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四十九日の重要性

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現在地元から離れた場所で医療従事者として働いてます。
先日身内が亡くなり、医療従事者である自分の県外移動はコロナのリスクもありますが職場と相談し、地元へ帰りなんとか葬式に参加しました。

そろそろ四十九日があり、再度職場と相談し地元へ帰ることになりましたが、職場としては「四十九日くらいでまたコロナ感染リスクのある県外へ移動するのか、親も何故この状況で医療従事者をコロナ感染リスクのある場へ誘うのか」という意見があるようで、直接私に言いはしないものの、そのような意見があることを間接的に知ってしまいました。

私としては故人を偲ぶ意味はもちろん、身内の不幸にあうことなく生きてきたため、冠婚葬祭の社会的マナーについて学ぶことも含めて(不純な考えかもしれませんが社会経験が薄く、マナーを学びたい意識が強いです)四十九日にも、コロナの心配はありますが出席しようと考えました。

現在のコロナ社会において、医療従事者である私が四十九日に参加するのは軽率な、非常識な行動でしょうか?
一般的な感覚が分からないので正直な意見を聞いてみたいです。

2022年3月9日 22:21

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

長い目でお決めになって下さい

Orangeさん お悩み拝読しました。今の状況下で大変難しい問題ですね。

法要は残されたものにとってとても意義のあるものです。亡き人へお経を読み、家族や関係者と集うことで、残された人たちは死を受け止めることが出来たり、悲しむ気持ちを共有することで癒されることもあります。
最近は、少し緩くなっていますが、コロナが流行り始めた当時は、長男で喪主に当たる方でも県外では帰ることができない時もあり、大変な時期だと痛切しました。最近は県外の方がいても、誰かが何かを言うことはなくなりましたので、世間的には寛容になってはいるように感じます。Orangeさんと亡くなった方がどのくらい近しい方だったかにもよりますが、後々後悔する可能性があれば、また参列することで故人との関係が落ち着くようでしたら行くことも良いと思います。
しかし、コロナ禍である今、家族や会社の方の意見を聞くことは、後々のことを思えば必須のように思います。医療従事者や教育関係など、多くの方に接するお仕事であれば尚のことです。相談した上で、最終的にはご自身が決めるしかないのでしょう。

冠婚葬祭のマナーを学ぶことについては、コンピュータに詳しい人がいればzoomで参加するなど、他の方法を考えても良いかもしれません。お花やお供えをお送りして、故人への気持ちをお伝えしてもいいですね。法要は、新盆や一周忌、お彼岸など、故人の遺族の意向にもよりますが、先々続いていきます。そういったときに改めるか、感染レベルが下がったときにお墓参りをしながら遺族の方に聞くなどもいいかもしれません。この時だけ、と限定せず、長い目でお決めになったら良いと思います。ご遺族も今の時期故に理解してくださると思います。参考になるかわかりませんが、良きお参りになりますようお祈りしております。

2022年3月9日 22:46
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おきもち

曹洞宗(禅宗)僧侶。スピリチュアルケア師。 もの心がついた頃から「生きる...
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お寺的には問題ない

感染対策をしっかりとった上で参加するのであれば基本的に問題はないでしょう。
それは一部の人の意見に過ぎないわけで、それが正しいわけではないですから、気にしないで大丈夫です。
クビになるわけではないでしょう。

供養は基本気持ちです。ねばならないものではありません。人の気持ちがよくわかる人は気持ちよく送り出してくれるでしょうし、わからない人は嫌味を言ったりするのでしょう。

ただそれだけのことですから、大勢の中で飲食などしなければ良いのですから、問題なしです。

2022年3月9日 22:42
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おきもち

禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺副住職。 悩みを吐き出す事で、ちょ...
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質問者からのお礼

慈正様
ご返事ありがとうございました。
今回はコロナ予防体制をしっかりしつつ
参加しました。
今回でひとまず一段落し、先々続く法要には状況を見ながら無理せずに行うようにしたいと思います。

邦元様
ご返事ありがとうございました。
供養は気持ち、というお言葉とてもありがたいです。
職場のある人から嫌味を言われ、あまり良い気分ではありませんでしたが、今回参加し一段落できたことは良かったです。

お二方ご返信ありがとうございました。
貴重なご意見とても参考になりました。

「法事・法要・49日」問答一覧

菩提寺不明、法事を忘れた!

