どこまでが両親の問題で、私の問題なのか
今年の3月に主人の不貞・暴力による離婚を相談した者です。
その後、主人との件は弁護士先生に任せ、子供と実家に戻り、生活の安定を図ってきました。
しかし、元々私は幼少期から実家との折り合いが悪く、当時は理由を言語化できませんでしたが、実家は窮屈で息苦しい場所という印象でした。耐えきれず社会人になってから強行突破で無理矢理家を飛び出し、それからは景色が変わったように肩の荷が降りたように思います。
そんな実家ですが、私は母にも父にも感謝しており、結婚したことを「親に感謝し、きちんと幸せになった娘」ということにしたかったのです。それが両親への恩返しだと思いました。ずっと「よくしてもらったのに、十分に幸せになれない娘」という罪悪感を感じていたようにも思います。
不貞が発覚し逆上した主人に私が首を絞められ、身体中あざだらけになり、泣きながらいよいよ「ごめんなさい。離婚すると思う」と母へ報告した際の開口一番の言葉は「ママが育て方を間違えたのね」でした。母は昔から私の不安を相談すると、そのことにより自身が不安になり「大丈夫だよ、お母さんは悪くないよ」という言葉を私に期待します。結果、辛い立場の中で母を励まさないといけないという精神力の必要な場面が多々あり、弱音を母に吐くのは控えようと思うようになっていました。
この離婚相談の時も母は「そんなことないよ、お母さんの育て方は何も悪くないよ。私が悪いんだよ」という言葉を期待していたことは娘ながらよく理解していますができませんでした。その後、そう言われて悲しかったと母に伝えもしましたが「世の中は喧嘩両成敗だと思う。イジメなどの問題でも、いじめられる方にも問題がある」と主張し、やはり「あなたが悪い」という方向性で私にカウンセリングを受け、考えを見直すべきだ等と主張されました。
離婚後主人へ荷物を返却せねばならず、用心棒も兼ねて父親に同行してもらったこともありましたが、主人から数々の罵詈雑言を浴びさせれる中父は黙って聞いているだけ。目配せして助けてほしいと伝えましたが、一通り主人が気が済んだ頃に「パパもう眠いから帰っていい?」と面倒そうに言うのみでした。
親に味方してもらえない、親に認めてもらえない、親に愛されてきたと思えない。そんな親と子供を育てるのが不安。色々な感情が湧き上がります。気持ちを整理する助言をいただけないでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
お子様にとって安全基地でありますように。
izupanda 様 相談ありがとうございます。
ご両親との関係性が、今のあなたを困らせているかもしれませんね。
「私は幼少期から実家との折り合い」ということで、
あなたは子供のころに、家が安全基地でなかったのでしょう。
おそらく、ご両親を何となく信頼できない状況で、顔色などを伺いながら成長したのではないでしょうか?ご両親との対応に混乱しながら成長したのかもしれません。
当然それは、対人関係にも影響がでます。問題行動の多いご主人を選んでしまったのもその混乱がゆえにかもしれません。でももしそうだとしても、自分を責めてはいけませんよ。あなたは安全基地を築いてくれなかった自分の安全方略として、家からでて自分で対策を取るしかなかったのですから。
ご両親ももしかしたら、あなたに安心感を与えるような子育て、環境を整える場を与える余裕がないか、解らなかったかもしれません。ですので、ご両親もご自身も責めるわけにはいかないでしょうね。
でも、今からできることがあります。それはあなたがお子様に、精神的にも環境的にも安心安全の安らぎの場である安全基地を作っていくことです。
ご両親を責めるのではなく、自分の育ってきた状況や環境を理解し糧として、自分の過去を善悪の判断せず理解することです。そして、お子様には常に愛情を注ぎ、温かさや優しさで包み込む練習をしてください。
守られているという安心感を与えらるように、取り組んでみてください。
参考書です。
ダニエル・J・シーゲル:ティナ・ペイン・ブライソン著『愛着の子育て(生き抜く力を育む)』(大和書房)
きっと参考になると思います。
完璧な親はいませんし、子供が1歳なら、親としての年齢も1歳。子育ては親も子も人として成長する人生経験だと思います。izupanda様なりの優しく温かい子育てを作っていってください。一礼
質問者からのお礼
お礼のコメントが遅くなり申し訳ありません。いただいたコメントも薦めていただいた本も繰り返し拝読し、親との折り合いは自分の中でなんとか手探りながら落とし所を探しています。
実家にいる限り、自己肯定感が削られ、無価値観に苛まれる日々ですが、反応せず対処することに注力し、自分だけは子供にとっての安全基地であれるように頑張りたいと思います。