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悟りって実際にどのようなものなのですか?

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悟りについて興味があります 現在は、「今、ここを生きる」というチベットのお坊様の書かれた本に従って、一日中マインドフルでいられるように精進しています

禅の本やテーラワーダの本、チベット仏教やボン教の本まで読みましたが、実際に現場にいる僧侶の方の体験を聞いてみたいです

「認識が止む」のような、なにかしらバチっとした特殊な体験が一度だけあるのか
それとも徐々に深まっていくようなものなのか

宗派を問わずご教示くださったら幸いです

2024年2月24日 15:40

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

「我」(私という気持ち)がなくなることが

悟り、のようです。
 大昔に『悟りの階梯』とかそのパーリ語原典を添付した『悟りの4つのステージ』とかをサンガから出版しましたが版元が倒れて……、図書館などにあるかもしれません。
 釈尊は悟りを4段階(四沙門果)で説明していて、その最初は、「私」があるわけではないのだと理解・納得すること、最後の阿羅漢の悟りは、実際にその人の認識の流れから「私」がなくなったこと、となります。
 間の2つは、「私」がないという理解が深まり、必然的に欲や怒りも減っていく過程です。「私」がないなら、「(私が)ほしい」とか「(私が)怒った」などという感情が起きなくなるので、欲や怒りが徐々に減っていくのです。

2024年2月25日 8:53
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有り難し
おきもち

初期仏教というか仏教本来の教えを学びつつ、その在家信者のあり方から見た日本仏教、浄土真宗ということで活動しております。 先祖供養とか功徳回向とか、みんなお釈迦様が最初からおっしゃっていたって、ご存知でしたか。私たちも謙虚に堂々と日本仏教しましょう。

自分のためだけでない修行にして欲しい

悟りとはあなたの考えているようなことではないです。体験があるとかないとか関係なく、今のあなたのありようそのものが悟りである。そこにあなたという存在がない。そのことに気づきそこに安住し、ぶれないということです。

体験があったからと言ってそれをまた体験したくて追い求めていたら、そこに自分がいることになる。常に自分のための修行となっていたらそれは悟りではないのです。

自分のための行でなく人を救う慈悲の行であって欲しいです。
本を読んだり人の悟り体験を聞いても迷うだけです。正師と呼ばれる僧について学ぶことが大切です。
道を間違えないためにも、探して欲しいです。

2024年2月24日 22:32
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有り難し
おきもち

個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

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