見つけてくださってありがとうございます。お恥ずかしい話です。 祖父の命日も三回忌もすっかり忘れてしまいました。そして、菩提寺不明、故人と私は違う宗派な状態ですが、宗派が違うお寺さんに拝んでもらってもいいのでしょうか。 私は、臨済宗妙心寺派の宗派です。 私の父方の祖父(故人)は、私と同居しておらず、おじ夫婦と一緒に暮らしていました。元々おじ夫婦は、私と同じ宗派だったのですが、おじが仏教系の新興宗教に入りました。祖父はわけもわからないまま、その新興宗教に入っています。 おじの新興宗教入会(?)がきっかけで、おじと他の兄弟で分裂し、音信不通です。 時間がたつにつれ、私の父は故人に、兄弟達は病気に、で、動けるのが私だけとなりました。 おじは新興宗教(先祖供養を大切にしている、とネットに書いてありました)に一生懸命な人なので、もしかすると、法事をしたのかもしれません。宗派によってはしないのかもしれません。しかし、歴代の同じ宗派の先祖の法事をやらなかったことを考えると、祖父も…と考えてしまいます。 三回忌も命日も忘れ、どうしようと悩んでいます。 三回忌に間に合っていないのに法事をしてもいいのでしょうか。 位牌もなにもない、菩提寺もわからないですし、宗派が違うのですが、お寺さんにお願いしてもよいのでしょうか。 唯一わかるのは、お墓です。 よろしくお願いします。

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亡き父の年忌法要をあげたくありません

年少のときに母が精神疾患を発病。 父は、大して面倒も診ずに放置。 母は医師の力でなんとか病気がおさまりました。 しかし私が小学生の時に再発。 その後20年間父は、精神疾患を抱えた母を自宅に放置しながら、 自分の給料をギャンブルと風俗につぎ込み、家にはお金を入れない状態が続きました。 私が成人したあと精神疾患について調べ上げ、入院と適切な治療が不可欠と判断し、きちんと面倒を見てくださる病院に入院。先生方のご尽力もあり、母は快方に向かいました。 その後、平穏な暮らしが戻りましたが、数年後に母は末期癌を発病。 母が他界するまで、積極的に治療にかかわろうとはしませんでした。 父は母の遺産をギャンブルで使い果たしました。 そんな父も数年前に他界。 家族を苦しめ続けた父を供養する気持ちなど、まったくありません。 墓石に戒名を刻みましたが、消したいくらいです。 骨も適当に海洋散骨したい気分です。 そんな父ですから、親戚の墓参はまるでありません。 墓は父方の墓です。母も入っています。 父方の先祖はあったこともありません。 相談です。 父の供養をしたくありません。父の先祖なんで知ったことではありません。 寺から知らない先祖の50回忌あげさせられて、怒り心頭です。 なぜ、知らない先祖の供養のために高い金払わされて、会社休んで読経聞かなければならないのか。 父方の先祖代々の墓を適当に処分して、愛する母だけきちんと年忌法要したいのです。 お知恵を拝借ください。

