認知症の漫画がトラウマになってしまった
今年で30になる者です
数か月前、SNSで偶々流れてきた若年性認知症がテーマの半分実話の漫画をなんとなく見た結果、内容のあまりの陰鬱さに「将来、自分も若くして認知症になったらどうしよう?」と不安になることが頻繁に起こるようになりました。(認知症で苦しんでいる方には本当に申し訳ありません)
何かをし忘れていたり、自分がやった心当たりがないことがあるたびに「あれ?自分大丈夫か?」と怯えてしまいます。
その影響か、ただでさえ神経質な性格に拍車がかかって、もの忘れとは関係のないであろう、誰にでもありがちな些細なことに対してまで不安を抱えるようになってしまい、苦痛な日々を過ごしています。
昔から、自分の体に何かしらの変化があると「これは何かの病なのか、早く元通りになってくれ」と普通の人ならさらりと受け流しそうなことをいつまでも一人で抱え続けて、苦しい思いをしてしまう悪癖があります。
どうしたらこの不安や苦痛から抜け出すことができるでしょうか?
自信のなさ、神経質で何事も気にしやすい
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
常に移り変わりゆきます
拝読させて頂きました。
あなたがご自分が認知症などの病いになってしまうのではないかととても心配なさっておられることを読ませて頂きました。あなたがその様に不安や心配になってしまうお気持ちもとてもわかる様に感じます。
その様に認知症になってしまったり様々な病いになってしまう可能性は確かにあります。それはあなただけのことではありません、あなたも私も他の人達も皆さんその様になってしまう可能性はあるのです。
というか今この瞬間も誰しもが常に移り変わりゆくのです。全く自覚がなくても詳細な検査を何度してもその変化を逐一正確に状況を理解することは不可能です。
私も定期的に健康診断や人間ドックを実施しておりますけど、厳密な心身の変化を理解して把握することはできないのです。
ただわかっていることは生まれ生きていく中で、老いていくこと、病いになっていくこと、そして死んでいくこと、一時として同じ状況に止まることはないということです。つまり生老病死と諸行無常だということです。それを理解しようとしないからこそ余計に悩み苦しみが深くなっていくのです。
ですから全てを受け止めて受け入れていくことはなかなか難しいですけど、その様な私達であることを少しずつわかっていこうとすることが悩み苦しみを少しでも軽減していくことにつながるのではないかと思います。
そんな私もなかなかすぐに理解できませんし、なかなかはいそうですかと受け入れられないですけどね。
そんな私であるということを少し知っていけば認知症や様々な病いについても老についても死についても意識が変わってくると思います。
あなたがこれからも様々な素晴らしいご縁に恵まれて毎日を移り変わりゆく中で健やかに心から豊かに大らかに生き抜いていかれます様に切に仏様や神様やあなたのご先祖様に祈っております。そしてあなたを心より応援させて頂きます。至心合掌
質問者からのお礼
お返事ありがとうございました。
正直、今も認知症や病になることを不安になることがあります
その一方で未来のことは分からないし、考えたり不安になってもどうしようもないことも、一応、理解できている、つもりです
なのでいつかは、そんな不安と向き合いつつ、しなやかに受け流して自分のすべきことに取り組めたらと思います
ありがとうございました。