「母親」としての子育てが死にたいほど嫌
大変不謹慎な内容ですみません。
私は優しい夫と結婚し、すぐに子どもを授かりました。妊娠中は我慢も多かったのですが、仕事をしつつ会えるのを楽しみにして、無事安産で元気な子どもを産みました。
しかし出産して間もなく極度の不安や恐怖を感じお世話ができなくなり、明らかに様子がおかしく、医療機関を受診したところ、鬱と診断されました。
その後子どもへの拒否感も強く出てしまい、今は理解も優しさもある夫の実家に子どもを育ててもらっています。
里帰り先の自分の両親も理解して良くしてくれ、こんな恵まれた状況なのに、自分が「お母さん」になることがたまらなく嫌で辛くて、逃げ出したい、ひどい時には里子に出したい、それか私が死にたいと思ってしまいます。
どうして嫌なのかは、おそらく「母」としての責任を負うこと、これからのお世話が未知な事であること、日々のお世話と家事、仕事を両立すること、自分の時間がなくなることなど、世の中のお母さんが当たり前にしていることが、私にはものすごいハードルに感じるからだと思います。
こんな罰当たりな相談で本当に子どもにも家族にもこちらにも申し訳ないのですが、死にたいと本気で思ってしまう私にご助言ください。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
誤認や誤解、間違った捉え方がアタシを苦しめていると知る。
あなたのお母さんがあなたをそこそこ成長するまで育てるのに、それほど嫌がっていたのでしょうか?
あるいは世間のお母さんたち、ママさんたちも、そりゃぁ時にしんどい事はあると思いますが、程度の差あれこそ子育てはみんな誰でも大変だったり何でもないことなのです。
「わたし、母になる。」「母としてこうしなければならない。」「子育て奮闘!」というようなことを考えたり、むずかしいことであるかのように特殊に考えたり、身構えるとそのことを深く考えたり、もしもこんなことがあったらどうしよう?という「今別に実際にそんなことが起きたわけじゃないのに無駄にその事ばかり考えて悩む」心理が生まれます。
完璧を求める心理があると今の自分ではいけないような追い詰められる心理が生じます。
よって、むずかしく暗く考えることをまずやめる。
「人は人と接するだけのことでは?」
そこそこでいいのだ。
できるかぎりでいいのだ。
そんなに難しいことであると思わなくていいのだ。
そう思うことからです。
そして、子育てとか母親という言葉に対する自分のマイナスイメージや不安に思ってしまうことの本当の心理に向き合うことです。
たとえば、ご主人に対してとりつくろっていることがあったり、ご自身の親御さん、相手の親御さんに対してとりつくろっていることがあると、心理的負担を感じるものでしょう。
60点でいいんです。50点でもいいのです。
料理も初めて作る料理はうまくいかないものでしょう。
大事なことは事前の設定や評価よりも、車であれば運転すること。安全運転すればいいだけの事。船であれば乗ること。乗り物酔いをしないで済むように波に乗ること。
波に乗って進んでいる時に、アトサキの不安や評価は要りません。
船酔いがあっても別に自分が死んでしまったわけでもありません。
今日も世界中の各地で急に誰かが亡くなられてしまったり、新しい命が誕生されたりしています。それでも、別にこの世の終わりでも何でもありません。
人とは縁と縁の関り、和合、ケミストリーがあるだけです。
今これを読んでいる時にあなた自身の運転=生活・生きているということ・ご飯を食べた・これを見ているということになにか支障はありましたか?なかったはずです。平常運転。ただ当たり前のことがあっただけ。
それでいいのです。それをすること、不足を補ってあげることがあなたのできることです。
大切なあなたの優しい思いが隠れている
たんぽっぽ 様 相談ありがとうございます。
少し回答が遅れましたが、以下を参考にしてください。
あなたは、沢山の不安を抱え込んで、さらにその不安をモンスターのように膨らまして扱っているようですね。一つ一つマイペースで解消していきましょう。
まず、社会資源を頼りましょう。
産後ケア施設のことです。できればシュートステイで初めてのお子様の悩みを打ち明けらえる環境のところがいいですね、子ども家庭支援センターなどでもいいと思います。さらには家事代行を使って支援センターにでかけてもいいといます。なるべく同じような環境の人と悩みを打ち明けられるようになるといいですね。一人で抱え込んだ不安や悩みは、親しい人や信頼できる人に聴いてもらうことで和らいでいくことが多いと思います。
そして心と体のケアです。お医者さんを頼りながら、優しい温かい雰囲気で、悩みを打ち明けられる環境になじみ、自分自身に優しさと温かさを向けられるようになり、体は冷え性とか貧血などが減って栄養がしっかり取れるように心がけてみてください。そうすると「世の中のお母さんが当たり前にしていることが、私にはものすごいハードルに感じる」が、だんだんと低いハードルの感じるようになるでしょう。もちろん信頼できる精神科の先生のアドバイスも必要かと思います。
罰当たりな相談でもなく、申し訳ないこともない。誰もが抱える悩みです。
子育てに対する考え方・捉え方がマイナスではありません。マイナスだと思っていることに大切なあなたの優しい思いが隠れているのだと私は思います。
少し時間がかかるかもしれません。焦らずまたどうぞご相談ください。
追伸:お礼メッセージありがとうございました。焦ることなく、まず自分事でいいので自分の出来ることから何か始めてみましょう。少しでも何か出来たら自分にOKをだしていきましょう。ご縁に感謝申し上げます。再礼
質問者からのお礼
迅速に優しく親身になったアドバイスをくださり本当にありがとうございます。
何度も読ませていただきました。
やはり私の子育てに対する考え方・捉え方がマイナスなんだと改めて気付きました。
なかなか考え方を変えるのが難しいのですが、いただいたお言葉のように考えてみたいと思います。
本当にこのたびはありがとうございました。
大変優しくありがたい言葉に心が癒える思いでした。
本当にありがとうございます。
自分の中にあるであろう優しい気持ちを忘れずに、子どもに向き合いたいと思いました。
またご相談させていただければ幸いです。