死を意識する子ども
6歳の娘を育てていますが、その子がやたらと死を意識するような言動が多く不思議です。子どもとして正常なのでしょうか?
その子のまえに2歳離れた娘がいましたが、先天性の疾患があり4ヶ月でお空に帰ってしまいました。わが家には長女の仏壇があり、朝夕に手をあわせ、月命日には墓参りをしています。
3ヶ月前にはわたしの祖母が亡くなりお通夜に参列しました。棺に手紙を入れて、亡骸と対面もしています。
飼っていた猫も老衰し、亡くなる時を見守り、ペット葬儀場でお骨になるまでをみせています。
同年代の子どもより亡くなった人(ペット)と接するエピソードが多いからかもしれませんが、「◯◯ちゃん(長女)はお空にいるんでしょ?今日は背負って一緒に小学校に行くんだ~」
成人式のニュースをみて、どんな振り袖が着てみたい?と話しかけた主人に「パパは成人式の時まで生きてるの?いつまで生きてるのかな?」
祖母のお通夜をした葬儀場前を通ると「大バァちゃんはまだここにいるの?死んだらどこにいるの?」などよく聞いてきます。
死に対して恐怖を感じてる様子はありませんし、死を意識した会話を悪いことだとは思っていませんが、なにかにつけてまわりの大人たちに「いつまで生きるの?」と聞くため、変な子どもと言われます。
長女の死について詳しく話したことはありません。長女の死因や死生観についてなど、なにか特別な説明や教育をしてやったほいがいいのでしょうか?どうしてやればいいのかわからずモヤモヤします。ただ、変な子どもと言われるのは不本意だし、よくないなと思っています。なにかいい言葉がけなどあれば教えてください。よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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心配だからでは
死別を経験したり、死者への弔いを身近で見たりして知っているから、他の身内もいつか死んでしまうことを心配しているのではないでしょうか。
子供は大人の助けなしには生きられないので、死別の不安から言葉に出してしまうのでしょう。
べつに変なことではありません。
むしろ、親戚付き合いや近所付き合いが減って身近な人の死を見る機会が少ない昨今の子供達の方が、人類史の中では異常なのかもしれません。
また、感受性が豊かな子や深く物事を考える子供はいます。
昔の偉いお坊さんでも、友人や身内の死をきっかけに仏教に興味を持ち出家した人がいます。
お子さんには、「ママやパパはまだまだ若いから死なないよ。」と安心させてあげ、
「ママのことを心配してくれたの?優しいね。ありがとう。」と褒めてあげ、抱きしめたり頭を撫でたりしてあげましょう。
拝
人は何か未知のことがあると
不安故
その意味や理由を知りたがります
私達大人が死後を想像するのと違いありません
または宇宙の生物や星々に想像を膨らます事も同じ
大人は「変な事を言う人だな」と思われたくもないし
答えが無いのも分かっているので口にも出しませんが
子供は正直なので簡単に口に出して
死がなんなのか
大人や周囲の反応をみて確認作業をします
時に残酷な事を言う事もありますが
本人の防衛本能や好奇心故
咎める事もありません
私の子供も沢山の死に触れてきました
同じように
大人の反応を見るような言動はよくありました
大人が動揺するような言葉を発する事もありましたが
特に動じる事はありません
生理現象と思って良いです
死については
年頃になって話ができるようになるまで特別な教育は必要ありませんが
貴女が手を合わせる
後ろ姿だけはしっかりみてもらいましょうね
合掌
質問者からのお礼
丁寧なお返事をありがとうございます。
内容はなんであれ、興味のあること、疑問に思うことを素直に口に出すのは子どもとして当たり前のこと。死について具体的な、ドキッとするようなタイミングで聞いてくることもあったので、いかがなものかと思ってしまいました。
死別は悲しいことだけど、その後の繋がりや、どうとらえて行動をするか。いろいろな受け止め方と形があると思います。わたしも答えられませんが、いま思うこと、できることのわたしの姿をみてもらえればと落ち着きました。