残りの人生の道標は何処
8月に妻が他界しました。突然の出来事でした。
明るくて真っ直ぐな人柄の妻でした。
そんな妻が志半ばで旅立ってしまったのに、中途半端な私がのうのうと生きている事にやるせなく申し訳ない思いで過ごしています。
ぐうたらな私が毎日、妻の仏壇にお供えをして読経することが日課になりました。
きっと妻が私を変えてくれたのだと思います。
しかしながら、やはりこんな私がのうのうと生きていることが辛くて、自分自身を厳しい環境に置きたくて、出家安居しようと思いました。
大切な人を亡くした方々に寄り添える僧侶になりたいと思いました。
妻の1周忌が過ぎたら、出家安居をお願いしようと思っていた専門僧堂が年内で休止になるとHP上で発表され、呆然自失になっています。
安居を受け入れて頂けた訳ではないのですが、希望の一つを無くしたような気になってしまいました。
僧籍がないため他の僧堂に安居をお願いする術がなく、途方にくれています。
今、妻はお寺の墓地にお世話になっています。
檀家でもないのでそのお寺に出家得度をお願い出来ずに悩んでいます。
月に5、6回はお寺に行っていて、御住職や大奥様はとてもお優しい方々なので気に掛けて頂いていますが相談出来ずにいます。
妻を亡くしたことで生きる道標を見失い、今回の件でさらに迷いながら日々過ごしています。
もし僧侶になったとしても在家出身なので伽藍を持つことは困難かもしれませんが独り身が故に自身の生活はどうにでも出来ると思います。
支離滅裂に思われるかもしれませんが、何か良い智慧があればご教示いただきたく思います。
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
いろいろな道がございます。
ご質問拝読いたしました。
奥方さまのご逝去
謹んでお悔やみ
申し上げます。
これからの人生
どう過ごしたらいいのか?
まさに途方に暮れている
状況と拝察いたします。
その解決策として、
出家を検討されていると、
拝察いたします。
禅宗での出家を
志していらっしゃると、
思いますが、
正覚、悟りへの道は、
いろいろございます。
他宗も視野に入れたら、
いかがでしょうか?
お仕事をされながら、
学べる道は、
たくさんあると思いますよ。
愚僧も
在家で5歳から修験の
真似事を始めました。
正確には、
両親から始めさせられました。
途中、法華経が加わり、
学んでおりましたが、
有り難い御縁をいただき、
浄土真宗にて、
得度、住職をいただき、
某大寺をお預かりする
ことになりましたが、
性に合わず離脱、
周りの方々に
散々ご迷惑をおかけしながら、
転派して、
プレハブながら、
新たにお寺を建立した次第です。
いろいろな人生が
ございます。
ご検討くださいませ。
一番大切なことは、
何でしょうか?
奥様の気持ちやご意志を
大切にすることのように、
思います。
まずは、
どうか身体を大切に
なさって下さい。
奥様は
きっとご主人さまのことを
心配されていますよ。
ちゃんと食べてるかしら?
家でゴロゴロしてないで、
健康のために、
ウォーキングでもしなさいな!
私の分まで
長生きしてくださいね。
笑顔、笑顔、笑顔
を忘れずに
人生はこれからです。
奥様の想いを背負って
胸を張って生きてくださいませ。
ご活躍を祈念いたします。
臨済宗妙心寺派が「第二の人生プロジェクト」を推進されています
臨済宗妙心寺派では「第二の人生プロジェクト」を推進されています。
在家の方の出家安居を積極的にサポートしてくださるようです。
ご参考になさってください。
https://www.myoshinji.or.jp/shumonkassei
質問者からのお礼
百目鬼洋一様
長壽院武庫様
御指南ありがとうございます。
長壽院武庫様のおっしゃる通りに禅宗で出家を望んでいます。
妻は禅宗の寺院様の墓地でお世話になっています。
それだけが禅宗での出家希望の理由ではございません。
妻を禅宗の寺院の墓地に納骨したのは、妻の両親のそれぞれの菩提寺が禅宗であり、また、妻と共に訪ねた最後の寺院が禅宗の大本山でした。
その大本山で妻が経典を購入しました。
妻が亡くなるまで、その経典を開いたことはありませんでした。
妻が逝去した後に初めてその経典を開いた時に言葉では言い表せないものを感じました。
それが禅宗で出家安居を希望する要因の一つです。
私なりにもう少し今後の事を考えてみたいと思います。
ありがとうございました。
このような私めことを気に掛けて頂いた御二方には感謝の念でいっぱいです。
今後も宜しくお願い致します。