hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

嫌いなまま弱いまま

回答数回答 3
有り難し有り難し 17

閲覧ありがとうございます。
突然ですがカウンセラーには何が必要でしょうか

私は患者さんへ寄り添える事が大切だと思ってます、私は今もなのですが少し前から精神が不安定なとこがあります

何度も自信を付けようとか自分を好きになろうとか考えたのですが自信が出来てしまったら私は精神が安定しなかった時の事を忘れてしまう気がして怖いです。

将来カウンセラーになったとき人の気持ちに寄り添えないかもしれないと考えると今のまま自信がない自分が嫌いな状態で生きていったほうが良いのかと思います…。

2023年2月1日 7:23

この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

名医 名カウンセラー 名僧にまなぶ 教え・導きの精神 

優れた指導者はちゃんとした「導き先」を持っています。
(*'▽')コッチダヨ、と。
悪い指導者はテキトーだったり、ヘンナトコロに向かわせます。👿コッチオイデ…💀
優れた指導者は勉強ができない子には(*'▽')こうすれば勉強が楽しくなるよ❤と「方法」をおしえます。心に病を患う人にはこうすれば健康になれるよ✨と、心がやまないための心の運転法を教えます。薬に依存させたりとか、しません。
坊さんの世界も同じです。いや、どこの業界も同じです。
その「導き先」「向かわせ先」「向かい先」はどういうところで、どんな内容で、どんなクオリティか。←ココ超大事。

(´-`*)もし自分のお父さんお母さん、大好きな人が病気になって、病院に行くにします。
いいセンセイに当たるかどうかもものすごく大事なことなのです。その先生、ホントに大丈夫な人?〇〇ガチャはどのジャンルにもあります。
ただ👿自分に依存させたり、お薬リピーターにさせたり薬に依存させるだけの人はチョット信用できませんよね。
お釈迦様も「( ˘ω˘ )私に依存せず(人をよりどころとせず)、法(①おしえ/②この世の安らかな法則)をよりどころとしなさい」と教えられました。
この「法」をよりどころとしなさいという教導は世間様ではおおよそ①の「おしえ(経典・手法・ノウハウ・教義)」を拠り所としなさいと捉えられています。ですが教えとは「月を指さす❝指❞」で用があるのは指じゃない。教えや手法とは本来、安らか&自由&幸せ&無問題な仏さまフリ―スカイ🌤にフライト🛩するための!滑走路です。ノウハウです。よって、その①の教えが指さす②の方。この世と自己の元々の!もともとの人間の安らかな心!…を!👀自ら探して大事になさいよという導きなのです。カウンセラー、健康・医療・心理学においても同じことがいえましょう。
寄り添う姿勢を維持するには、思い上がらないこと。出来上がらないこと。自分もかつては赤ちゃんで未熟で至らず、不出来な、ご迷惑をかけてばかりの…、という謙虚・謙遜の気持ちが大事です。
お釈迦さまや歴史上の立派な祖師(坊さんの偉い人)とカルト新興宗教の教祖様との違いは何か。自分が偉くならないことです。
自分と人々と同じ立ち位置なのです。
カウンセラーをどこか偉い人とか立場が上と思っていたら、その姿勢を改めて同じ立ち位置でサポートしましょう。

2023年2月1日 9:49
{{count}}
有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

自信がない、迷う、悩みが多いのはカウンセラーに向いてます

飛花さん、あなたは素晴らしい素質がありますね。自信がない、悩みが多いのはカウンセラーの素質ありですよ。自信過剰で寄り添っているつもりの人はよく見かけます。ハスノハにも残念ながらたまにお見かけします。
 僧侶を務めていますと僧侶はこうでなくてはならないというステレオがありますが、決してそんなことはありません。失敗や悩みが多い僧侶ほど人と向き合うことを忘れません。職種で人を見る、カテゴリーで人を観るのではなく、その人の短所こそ受け入れることが寄り添うことを養うと思います。
 先ずはあなたが自分の短所や弱みを公にしてはどうですか?私はすぐ弱みを魅せるし、短所を人に言います。失敗も多いですが、何故か誠実だと言われます。未だによく分かりません。

