阿字観や瞑想を独りで行うことについて
・お坊様へ
座禅や瞑想を独りで行うと危険ですか?
「現実世界に戻ってこれなくなるかもしれない」と、お寺の方に言われた事があり怖くなりました。そんな不思議な事があるのでしょうか?
・真言宗のお坊様、チベット仏教に詳しいお坊様
阿字観やチベット仏教の瞑想もしてみたいと思い、色々な本を読もうと思っています。本を手掛かりに阿字観やチベット仏教の瞑想を独りで行おうと思いますが、やはり独りで行うと危険はあるのですか?
皆様方、お教えくださいますと大変ありがたいです。
よろしくお願いいたします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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文字の怖さ
本を読むという行為は、自分というフィルター越しに読み理解するということです。つまり書き手の意図を歪めてしまうきけんがあります。
そして何より書き手が本当の体験者かどうかということもあります。
禅の世界では正師との出会いを大切にします。正師の指導のもと座ることが大切です。自分勝手なズレた行をいくら続けても、修行にならないですし、下手したらエゴの塊が出来上がるということにもなります。不立文字です。
文字には色が付きやすいです。納得し悟った後に読んでみる方が良いと思いますよ。
数息観やトンレンといった瞑想であれば、それほどリスクはないと思いますが、やはり正師につくのご王道ですね!
チベット仏教関連でいえば、吉村均先生という方が、様々なリンポチェとつながっているので、オススメですよ。日本仏教も、チベット仏教と分け隔てること(別物として取り扱われること)なくそこで学べます。
また、瞑想の代わりとして、ダンマパダといった和訳された経典の音読もおススメです。心を込めて読めば、瞑想と同じような効果が得られるかと思います。
質問者からのお礼
Ryuko様、邦元様、さっそくのお返事ありがとうございます。
やはり正師につくのが良いのですね、わかりました。
Ryuko様
数息観やトンレンなどの低リスクな方法と、瞑想の代わりとしてのダンマパダの音読を教えていただきありがとうございます。吉村均先生についても調べてみます。
ありがとうございます!
邦元様
文字を読む事の危険性として、書き手の意図を歪めてしまう事があるとは思いもしませんでした。気づかせてくれてありがとうございます!
やはり「正師」につくのが大切なのですね。
ありがとうございました。