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離婚したい

回答数回答 3
有り難し有り難し 50

離婚を考えています。

自営業の夫に嫁いで10年以上です。
姑とは最初から同居です。
子供も2人おります。

私は結婚当初から姑によるモラハラを受け続けています。
夫のために我慢しておりましたが
夫も結局は義母を取り
守ってはもらえませんでした。
話し合いも出来ないような義母です。

私を守ってくれない、大切にしてくれない人とはこの先一緒にいたくない
我慢も限界を超えました。

現在別居の準備をしていますが

夫から
自営業の跡取りである子供達を母親が連れて出て行く事は財産を持ち逃げする事と同じだから損害賠償で訴える、と言われました。
このような訴えは可能なのでしょうか。

ちなみに自営業とはお寺の事です。

よろしくお願いいたします。

2022年2月1日 13:43

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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

損害賠償で訴えられることは、ありえません。

お寺に嫁つぐことは、ただでさえさまざまな重圧がかかって大変です。いわゆる嫁姑問題は、お寺では、同居しなければいけないこと、まず心得のようなものを姑から指導をうけるところから関係がはじまるなど、特にトラブルになる可能性が高く、ご相談者さまのように我慢をされている方が、たくさんおられるのではないかと思います。

離婚については、弁護士さんにご相談されればすぐ明確になると思いますが、お寺だからといって、特段に、お子さまの親権で損害賠償が発生することはありえません。

それだけありえないことを発言してしまうぐらいの「夫」さまなので、それは味方にもなってくれず、道理も通じず、話し合いもできない雰囲気になってしまうと思いますし、だからこそ、このまま継続することでは状況が改善する見込みは無く、離婚を検討されるのはもっともなことだと思います。

実際に行動に起こすときには、まず専門家によく相談して、どのようにすればご相談者さまが心を痛めることが少ない道になるのか、よく検討されてその上でされれることが大切です。

離婚をする前に、まず別居をして距離をとってから、冷静に協議を行うことも一つです。その状況になって初めて、夫さまとお義母さまが「今までが間違っていた」と心を入れ替えるきっかけになることもあると思います。
話し合いができさえすれば、状況が改善されていく可能性もうまれると思います。

2022年2月1日 15:09
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有り難し
おきもち

1971年生。岐阜大学教育学部卒業。医療法人に就職し、医療事務、経理、総務...
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ご質問ありがとうございます。
そのような訴えは聞いたことがありません。ご主人はきっと売り言葉に買い言葉であなた達を引き止める為に適当に言ったのでしょう。
それに子供を連れて別居しかたらといって子供が跡を継がないと決まったわけではありませんからね。
子供が「僕もお父さんみたいな優しくて頼もしくてお檀家さんに慕われるお坊さんになりたいな」と思われるようなご主人になれば跡を継いでくれるのではないかな。
ご主人にそのようにお伝えください。

2022年2月1日 15:24
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有り難し
おきもち

私は浄土宗の坊さんです。 少しでも何か参考になればと思って回答しています...
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先ずは安心して生活すること

拝読させて頂きました。
あなたが今まで大変お辛い思いをなさっていらしたことを心よりお察しします。
私も中村 師や三宅 師と同意見です。
そしてお子さんたちのこともとても心配です。おそらくお子さんたちもあなたが今まで大変辛い思いをなさっていらしたことを間近で見ていたでしょうから、お子さんたちにも少なからず心に影響を与えていると思います。
どの様な方法が最善の方法なのかはそれぞれのご家庭でも違ってくるかとは思います。
とはいえ先ずはあなたやお子さんたちがその様ないじめや叱言を言われない様に安心して毎日ご生活できるところを確保なさることかと私は思います。
お恥ずかしい話ですが私の母もお寺に嫁いで2年くらいで私と妹を連れてお寺を出ていきました。姑の叱責やいじめがひどかったからです、母は耐えられなかったからです。そして母と私と妹は母の実家で成長していきました。私は今でもそれで良かったと思っています。でなければ母はおそらく自死していたでしょうからね。

離婚することが最善の策かどうかは一度別居してご主人様もお姑さんも冷静になってから再考なさってみてもいいのではないでしょうか。生活面のこともあるでしょうから地元の自治体の市民生活相談窓口や児童相談所にもご相談なさって積極的にアドバイスやサポートを受けてみてもいいと思います。

あなたやお子さんたちが先ずは安心して心穏やかに毎日をご生活なさっていかれます様に先ずは心よりお祈り申し上げます。そして心より応援してますね。あなたもお子さんたちも決して独りではありませんからね、仏様もご先祖様方も必ずあなたやお子さんたちを優しくお見守りなさっていて下さいますからね。

もう一つ、当たり前ですが、子どもたちは物品でも所有物でもありません、それぞれに尊い人格や人権や自由があります。ですから当然ながら損害賠償の対象にはならないでしょう。日本国憲法の基本的人権の尊重を著しく損なう様な発言です。自らの子どもたちを自分やお寺の所有物の様に奴隷の様に扱うことは仏教徒として大変恥ずかしいことですし大罪です。

2022年2月2日 12:28
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

コメントするのが大変遅くなり申し訳ありません。
そしてあたたかい御言葉をありがとうございました。
現在、専門家に相談しながら別居の準備を進めております。
先ずは別居してみます。義母や義姉、夫からの仕返しがこわくてこわくてたまりませんが、何とか前に向いて頑張っていこうと思っております。
ありがとうございました。

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