有り難し有り難し 4
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僧侶として人として

父兄は曹洞宗の住職、副住職の僧侶です。 寺族である母が亡くなりました。 その後四十九日、秋春のお彼岸、一周忌、新盆。 何も連絡がありません。 伯母や従姉妹達にも連絡はありません。 亡き母の誕生日に孫達が実家に集まる事も拒否されました。 理由を教えてくれる事もありません。 こちらからの連絡は直接してはならず弁護士を通すように伝えらています。 法要とは故人を偲び、残された遺族が悲しみをのり越えて生きていくために、心の折り合いをつける大切な仏教行事であると思っています。 その機会を尊敬していた僧侶である父兄に一方的に奪われて 驚きと理不尽さと不安で心がいっぱいです。 今年は三回忌になります。 たぶん連絡は来ないでしょう。 お寺で産まれ、一生をお寺の為に尽力した母があまりにも可哀想で不憫でなりません。 今後、僧侶として檀信徒の方々に何を布教していくのでしょうか。 僧侶も人間です。 間違いも犯すでしょう。 保身に走りたくなる気持ちも分かります。 でも、逃げずに向き合う時は必要です。 やってない。俺じゃない。知らない。覚えていない。分からない。 と逃げ回っていても誰も解決などしてくれません。 誤魔化し、嘘をつき、欺くことをやめて 自分の立場を自覚して誠心誠意、他者に対して心を尽くす事を 人して僧侶として今生を生きて欲しいと思っていますが、 無理な願いでしょうか。

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亡くなった母についての質問です

いつも参考になる回答ありがとうございます。 母が亡くなってから、明日で四十九日となります。四十九日に関して気になったことを質問をさせていただきます。 五七日の翌日、祖母の下へ母が来たそうなのですが、その時母が「私何か悪い事したかな」と言っていたそうです。 調べてみたところ、五七日は生まれ変わり先が決まる日だと書いてあったので、自分は勝手に「生まれ変わり先が、母にとって良くない結果だったのかな」と考えてしまいました。 お坊様は母の発言についてどのように考えますか? また、四十九日までは、母が見守っているのだと思って過ごしていたので気持ちが少し落ち着いていたのですが、四十九日経つと母の魂があの世へ旅立ってしまうということを知り、不安になってしまいました。 「すぐに生まれ変わるのか」「見守っているのか」「修行などをして過ごしているのか」など、様々なことを考えてしまいます。(そもそも四十九日や、その日までの解釈が間違っているかもしれないですが) 旅立ったあとは、何をしているのでしょうか? 色々と考えてしまいすぎて、あまり良くないと思いますが、気になってしまいます。答えられる範囲でいいので、回答いただけると幸いです。 拙い文章で長々と申し訳ございません。

有り難し有り難し 5
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父の三回忌を教会でしたいと義姉が言います

質問させていただきます。 お寺にお墓のある人の法事を、教会で行うというのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? また、義姉と折り合いをつけるにはどうすればよいでしょうか。 . 私の父は2年前に亡くなり、この度3回忌を行うこととなりました。 そこで私の兄のお嫁さん(以下義姉)が「キリスト教の教会で三回忌をしたい」と言って揉めています。 義姉は2年ほど前にキリスト教になり、教会へ通っています。普段会っても勧誘や説教はされなかったので今回突然のことに驚いています。 . 父が熱心な仏教徒であったわけではないのですが、父の墓は浄土真宗のお寺にあります。わざわざ教会に死んだ父を呼びつけて法事を行うというのは違和感です…。 . そのため それはおかしいのではないか、と義姉を諭すと泣いて癇癪を起こしてしまいました。 義姉の言い分は「教会の方が安く済ませられる」「お寺は家から遠い」「自分の信じていないものにお布施をしたくない」「教会の神父さんにももう頼んでしまったので後には引けない」などです。 . それならお金は払わなくていいし来なくていいとも伝えましたが、そういう問題ではないそうで。 兄は家庭を大事にしており、義姉には強くものを言えません。私も兄の家庭には平和であってほしいです。 しかし今回の話があまりにも平行線であるため、本職の方の意見をお伺いしたく書き込みました。 . 最後に重複となりますが、「お寺にお墓のある人の法事を教会で行う」というのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? 義姉と折り合いをつける方法はありますでしょうか? 私としては先祖を改宗させるような行為はバチ当たりなのではと思ってしまいます…よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 18
回答数回答 2

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