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輪廻の輪を制御したいです

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有り難し有り難し 16

こんにちは。お読み頂き有り難うございますm(__)m私はまだ知らされた訳では無いですけど、国に貢献した功績で成功したと思われる状況に有ります。私の悩みは何も知らされずに成功したと思しきことにより父と姉が国から贈られたと思われる私の成功の褒美を奪ってしまったことに有ります。具体的に父は私への褒美をきっかけに約30人以上の婚外子を儲けてしまったと思われます。この間私が受け取った褒美はゼロでした。私は現在独身なのですけど、父と姉は褒美を奪っただけでは飽き足らず私に結婚させないことで子孫に亘る利権についても妨害をして来て私の成功を乗っ取ろうと企図しております。私としては自分の輪廻の輪が金輪と表現出来るような立派な物に育ったことは嬉しいですけど、同時にこの金輪が私に制御できない状態に陥りつつあることも事実だと思います。後は、父が80才に近いので私より先に鬼籍に入ることに希望を抱くほかない状況にあります。こう言った状況を踏まえて私にどう言った選択肢が残されてるか智恵をお借りしたいです。私としては家族と縁を切ることも止むを得ないと考えております。どうかご教授の程宜しくお願い申し上げますm(__)m

2022年2月22日 16:32

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

人は生まれながらに出家・出離・自由の身。

何をなさったのかはよくわかりませんが、世の中は声を上げればちゃんと届くものは届く時代です。
声を大きく取り上げてくれる人たちもいれば、某新興宗教の教祖様の息子もYOUTUBEで一切合切暴露して出家世界からも出離しました。
私も坊さん業界は宗派のロボット人間、宗派スタッフの生産システムにしか感じないことがあり、宗派や僧侶たちからもいろんな意味での僧シャルディスタンスをとっております。シャレかい。
あなたもそうする気持ちで家族だろうが、お家ルールだろうが、あなたの働きや活躍を縮めてしまうのであれば上手に距離をとったり、発信すべきを発信された方が良いのではないでしょうか?
あの時にあいつにあんなことをされた―ということを一年365日の中で200日嘆くよりは20日でもその苦痛や理不尽、おかしな流れを変える動きをされた方があなたももやもやした気持ちが晴れると思います。
アナタは家庭に縛られているのではありません。
あなたが、家庭に縛られているとその都度思ってしまっているだけではないでしょうか?あなたは自由な発信と自由な活動をしてよいのです。

2022年2月22日 18:37
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有り難し
おきもち

ブレンディーさま

業(カルマ)の力は強力です。

釈尊、阿弥陀仏、いかなる如来といえども、衆生個々人のカルマに直接に介在して、そのものを救うことはできないぐらいに業は強力なものであります。

仏教は、その業をいかに清らかに、より善いものへ調えていくべきかという教えであり、この教えにより、自分を輪廻から救うのは、その教えを頼りとして、自分が、自分自身の業を清らかに、より善くに調えていくこと以外に方法はないのであります。

また輪廻を制御できるのは、とても普通の凡夫では不可能であり、煩悩障を断じた阿羅漢以上、第八地以上の菩薩などの聖者でなければ難しいものとなります。(では、葬儀の役割における引導はどうなるのかということですが、それについては別稿でかなり検討、精査を繰り返しています)

人として、あるいは天としての幸せ等は、確かに過去世からの果報ではありますが、人、天の幸せ、特に富や名誉等は所詮は儚い夢幻のようなものであります。

仏教では、来世の輪廻上における富や名誉等の幸せを求めるものではなく、この輪廻からの解脱、更には、全ての一切衆生を救うための悟りを得たいという志を持つことが大切なことになります。

自分も家族も皆も、この輪廻上で同じく等しく苦しみ喘いでいます。

自分も家族も皆も救われるようにとして功徳に励むことが大切となります。

父も姉も救われますようにとして善い行い、仏教であれば、六波羅蜜の実践に努めて参りたいものでございます。

それが父、姉への生前においてであっても追善供養というものになります。

合掌

2022年2月23日 9:08
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有り難し
おきもち

Eishun Kawaguchi
最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断...
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質問者からのお礼

eishun様
覚元様、

早速ご回答頂き有り難うございますm(__)m仏教としては解脱を促すほかないようですね。私は阿羅漢や、第八地以上の菩薩では有りません。しかし、ここまで成功したと“思われる”と、今さら悟りについて追究しようなどと言う心境にはなりません。私が不思議に思うのは、日本は仏教国でありながら何故これだけ現世益に拘泥する人々が多いのかと言うことです。そこに諦めることを身上とする仏教が関係してるかと言うことです。本当に、私に纏る人々が好き勝手行い、私から利益を奪おうとするので目眩がしそうです。父と姉のために行いを正すことは有り得ません。そんなことしたら悪の勝利です。そんなことするなら二人と縁を切ります

「輪廻転生」問答一覧

解脱する方法は確立されていますか?