2023年2月1日 15:59
{{count}}
有り難し
おきもち

目指せ!となりのお坊さん あなたの小さな悩み相談お答えします  私があなたの悩みを解決するのではありません あなたの悩みを解決するお手伝いを私がするのです ちょい悪坊主を目指しています。尊敬する人は一休さん。
ここだけの話し  どんな些細な質問でも回答します! ・私の目指す僧侶は一休さんのようなちょい悪坊主です。時には常識にとらわれずとんでもないことを言いますが、しっかり受け止めて下さい。私もしっかりとあなたの質問を受け止めたいと思います。 ・先ずは30分からで、システムに慣れたら時間を延ばしたいと思います。

寄り添える事は本当に大切です。

飛花 様

カウンセラーには、「患者さんへ寄り添える事が大切」と思うことは、本当に大切だと思います。それでいいと思います。
でももし、よかったら、少し前から精神が不安定なところをもう少し詳しく教えていただいたら、あなたにとって良い方向性が見つかるのではと思います。

「自信を付けようとか自分を好きになろう」ということも大事ですね。
経験を積んでいけば自信がついて、自分を好きになっていくかと思いますので大丈夫かと思いますが、その前の「カウンセラーとしてやるぞ」というような心構え、勇気のようなものが必要かもしれませんね。

で、自信をつけた時に、「精神が安定しなかった時」を忘れることはないので、むしろそのことが、あなたのカウンセラー手法にいかせると思いますので、心配は必要ないかと思います。

いずれにしても、カウンセラーを目指すには、スーパーバイザーがつくと思いますので、その方に相談しながら、飛花さんらしい、他人への寄り添い方を身につけていってください。
参考にしてください。
一礼
追伸:お礼メッセージありがとうございました。どのようなカウンセラーを目指しているのかわかりませんが、私のお薦めは、セルフ・コンパッションを知っておくととても役に立つように思います。ご検討ください。ご縁に感謝申し上げます。再礼

2023年2月1日 16:21
{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
お寺の法務(法事などのご先祖の供養)と 唱題行・写経・法話・カウンセリング、コーチングなどで活動しています。 メールでの相談も受け付けています。hasunohaの回答後のフォローアップはメールで致しておりますので、メールでお問い合わせください。また面接でのカウンセリングセラピーをご希望の方もメールで連絡をお願いします。 honsyoji.sk@ddknet.ne.jp へどうぞ。
昼間は、ほとんど法務に出ておりますので、夜の応対になります。 できれば、事前にメールで相談内容を教えていただければ、スムーズなセッションになるように思います。 プライバシー、相談内容の守秘義務は遵守いたします。

質問者からのお礼

釋 孝修様、大鐵様、丹下 覚元様、お忙しい中回答ありがとうございます。

釋 孝修様
「精神が安定しなかった時」を忘れることはないので、むしろそのことが、あなたのカウンセラー手法にいかせると思いますので、心配は必要ないかと思います。

>そのお言葉を聞いて少し安心しました。カウンセラー手法に活かせる本当にその通りですね。

大鐵様

>弱みや短所を公にするのは中々出来ない事だと思います…、大鐵様が誠実だと言われる理由が分かる気がします。

丹下 覚元様
寄り添う姿勢を維持するには、思い上がらないこと。出来上がらないこと。自分もかつては赤ちゃんで未熟で至らず、不出来な、ご迷惑をかけてばかりの…、という謙虚・謙遜の気持ちが大事です。

>謙虚・謙遜の気持ち本当に大事だと思います、いつか自分に自信が持てたとして謙虚・謙遜の気持ちを忘れないように精進します。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