自分の想像力の無さや経験不足が不安です
つい先日入籍しました。
妻はいわゆるバリキャリで、年収も経験値(一人暮らし)も私より上です(妬みはありません)。かたや私はずっと実家暮らしのサラリーマンで、結婚を機に実家を出ます。
妻は今、多忙な仕事の合間を縫って結婚式の準備作業(ドレスの装飾)に追われています。そのためしんどそうにしていたので、「何か手伝えることはあるか」と聞いてしまいました。妻からの返答は「ドレスの衣装合わせや装飾はあなたには手伝ってもらえないし、あなたも自分ができないことは分かってるでしょう?答えが決まってる提案や気遣いはいらない。代案を出すのを意識してほしい。もっと言えば「じゃあドレス以外のこと(新居の準備や買い物)は全部俺がやるよ」とか言ってほしかった」というものでした。
他にも、大きめのもの(家具用品)を買うときに「近くに住んでいる妻の母に車を出してもらう」という結論に至ったのですが(妻は免許が無く、私も車は持っていません)、「毎回私の母に車を出してもらうのが気になる。車を持たないのは賛成だけど、レンタカーとかカーシェアとかタクシーを使うとか、そういうのは考えなかったの?」と言われました。
先月には、多忙な彼女に代わってライフラインの契約なども私が行ったのですが、その内容が我々の生活に合ったものではないこともあり、「生活力の無さに呆れるし、なぜ相談してくれないのか。私の意思を蔑ろにしているとしか思えない。私は亭主関白気質の男が死ぬほど嫌いだ」と、婚約破談の可能性まで浮上したこともあります。
また、現在単身赴任でホテル生活を送る叔父から内祝いをいただき、その返礼品の送り先を叔父の家にするか現在の滞在先にするか迷い、母に相談したら「そんなものは家に決まっている。ホテルで貰っても困るだろう、そんなことも考えられないのか。常識だ!」と散々に言われました。私は「家に送るべきだろうが、本人のもとへ直接送るのが礼儀では」と自分なりに考えたのですが…。
これまでの私の経験不足や常識の無さから想像力の無さが生まれ、身近な人を困惑させたり不快にさせたりしてしまっています。妻にも早いうちに愛想を尽かされるのではないかと心配です。些末な問題に囚われて思考停止し、本質的なところを考えられないという悪癖も出てくるようになりました。
入籍直後ですでに胸が苦しいです。どうすれば想像力を身に付けられるのでしょうか。
お坊さんからの回答 2件
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あなたが気づける優しさがある。経験と慣れで身についていきます
なかなか言い方が厳しいですよねぇ。
何か手伝えることはあるかとの問いも、あなたの優しさが出ていると思いますよ。妻さんの指摘も確かにそうですが、言わなきゃ気づかない人もいますし、想像が及ばないことは誰にだってありますから、あなただけを責めずに、伝えるような言い方で夫婦一緒に補い合っていけたらいいですよね。
生活力の無さも、無理ありません。これから、経験と慣れで身についていきますよ。
家具や荷物の運搬も、相手の好意に甘え過ぎても申し訳ないですし、お礼をしたり気を遣うものですから。しっかり感謝を伝えつつ、自分たちで手配するほうが、ラクでいいですよ。妻さんの、自分の親ばっかりに甘えすぎないようにとの指摘はもちろんですが、それはあなたのせいよりも、2人で決めたのでしょ? それなら、妻さんも、あまり頼らず自分たちで何とかしようと提案してほしかったですよね。
結婚準備と仕事で、ストレスが溜まっているのだろうと思います。あなたには、あなたが気づける優しさがあるでしょう。妻さんだって、そんなあなたに惹かれたのだから。
想像力で勝手に判断して動かれるのも、気に障る妻さんかなと思うので。考えたり思ったら、「こうしようと思うからやるね」とコミュニケーションをね。
どういうことに気を回してほしいかは、これから相手を見ていたらわかってくると思います。大丈夫ですよ。
どうぞ、お幸せにね。
意識しているのなら、やがて良い方向に舵がむいていきます
私たちは自分の姿を直接、客観的に観察することが非常に困難です。日常の中で、いろいろ馴れてしまうと、観察眼はさらにくもってしまいます。
結婚や新しい住まいのような、今までと違う環境で、違う相手とコミュニケーションすることは、くもった観察眼に活を入れ、新しい見方を教えてもらうチャンスにもなります。
気づかなかった改善点や、より良い物事の進め方など身につけるチャンスです。気がついて意識することは、気がつかないままよりも何倍も良いことです。
一時は、相手の口調や剣幕で気持ちがしょんぼりすることもあるかも知れませんが、そこで自分に閉じこもって、せっかくのチャンスを逃さないように気をつけて行けば、やがて良い方向に舵がむいていくと思います。
質問者からのお礼
暖かい御回答、ありがとうございました。自分に不利益な選択肢を無意識に切り捨てる癖があるようで、相手を慮っているようでも結果的には自己中心的な行動を取っていたのかもしれません。いい年をして率直な指摘を受けるのはなかなか精神的に辛く感じることもありますが、成長する良い機会をいただけたと捉え、精進したいと思います。