私には、「もう二度と人に生まれたくない」という、漠然とした、でも強烈な願望があります。 生まれ変わった自分は今の自分とは関係のない赤の他人であり、そんなことを気にする必要はない、なぜそのような悲しいことを考えるのか、もっと楽しく生きなさい なんてことを言われたりするのですが、むしろなぜ他のみんなはそう考えないのだろうと思うくらい 私にとっては本当に強く願っていることが「もう絶対に、絶対に生まれてこないこと」です。 仏教には輪廻転生の考え方があり、その輪から外れる方法が解脱だと聞き齧りました。 まだ仏教について何も知らない人間の質問で大変恐縮なのですが、 つまり解脱することができれば、もう命として何かに宿ることは二度とないのでしょうか。 私にはそれがとても魅力的なことに感じます。そこで、解脱の方法とは、こうである、と言うものが確立されているのであれば教えていただきたいです。 でもきっと、そんな簡単な、うまい話はないのだろうとも思いますし、この質問自体どこかズレているのかもしれません。 もし回答できるものではないのだとしたら、自己研鑽として、仏教について学びたいとも考えておりますので、何も知らない人間がまず手始めになにをすべきかを教えていただけますと幸いです。 このような場を設けていただいていること、質問のご縁をいただけたことに感謝致します。

有り難し有り難し 28
回答数回答 3

神通力

 前回「釈尊の悟りは神通力を得た結果?」を投稿しましたが、当たりのようです。  駒沢大学学長を歴任された水野弘元先生の著書「釈尊の生涯」の「成道と三明六通」には「(前略) そして濾尽智通以外の五神通は、必ずしも仏教者だけでなく他の宗教家や鬼神狐狸の類に至るまでも、浅深の差はあっても、これも得ることが出来るとせられる」と書かれています。  三明六通の「六通」とは先ほどにに記述の「五神通」とあるように、「六神通」と考えることが出来ますので、「神通力」を得たと考えて差し支えないと思います。  古代インド社会では「輪廻転生」は常識であったそうですが、当時のインド宗教者は、互いに神通力を競い合ったと考えられます。  三明の最初の一明は「過去に関するすぐれた智慧の宿命通(宿命明)」となっていますから、釈尊だけでなく、それ以前の宗教者にもそこに到達して、「輪廻転生」が世間に広まったと考えられます。  余談ですが、阿含宗を創設した桐山靖雄師は、著書「輪廻する葦」のなかで、成仏法と称して、神通力を修練することを勧めたようです。私は読んでいませんので想像ですが、論理の「阿含経」ではなく実践法の「雑阿含経」を研究していたようです。

有り難し有り難し 4
回答数回答 1

輪廻転生の考え方について

質問が2つあります ①仏教では輪廻転生と言う考え方で生まれ変わると言われていますが 人口の増減についてはどう考えているのでしょうか? 今の日本の人口は1億人を超えていますが 奈良時代 大宝律令ができたころは310万人~320万人ほどだったようです。 日本史の教科書では 昭和初期の満州事変が始まった頃のことを 日本は中国人4億5千万人を敵に回すことになった と書かれていますが 今は中国の人口は軽く10億人を超えています 同じ国籍だけに輪廻転生するとは限らない 世界規模で考えるべきとしても 現在世界の人口は70億人程度いるようですが 1世紀に前に比べても数倍になっています もっと言うなら 数万年前の ~~原人 とかいたころはどうなのか? とか いろいろ説明がつかないことばかりです。 昔の 江原啓之さんが出てくるような心霊番組はテレビでやらなくなりましたが (便乗した霊感商法 悪徳商法がはびこるようになるとか、輪廻転生を信じた人が人生をやり直すために自殺するケースが出たなどの理由で弁護士などがテレビ局に抗議したそうですが) 当時の番組では江原さんは輪廻転生を言っていて 「あなたの前世は~」と言う話になると 全て人間であり、他の動物だったケースは見たことがありません。 しかし 全ての人間が また人間に輪廻転生をするとすると 個体数の関係で辻褄が合わないことになります。 これは仏教ではどう考えているのでしょうか? ②私は亡くなったら全て「無」に帰す 霊魂も輪廻転生もないインチキだ と言う考え方は好きではありません。 それは 大切な肉親を亡くし時点で「永遠の絶縁」を意味するからです。 死ぬことは怖いとは思いませんが、肉親と未来永劫絶縁になると想像するほうが怖いです。 霊魂や輪廻転生を完全否定する宗教家の方もいるようですが、肉親を亡くしたら情なんて捨てろ と考えているのでしょうか?

有り難し有り難し 34
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誕生の仕組み

 輪廻転生が真実であるとすれば誕生の考え方が大きく変わります。  まず結論から言いますと、「心は自分自身であり、親から貰ったものではない」と言うことです。 即ち自分の生老病死は自己責任であるということです。  ことわざからはじめますと、  「身体髪膚これみな父母より賜う。あえて損傷せざるは孝の始めなり」  これは身体だけであり、心は別ということになります。  「子は授かりもの」   もし心も親譲りであれば我が子であって、授かるとは言わないでしょう。  「とんびが鷹を産む」  親子の気質は別物であるという事でしょう。  「愚兄賢弟」  もし親譲りであれば、兄弟でも性格が違うとは、遺伝子的には考えられません。 原則的には類を以って集まるはずですから、性格が似ていることは多々あります。  臨死体験者(新堂のぶ子氏)の言葉(講演会にて)  「親が子を生むのではなく、子が親を選択する。」  ある宗教学者はネットで「龍樹と輪廻転生」と題し   「ブッダは、『大縁経』で、意識が母胎に流れ込むことによって、そして、そこで身心(名称と形態)が増大することによって、この世に転生するありさまを説明した。」と述べています。  「意識」は心と同一と考えてよいと思います。   以上が結論の根拠です。

有り難し有り難し 8
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