これは歪んだ正義感なのでしょうか
昔から人が困っているのを見ると、助けたくなる人間でした。
これは社会人になってからも変わりませんでした。私が就職した職場では、当時上司によるパワハラが横行し、同僚がストレスで病んでしまうなど酷いものでした。
私はその職場の仕事内容自体はとても好きだったのですが、どうしてもパワハラが許せず、人事部門にパワハラがあったことを内部通報するなど、なんとか職場環境が良くならないかと行動したつもりでした。また、あまり内部通報の話などは他人に言わない方が良いと思い、ずっと誰にも言わないようにしてきました。
そのような中で、職場の同僚(妻)と知り合い、結婚しました。ところが結婚後、妻に上記の内部通報の件も含めて話をしたところ、「(密告などしたら)妻である私の職員生活にも影響が出るのになんてことしてるんだ」「歪んだ正義感だ、拗らせている」などと言われ、深く傷ついてしまいました。正直、妻含め、同僚の方々がなんとか働きやすい職場環境になればと願っての内部通報等だったので、本当に悲しくなりました。
その後、上司は明確な処分はなけれど明らかな左遷を受けましたが、妻とは度々この件で揉めるなど様々な面で価値観が合わず、結局離婚となりました。
離婚後も、未だに妻から言われた「歪んだ正義感」というのが頭から離れません。確かに、パワハラなどの環境下でもジッと耐えることが結果として出世には良いのかもしれません。私のように騒ぎ立てるような人間は、それはそれで面倒がられるのかもしれません。現に私自身も決して出世コースとは言えない部署に転勤となりました。元妻曰く「面倒なことを言う奴は、重要な部署には置けないからだ」とのことでした。まあ組織論としてはあながち間違いでも無いのでしょう。
同僚でもある妻を失うどころか行動を貶され、自分も出世コースから外れ、なんのために行動したのかバカバカしい限りです。自身の存在価値すら分からなくなってきています。
正義感なんて持たない方がいいんですかね。。。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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善き考え•言葉•行いを心がけて下さい
拝読させて頂きました。あなたのその思いやお考えを読ませて頂きました。私はあなたがなさったことは善いことだと思います。あなたのその思いやお考えに賛同させて頂きます。
最近の社会や会社等の組織でも内部通告する様な制度や部署をあえて配置していく傾向にあります。それは内部で起きている問題やハラスメントや犯罪行為を速やかに察知してできるだけ早く被害を受けている方々を救済して犯罪を最小限に食い止めていく為であり、速やかに健全で安心して業務を遂行することできる様に復旧する為です。
問題やハラスメントや犯罪は必ずや表面化して多大な影響を与えてしまいます。そして働く人々も多大な影響を受けてしまいます。
ですからあなたがその様な行動をとることは結果的に会社や社員や自分自身を守ることになっているのです。ですからどうか自信を持って下さいね。
元奥様がおっしゃることも一理あるかとは思いますけれど、何も言わず見て見ぬふりをして問題を先送りすればするほど悪影響が出ていくことにつながりますからね。
あなたがこれからの未来も善き考えや言葉や行いを心がけて皆様と安心して毎日を生きていかれます様に、お互いを思いやり心から幸せに生き抜いていかれます様に切に仏様や神様やあなたのご先祖様に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。
正義は時に暴力にもなる
正義というのは、人のためのようでいて、自己満足に過ぎない側面もあります。とても危険な感情でもあります。歪んでいるかどうかは別にして、正義は暴力にもなりうる。Aさんにとってはよい事もBさんにとっては都合が悪いということがある。戦争なんてそうでしょ?
だからどちらの味方もしない。するべきは慈悲の心で両方を救う行動です。仏教はそうした大きな教えなのです。
あなたの元奥様が言われた言葉も自身の保身のための発言であり、正しいとも思いませんが、正義を振りかざした生き方は人をおとしめる働きがあることを知っておくことは大切です。
助けたくなる気持ちは当たり前ですが、不幸になる人がいない救い方ができると1番よいです。難しい場面もあると思いますが、視点の一つとして持っていてもよいと思いますよ。
質問者からのお礼
Kousyo Kuuyo Azuma 様
お言葉ありがとうございます。
大変温かい言葉で少し救われたよう気持ちになりました。
少し時間はかかると思いますが、過去を否定せず、前向きに過ごせるように頑張りたいと思います。
邦元様
お言葉ありがとうございます。
不幸になる人がいない救い方、求めるべき姿はその通りなのだと思いました。
難しいことかもしれませんが、一方的な正義感にならないよう、何事においても気をつけていきたいと思います。