強迫性障害
何度か相談させて頂いております。毎日強迫性障害の加害恐怖で辛いです。助けてください。勝手に頭の中で人に対して怖い事が浮かびます。この間は町で歩いてる赤ちゃんに対して
「赤ちゃん殺しちゃおうかな」と浮かびました。怖いです。そんなこと思ってないです。本心とは真逆の事が浮かんできます。誰も殺したくありません。そんなことしたくないです。殺人は一番してはいけない事だと思っています。自分でもしないと思っています。けれど頭に浮かんでしまいます。
精神科にに行き治療していますが希望が持てません。誰かを傷つけるくらいなら死んでしまいたいです。自分で自分のことが嫌いです。
私はどうしたら良いですか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたは全く悪くありません
飴花 様
あなたの場合の強迫性障害は、幼き頃の「幼少期から腎臓の難病と小学生時代に虐め」にあるように思います。おそらくその頃に、他人は怖いものと無意識のうちに刷り込んだのでしょう。あなたは全く悪くありません。この「他人は怖いもの」から心身を守ろうとして意識せずに起こってしまうのが、強迫・加害です。つまり何らかの精神状態の時に自分の心身を守るために起こってしまう誤作動なようなものです。あなたが悪いのではありません。あなたのせいでもありません。
ですので、まず、幼き頃の自分を癒すことが必要です。心療内科や精神科あるいはセラピストに、過去の幼き自分、危険を感じた自分を癒してもらって、優しさや愛で包んでもらいましょう。優しさや愛で包まれることによって、今度は、今のあなたが幼き自分を癒す、優しさで包む、「もう大丈夫だよ」と声をかけることをして充分に幼き時の自分を癒しましょう。何度も優しさや思いやりを向けることをしてください。優しさが今のあなたを包むようになるまで。(セラピストについてもらうといいかもしれません)
そして、加害的な幻想の言葉が聞こえてきたら、こう言いましょう。「忠告ありがとう、私は優しさや愛で人と接したいので、もう話さなくてもいいよ」と。
もし「ものを盗れ」と聞こえてきたら「お金を払ってまで買う価値がないよと忠告しに来たんだね、でも大丈夫、自分に思いやりを向けて判断して、必要なものだけ購入するから」とか、
「人に危害を」と聞こえてきたら「忠告ありがとう、私がまだ対人に慣れてないことを教えてくれたんだね。じゃ、少しだけ距離をとって、優しく微笑んでみるよ」って、自分の声に応えてみましょう。
練習が必要かと思いますが、自分の事も声も否定せず、思いやりを持って応えるということを心がけてみてください。大丈夫。安心して。優しさが包むから。
一礼
その様な自らを自覚してから
拝読させて頂きました。
あなたが人を殺してしまうことがアタマの中にフッと湧いてくるのをとても怖いそんなことを考えてしまう自分のことを恐ろしいと思っておられるのですね。あなたの心について詳細なことはわからないですけれども、あなたがとても困っておられることは充分伝わってきます。あなたのことを心よりお察しします。
あなたは今様々な情報の中で生きております。あなたが知らず知らずのうちにいろいろな情報や出来事や感情があなたにもたらされているのです。ですからあなたにもたらされる情報の中には様々な悪意や悪言や悪行ももたらされているのです。
あなたのアタマの中ではふとした瞬間刹那刹那にはいろいろな考えや言葉や行いが浮かんでは消えていくのです。
その考えや感情や衝動の中に殺意や暴言や暴力、怒りや憎しみや怨みや妬みや迷いや苦しみもありますでしょうし、様々な欲望や欲求や貪りや満足や解放や快感も浮かんでくるのです。日常生活の中では何げなく生きてはいるものの私達の心の中でその様な恐ろしいことや驚異することもうずまいているのです。それはもとも持っているというよりは様々な情報によってもたらされてきたり、何かしらのきっかけで湧き上がることもあるのです。
ですから私達の心の中にはその様な恐ろしいこともあれば素晴らしいことや尊い大切なこともあるのです。そのことを自覚していくこともとても大事なことです。
逆にだからこそ自分自身を見つめていくことや治めていることがとても大事ですよね。
善き考えもあれば悪しき考えもあり、善き言葉もあれば悪しき言葉もあります。そして善き行いもあれば悪しき行いもあるのです。それを知ること、そしてどう考えてどう言葉にしてどう行動して生きることが良いかを考えて判断して行動するのです。
ゆっくりとあなた自身を見つめていきましょう。
あなたがこれからの未来を自分にしっかりとお向き合いなさり、自ら考えて行動なさっていかれます様に切に祈っています。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
今度主治医に幼少期のことを話してみようと思います。
ありがとうございます。
良い考え行動を取り入れて行きたいです。