきました。その点を加味しますと先の「お互いがお互いの邪魔になっている」との表現も、仲の良いご夫婦によくあるすれ違いの範疇かと感じてしまいました。「不謹慎!」とのお叱り覚悟で申し上げます。
どちらのご夫婦にもいろいろとあります。また、もちろん人間もそれぞれです。皆が何かしらの問題を抱えていて、それでも一生懸命に生きています。
ご夫妻のADHDは生活面で様々な問題をもたらすものかも知れませんが、でもそれをカバーするためにご夫妻が力を合わせ、努力をなさっておられるお姿は、本当に素晴らしく、ある意味で尊敬、羨望の対象とも申せます。
少なくとも「うちの家庭には何の問題も無い」とおっしゃって、ご家庭のことを顧みず、自分の勝手な思いだけで生きているお方々よりは余程幸せな家庭生活が営めるのではないでしょうか。
どうかADHDをご夫妻それぞれの特性と捉えて余り干渉はせず、生活面でどうしても共有出来ない部分(物・空間)は、それぞれ専有とするなどの工夫をなさってはいかがでしょうか。
とにかく、お互いがお互いを思いやる気持ちを持ち続ける限り、それはとても素敵なご夫婦と申せます。そこにADHDが入り込む余地はありません。
どうぞ、問題解決ばかりに気を取られず、今の夫君との生活をこそ充実させて下さい。ADHD、そして家庭生活に何らかの「解決」「結論」など求めないで良いのです。仏様があなた方ご夫妻を導いて下さいます。
質問者からのお礼
お礼が遅くなってしまい申し訳ありません。とてむ親身なお返事ありがとうございます。確かに「問題ない」と砂に頭を突っ込むよりはマシかもしれませんね。1年以上たった今も性懲りもなく時間管理術や片付け術を試していますが全然改善できていません。それでもお互いの特性がだんだんわかってきたので一歩前進かなと思います。「解決」を求めなくてもいいのですね。ありがとうございます。