夫に優しくするには
一歳の子供を育てている主婦です。
夫は子供の面倒をよくみてくれるのですが、ささいなことで腹をたててしまいます。
例えば、私は休日も夜泣きで起こされ、朝も朝食を作るため早く起きなければならないのに、ゆっくりと遅く起きてくる夫にイライラします(夫とは別の部屋で寝ています)。その上、子供の泣き声で目が覚めたなどと言われると、ますますイライラします。
ご飯を食べていても子供は私にばかり抱っこをせがみ、のんびりと食べる夫にイライラし、羨ましく感じてしまいます。
毎日働いてくれている夫には感謝していますし、本当はもっと夫に優しく接したいのですが、どうしても私ばかりが苦労していると思いそれができません。冷たい態度ばかりとってしまいます。
どうすれば、夫にもっと優しくすることができるでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
多くの方がそのことに悩んでおられます
私は滋賀県の彦根市近郊に住んでいます。はっきりいって田舎です。でも、転勤族のご夫婦も多いので、なんとなくそちらの状況が見えるような気がします(違っているかもしれませんが)。
あるお寺で「子育て広場」をなさっていた時期がありました。まだ本当に小さいお子さんを連れた若い奥さんが何人も来ておられました。少し例外はありましたが、ほぼ決まって地元の人ではない、つまり転勤族の奥さんでした。田舎なのに地元育ちで地元に暮らしているお母さんはごく少ししかおいでになりませんでした。
転勤族なので彦根には基本的にお友達はおられませんし、もちろんご両親も遠くにお住まいです。もちろんラインをはじめとする電子機器でのやり取りはできるのですが、そうしたものとは異なる、息遣いまで感じられるような人間関係はなかなか構築できません。
ご主人は朝出ていき夕方帰ってくればよい方で、夜遅くなったり出張したりします。外国となると何日も家を空けることになります。家にいても仕事のことが気になるのは会社員の方も私も同じです。それはある種、仕方ないことです。
つまり奥さんは、子育てという難事業を一人で行わなければならず、友達も肉親も近くにおらずたいへんなばかりで、しかも孤独です。
上記はあなたの現実と違うところもあるでしょうが、そのままあてはまるところもあるでしょう。さびしさの解決をご主人に求めるのは当然で変えてもらえるところは変えてもらうようにお話ししてみてください。
しかし、全部をご主人に求めるのは無理があります。もともと村落共同社会で生きていた私たちは大家族で生活し、周囲に親類縁者や友達がたくさんいるなかで生活していたのです。それが急に大きく社会制度が変化し何重も人間関係から切り離されて、ご夫婦だけで暮らしていかなければならなくなったのですから適応しづらいのが当然なんです。
本音がぶつけられる誰かを見つけてください。いまは無料でいくらでも話せる時代ですが、リアルなつながりを安全に提供してくれるお寺やキリスト教会もたくさんありますよ。宗教はあなたのような人のためにあります。
追記
外に目を向けてください。しかし、だれもが信頼できるわけではありません。お坊さんも決して例外ではありません。私たち夫婦の仲人夫妻のような恐ろしい聖職者もゴマンといます。よい人を見つけてください。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
まるで私の身の上を見抜かれたようで、驚きました。仰る通り、私は結婚とともに地元を離れ、両親も友達もいない中で子育てをしています。
夫へのイライラは、孤独からくるものなのですね。夫にばかり頼らず、頑張って外へ目を向けてみようと思います。