心が折れたときの対処法
私は転職活動を数年前からしていますが、うまくいきません。いろいろ言われまくりです。価値がない、死ね、女は接待してりゃいいんだよ、等です。
はっきり言って心が折れました。自信をなくしました。
負けるか! そう思えなくなりました。
そこで、お坊さんは心が折れた、自信をなくした事はありますか?
そういう時、どう乗り越えられたのでしょうか?
お忙しい中、大変恐縮ですがご回答をお待ちしております。
よろしくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
凹む必要なんてなかったと気づく
私も色々言われて心折れる時ありました。でも、そんな時は誰かにとことん聞いてもらい手放すか、坐禅して心が落ち着くまで話さないようにしていました。
嫌なこと言う人いますよね。
私も知らずに言っているかもしれません。大切なことは言葉はその場で消えていると言うこと。あとは記憶という名の幻想のみ。本心は言葉とは違うかもしれないし、それを知ることは本人以外分からないわけですから、追わないことです。
思い優先の生き方になっていることに気づき、リアル目の前の様子に思いが一切ついていないことを知るのです。テレビ、冷蔵庫、スマホ、バック、枕、全部思いとは違うもの。そうやって生きている。五感は好き嫌い言わないでしょ。目、耳、鼻、舌、身体、全部ありのまま、今の様子を受け入れ好き嫌い損得言いません。そうやって素直に行きている事実リアルに目を向けるのです。その場その時に生きている。それ以外生きられないようになっている。
思いは思い、そっとしておけば消え去ります。
折れたら、新しい心に交換
有名なアスリートが「心が折れた」という表現を初めて使ったことから、その表現が広まったとテレビで聞きました。
言葉は、たとえば「ウサギの角」など、実際には無いものや、想像すらできないものを表現できます。
しかし、実際に無いものは無い。
「心が折れる」という現象も実体の無い幻です。
仏教では、心は無常だと考えます。
心は瞬間ごとに浮かんで消えて変化しています。
仮に「心が折れた」としても、1秒後には新しい心、つまり新しいあなたに交換されています。
問題は、思考が過去の記憶データに囚われて、すでに過ぎ去ったはずの苦痛を何度も何度もリピートしてしまい、嫌な気分を長時間・長期間分泌し続けることです。
せっかく心が無常なので、過去への思考は早めに過ぎ去らせましょう。
雲は月を隠せても月を壊せない。
妄想雑念の雲が過ぎ去れば、心は静かな月。
なお、瞑想や念仏は、妄想雑念を過ぎ去らせるスキルにつながります。
追記
「心が折れる」人の特徴として、過去の苦しみや未来の目標に関して強く想いを巡らし、自分を鼓舞し続けて必死で頑張っているのかもしれませんね。
そんな大それた想いは不要です。
今できることをできる範囲でやれば良いと気楽に。
また、子供のように、昨日ケンカした相手とでも今日は気にしないで笑って遊べるような、気分のリセットを。
いずれにせよ、瞑想やマインドフルネスをやってみてはどうでしょうか。
質問者からのお礼
邦元 様
おはようございます。
ご回答をいただき、有難うございます。
なかなか頭で分かっているのですが、心が分かってくれない状態です。
『「今」の五感のみ』そうなんですよね。思いとは厄介です。早く手放したい、そう思います。
願誉浄史 様
ご回答をいただきまして有難うございます。
「心は無常」。なるほどと思いました。それと同時に、やはりどうしても分からないのです。心が過去に囚われて、過ぎ去ったはずの苦痛を何度もリピートするからこそ苦しいのだ、という事が。うまく説明できないのですが、分かっているけど納得できない感じです。逆かもしれませんが。
分かる事は、この考えがまた苦痛を作っている、ということは分かるのですけど。
願誉浄史 様
追記、有難うございます。
一度、全てリセットして、もっと気楽に今を「今」を生きてみようと思いました。
やっと分かった気がします。
有難うございました。
せっかくご回答をいただいたのに、あれから1ヵ月経っても同じ事で悩んでいます。
申し訳ございません。