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運動に執着していいか

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釈尊は自己の体は虚しいものだし生老病死は必ず来るものですし執着する価値がないといってるように解釈しております。

また私は今1日8時間程度用事を作ったりして意識的に体を動かすなどをしています。

釈尊がいっているように執着で運動したところでいつかは病気になるんだし無意味だとしても出来るだけ医学が推奨するように執着的な健康な行動(ウォーキングや食事、プログラム的に体を動かす)などをしていったほうが単純に得ではないでしょうか。

お坊様方のような清い心を持っていれば運動も食事も自然に健康的になるとおもいますが、今!人格的に未熟で運動ができないため、執着的な運動をしてでも奇病や早期的病気や腰痛足痛などを予防することを釈尊は実際どう仰っていますでしょうか。
人格が未熟で運動できないのが原因で病気になったとしても気にとめないということでしょうか。

ブッダの言葉(どこかの記事でブッダの言葉で体を動かすことにかまけないことと見たことがあります。)や一部動画ででてるような説法を聞いてもいまいち理解できていない状況です。

そもそもの私の解釈の違いなどがあればぜひともお教え頂ければと思います。よろしくお願い致します。

2023年1月7日 12:00

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

メンテナンスは必要

あなたが理解されているのはまさに真理です。身体は不浄であり、執着に値しないものですね。
ただ、無常でもあり壊れ続ける身体なので、メンテナンスが必要とも言えます。
人間としての肉体は、仏教を学び実践できる素晴らしい道具(乗り物)です。
苦行のように無闇に肉体を痛めつけるのではなく、健康維持や適切なメンテナンスの一つとして汗を流すのは、悪いことではないでしょう。
また、仏教徒も娯楽を一切禁止されているわけではないし、ブッダの信者の王族達は武芸も嗜まれていたはずです。
執着は悩み苦しみの原因になりますので、運動にも執着しない方が良いのは間違いないですね。
また、娯楽のための狩猟など、不必要な殺生は避けるべきですが、できる運動をできる範囲でやれば良いと思います。

2023年1月8日 9:41
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質問者からのお礼

願誉浄史さま
これ以上とないお言葉でした。
このお言葉を受けさらに進んでいきたいと思います。

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良い人・優しい人が損する理由

YouTubeのオススメに「良い人・優しい人が損する理由はこれです」みたいな動画があったので、とりあえず観てみました。その動画には「ブッダの教え」というサブタイトルが付けられていました。 優しさと思いやりが、いいように利用され苦しむ主人公の話でした。 その後、主人公が見つけた答えは、 ①「自己尊重と他者への尊重のバランス(自分自身と他人の間に健全な境界線を引く)」 ②「自分の気持ちや考えを尊重してもらえない関係は健康的ではないと理解しそのような関係とは距離を置く」 ③「支援や協力が真に価値を持つ場合にのみそれらを提供するようにする」 というものでした。 私にはとても良い話に感じましたが「我を無くす」から遠のいてるようにも見えて、この話をどこまで鵜呑みにしていいのか迷っています。 「ブッダの教え」とありますが、この動画に出てくる登場人物名や逸話をネットで検索してもそれらしいソースが見つかりませんでした。 (生きにくさを抱えた現代人向けの創作?) ここでお坊様方にお聞きしたいのは①②③は仏教的に見て、実行しても大丈夫な内容でしょうか。 またお坊様方の考えなどもお聞かせ頂けたらと思います。 よろしくお願いします。 補足です。 私は優しさ・善良さとは程遠い人間ですが、周りではよく聞く話だったので、このテーマに関心がありました。

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