自己承認欲求と自己顕示欲について
いつも素晴らしい回答ありがとうございます。
大変いつも参考にさせていただいております。
今回またご質問になるのですが、自己承認欲求と自己顕示欲との付き合い方についてです。
私は劣等感も強いですが自己承認欲求もかなりあり、動画とかTwitterで投稿したら少しでも「いいね」がほしいという現代病にかかっております。
人気な人や、○○が推しなんですという言葉を見るたびに自分にはそういった推しはいないんだなと悲しくなります。
結局誰かの推しになりたいという自分勝手な欲も変ではあるのは十分承知なのですが、誰かに認められたいという欲望が先行します。
そういう有名な人は結局自分の楽しいことをやっててそこに付いてくる人がいると考えてはいるのですが、自分に味方はいるのだろうかといつも不安になります。
私は前に進めるのでしょうか、この劣等感や自己承認欲求を乗り越えるには結局努力しかないのでしょうか。
お忙しいところ恐縮ですが、何卒お言葉を頂戴できれば幸いです。
何卒宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
承認欲求という言葉があるだけ 曖昧な評価より事実で手応えを
人は言葉に弱い。
承認欲求とか自分を愛するとか自己肯定感とかそういう言葉を知るとそれが足りていないのではないかという心理トラップにはまる。だまされちゃぁいけません。
自己啓発本の前に立つと「お前は不完全」みたいなタイトルの本ばかり。
じゃぁ、逆にアーティストたちが大勢のオーディエンスにキャーキャーされて本当に人生お腹いっぱいでしょうか。🍚お金いっぱいある人たちなのになんであんな満たされてないし、威張り散らしているのでしょうか。
私はギターをやりますが、本当にすごいギタリストに必要なのは「知音」=真実の共感者であり、それよりも自分自身の正直な心=魂との共鳴です。
人間それぞれトマトにはトマト、カボチャはカボチャ、にんじんはにんじんでそれぞれの真の独自性がある。同じセンス、同じ共鳴の周波数同士で共鳴しあえばいいのです。
アートというものはマニアックな面もありますが素人さんでもそのすごさ、魂はわかるものです。他人に迎合してウソポイ評価などを求めてはいけません。それこそなりすまし。偽の称賛や有名力や権威を好む人は真実よりも名利を狙う。好みもあるにはあるでしょうが、玄人目線ではこの人はちょっとまだ青い🍏ということがバレちゃうものなのです。
大切なのは誰に認められたいのかより自分が何をどう極めたいか。
芸や道を極める世界においては素人ちゃんの有象無象のパオーン🐘な称賛は意味がないのです。
道元禅師も「はずべくんば明眼の人の言をはずべし」と。ちゃんとわかる人の言葉を頼りとしなさいよと。
ギターの世界には仙人、神、人間国宝、さまざまな称号がありますが、それでもその称号よりもLIVEでどうか。
本当に最高のサウンドを放つときはプレイヤーもオーディエンスも完全同期。内なる共鳴。ギタリストも心と手とサウンドと顔とが完全に同期。空也上人の像ぐらいに「そのこと自体が最高」なのですよ。評価なんて後からのとっぴんぐ。大事なのは事実とのどっきんぐ。心とそのこととの完全一致。
劣等感と自己顕示欲と承認欲求を佛っ超えて最高のアートを生み出したミュージシャンといえばこの方ですね。有名力より事実そのものが評価よりも多くを力説している。魂を聴き取れる力が養われると評価よりも事実の方が重要だと見えてくるはずです。https://www.youtube.com/watch?v=7k07j7LcLqw
承認欲求の正体は目標の不在
相談文を読ませていただいて、感じたことは
『乗り越える必要あるのかな?』ということです。
あなたには、人気者になりたい欲求があり、
あなたの言う通り、人気者は自分の楽しいことをやっている人が多いです。
なら、あなたは承認欲求を乗り越える努力ではなく、承認欲求を満たす努力をすべきです。
写真を撮る技術をあげる。
文章を工夫する。
映える技術を磨く。
自分のカッコよさを高める。
役立つ知識をつける。
いくらでも方法があります。
黙って欲求が満たされるのを待っているのは愚者の選択でしょう。
もし、そんな行動をしたくないのなら、それは“欲求が強い”のではなく、“行動力が弱い”のです。
そんな状態であれば、欲求を抑える方法を考えるより、わずかでも行動できるように行動力を鍛えた方がマシです。
いいねを獲る。
これは、自分のフォロワーのニーズを掴み、満たすという行為です。
気遣いと、観察力と、行動力と、センス、コミュニケーション能力が問われます。
成し遂げられた時、自分が一回り成長していると感じることができるでしょう。
その成長から得た自信しか、自分を救ってくれるものはありませんよ。
質問者からのお礼
とても素晴らしいお言葉ありがとうございます。
また、頑張ろうと思います。