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友達が少ない訳ではないのにさびしい

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私はインスタやTictokなどの、今の若い子たちが多くの時間を費やしていると言われているSNSを殆どやっていません。Tictokは入れてすぐに消してしまい、インスタは見る専で、Twitterは毎日やっていますが主に同じ趣味を持つ人との交流に使っています。
10代の頃からの何でも話せる友達が何人かいるし、定期的に集まって遊ぶ人達もいるし、大学でもグループで行動しているので一人になることはありません。決して友人がいないという訳ではないのに、たまにインスタを覗いて、毎日毎週違う人と遊んでキラキラとした日常を載せている同い年の子を見ると、誰かと遊ぶより一人でいる時間が長い私は、孤独でさびしい毎日を送っているのではないかと思ってしまいます。元々ひとりの時間が必要なタイプで予定に縛られるのも苦手なので、ごくたまに遊ぶという友人関係がとても気楽なのですが、同時に満足しているはずなのに毎日遊ぶほど友人がいない自分が嫌になります。
これから人生を歩んでいく上で、友人関係を他人と比べずに、自分をさびしいと思わなくなる為にはどうしたら良いでしょうか?

2023年1月10日 19:39

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

幸せのプロセス

たかはしさんの周りのリアルな人間関係を大事にしていけば、それで充分です。SNSの向こうに見える他人の煌びやかな世界、その殆どは虚構ですから。
それらの情報源にあまり浸りすぎないよう注意してください。

友達とは数ではなく質が大事であります。それには当然に数々の出会いや別れが前提として必要ですが、詰まるところの本質は「調子の悪いときや落ちているとき」こそ離れずに支え合える間柄でしょう。
本当の意味で言う友達は、一生の中で片手ほどの人数が居れば、多いくらいです。

むやみに人と境遇を比べるような感覚は要りませんが、寂しいという感覚は一概に悪いとも言えません。その情感の延長線上に「恋愛や哀愁」という人を想う独特の感性が存在します。
人として深みのある姿に成長するために、そうして思い悩む経験はある程度必要な事だと思います。

誰かに幸せになってほしいと願い、働きかけ、そのように生きる。
自分が幸せを享受するきっかけは、幸せの共有にこそ生まれるものと考えます。
するといつの間にか「自分は既に幸せだったのか」と気付く日がやってくることでしょう。
焦らずゆったりと人生を謳歌しましょう。ご相談ありがとうございました。合掌。

2023年1月10日 21:26
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