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振ったら相手が飛び降りました

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 2年ほど遠距離恋愛をしている彼女と、この前まで半年同棲していました。相手が大学へ復学するのでまた遠距離になりましたが、同棲中も遠距離中も喧嘩が絶えませんでした。別れ話もおそらく50回ほどもしています。3日前ほどに、ささいなことで喧嘩になり、着信拒否をされて、大泣きしました。それでまた仲直りして、そのあとにまた「友達に戻ろう」と言われました。その時、相手はとてもスッキリした感じで、元カレと連絡をとってみるだとか、依存してただけだと気づいただとか言っていたので、今回は本気なのだと思いました。自分は「三年間なんだったの」「少し距離を置こう」と言ったのですが、聞き入れてもらえませんでした。それでもう本当にこの恋愛は終わったのだと思い、諦めて、最近知り合った女の子に告白して、付き合うことにしました。これが昨日の話です。
 それで今日、SMSで「結婚したい、あなた以外考えられない」という旨のメールが来ていて、電話もかかってきました。付き合わないと今から飛び降りると言われました。僕の父親も混ぜたりして話し合ったのですが、僕はもう喧嘩ばかりの恋愛が嫌なので、ずっと嫌だと言い張ってました。どうせ脅しだと思っていたので、「ほかに好きな人ができた」ということも伝えました。
 その後、長文で人生で一番楽しい期間だったとか送られてきましたが、無視していました。すると相手の母親から飛び降りたというメッセージが届きました。幸いに近所の方が通報してくれたみたいで、今は手術をしているみたいです。
 正直気持ち的には冷めていたのですが、半年間一緒に住んでいたのでいろいろ思い出してつらいです。あと「自分が付き合うと言っていればこんなことにならなかった」と自分を責めてしまってつらいです。
 相手の母親は、もう大丈夫だから、今の恋人を幸せにしてあげてくださいと言っています。父親は、しょうがない、誰のせいでもない、と言っています。が、思い出と罪悪感が、どうしようもなくつらいです。
 どうしたらいいでしょうか。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

彼女が自分と向き合う問題。連絡は断ちあなたも自分の道を歩んで

そうですか。。。彼女は、自暴自棄になっておられたのかもしれませんね。自分が追い込まれた時、突発的にということもあります。

手術をなさっているとのこと。無事回復してほしいですね。やはり心配ですものね。

喧嘩ばかりの関係で、それでも彼女は あなたに依存していたのかなと思います。感情的に振り回されることも多かったのではないですか。それは、お互いにとって疲れた付き合いになっていたと思いますし、相手を想うことより、傷つけてしまう関係は終えたほうがいいよね。お互いのためにね。

これは、彼女が自分と向き合う問題だから。あなたが優しさを向けると、また依存が始まってしまう。彼女のためにも、もう連絡は断ちましょう。そのほうが、お互いが前を向いていけるわ。

あなたも、自分の道を歩むこと。それが、彼女を自立させていくと思います。そっと、遠くから、見守っていけたらね。

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はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、サポートしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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どちらもかわいそうです。あなたもかわいそうです。
ですが、この話はあなたから一方からのお話なので、事の真相はわかりません。
いずれにせよ相手を自殺すると脅迫することや無自覚ハラスメントや相手を心理的にも束縛すること、相手を追い詰めるような関係であれば一緒にいるべきではありません。言うとおりになってくれないなら死んでやるというのも無茶な話です。
第三者からの立場での率直な感想です。
人生の主人公は誰もが自分。だからと言って相手に迷惑な自分勝手なことをするようなエゴ的自分が主人公でもいけません。相手にどんな影響を及ぼすかわからないこの自分。自分の行い、言動も含めての自己なのです。
あなたと彼女との交際・同棲中にあなたも彼女に対して何か言ったり、50回も別れ話になるようなことが実際にあった。そういうことが繰り返されお互いを疲弊させ時に期待させ、浮き沈みを繰り返した経緯こそ、今の心理・結果を生み出した背景でもあるわけでしょう。
仏教では相手への依存は良しとはしません。
夫婦であっても親子であっても、お互いが最高の生き方をよりどころとするのです。それぞれの命だからです。
人生において頼るべきものはそれぞれ個人の「正しい生き方」なのです。それを法と言います。大自然の法則、人間の法則、生物の法則、お互いに傷つけあわない法則、心が乱れない法則、エゴや自我・自己中心的な思いに振り回されない法則。その法則にのっとって生きることが仏の道、仏の戒というものでもあります。別にそれは坊さんだけがやるべきことではなくて、人間誰もが必要なことなのです。人間も人によっては気性が荒く手の付けられないような人も沢山おられます。そういう人であっても心穏やかになれる生き方というものが戒であり律というものです。
それは人類の歴史の中で、やはりこういう生き方をするとお互いが傷つけあう事になるからちゃんと最低限こういう事だけは守ろうよ、という恋人間、人間同士のルールにもなるものです。
どのぐらいの高さから飛び降りて、どのくらいの後遺症が残られるかはわかりませんが、あなたも心配かとは思いますが、彼女は残念ながらあなた抜きで幸せになってもらうしかありません。今の彼女との関係においても関係がこじれることにもなるかもしれませんので家族も交えて相手の尊厳を敬いこれ以上の悲劇を生み出さないように丁寧に行いを修されますように。

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今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

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