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父や祖母への攻撃的な気持ちがぶり返します

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以前ご相談した父とその母の件です。
前回は主に実母に対する彼らの言動について書きましたが、実は同時期、私自身もその無神経な言動を受けて怒り、疲弊していました。その時のストレスで彼らを受け付けなくなり、今も攻撃的な負の感情から逃れられません。

私は昨年、里帰り出産をしたのですが
父は私の出産からひと月が経つころ、体調不良を理由に休職しました。その後は全く家事等もせず(もとからしませんが)、何か些細なことでも頼むと不機嫌になり、身体が辛いなどと文句を言って一向に用事になりませんでした。その癖に孫である私の息子を構ったり、趣味のリモート飲みをしたりするときはすこぶる元気で上機嫌といった調子でした。

その頃頻繁に訪ねてくるようになった父方の祖母に、父をいたわってやれと言われ、この状態で私もストレスが限界だから無理だと答えると、祖母は「そんなこと言わないであげて」と哀願し、「いまは産後で気が立ってるだけよ」と言い、挙句に「それは〇〇さん(母)がそう言ってるんじゃないの?」などと返されてこちらにももう関わりたくなくなりました。

彼らへの気持ちは前回のお坊様のアドバイスで少し落ち着いていたのですが、来月帰省することになり、この頃また負の感情がぶり返します。昨夜は夢で彼らに攻撃的な言葉を散々ぶつけ、その後目が冴えてほとんど眠れませんでした。

帰省しなければ関わらずに済むのですが、母や母方の親族など私と息子を心から大切にしてくれる人がいる以上、やはり帰って顔を見せたいのです。

でも、実家であの父と過ごすのか、祖母がまたやってきはしないかと思うとたまりません。
それこそ刃物を研ぐように、攻撃の言葉を考えてしまいます。その言葉の刃物を、「使わずに済め」と思います。でももしかしたら本当は、滅茶苦茶にぶつけたいと望んでいるのかもしれません。

帰省にあたり、父には実質的な祖母への絶縁宣言をしました。私が帰ることを父が連絡さえしなければ、祖母には伝わらない、実家に来ることもないからです。

しかし、いっそもう本当に絶縁してこの悩みから解放されたいという思いも確かにあるのです。絶縁状の文章も考えてあります。
私の本音はどこにあるのか迷っているのですが、ひとまずこの負の感情を収め、言葉の攻撃をせずに済むにはどうしたらよいでしょうか。
お知恵をおかりできましたら幸いです。

2024年3月19日 23:31

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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

拝読させて頂きました。
詳細はわからないですがあなたの怒りの程がひしひしと伝わって参ります。あなたのそのお気持ちを受け止めさせて頂きます。
お父様と祖母様がその様な考えや観念になってしまうのには今までもいろんな理由があるのでしょうし、今までそうして生きてきてしまったのでしょうね。
詳細はわからないですが、親子の間のことしか頭にないかもしれません、その様な親子関係で今まで来てしまったのでそこから離れらず、祖母様お母様との嫁舅の関係でもあなたや他の家族との関係でもそれぞれの方々のことを思いやる気持ちもわいてこないのでしょう。

とりあえずあなたのそのお気持ち怒りや憎しみやうらみをひとまず置いといて、落ち着いて彼らの生き方や言動についてゆっくりと見つめ直してみてもいいかもしれません。お父様やお祖母様のことをムリに考えることでもないでしょうけれども彼らの思考や生き方についてじっくりと距離を置いて考えてみてもいいのかもしれません。

悲しいことですけれどもなかなかその様な人の考えや言動を変えることは難しいです。ですからあなた自身の家族のことを優先して頂いていいのではないかと思います。
お父様やお祖母様とお会いする際にも適度に距離を取り直接的に感情をあらわにしない様にしても宜しいと思います。大変残念ではありますが、ある意味感情的になってムダなエネルギーを消費しないこと大人の対応をすることが望ましいかもしれません。

あなたも周りの方々ももう少し時間が経ってきてお子さんも大きくなってきて、少し心にも余裕が出てくれば違った対応もできるかもしれませんが、今はあなたのことやお子さんのこと夫さんとの生活を一番に大切になさって下さいね。

ですから必要以上にかかわらずほおっておいてもいいと思います。

あなたと夫さんがお子さんをお健やかにお育てなさってお子さんが皆さんに可愛がっていただきながら元気にご成長なさっていかれます様に、皆さんがこれからも仲良くお互いを思いやりながら心から幸せに生きていくことできます様に心からお祈りさせて頂きます。そしてあなたや夫さんやお子さんやお母様を心より応援しています。
やむを得ないですね、あなたや家族にマイナスの要因や危害が及ばない様にしっかり距離を取りましょう。

2024年3月20日 12:35
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有り難し
おきもち

Kousyo Kuuyo Azuma
脱サラして10年が経ちました。栃木県佐野市の一向寺に勤めています。(佐野ラ...
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質問者からのお礼

ご助言ありがとうございます。
しかし今度は冷静に受け止めることができそうにありません。
今日、父が家族に黙って仕事を辞めたことがわかりました。どういうことかという母の問いに、来年はないと言っただろうと逆ギレしているそうです。
父方の祖母がやけに退職金退職金とうるさかったことを思うと、祖母は退職を勧めていたのかもしれません。共依存とは恐ろしいですね。

おそらく私は父とその母とは絶縁してしまうでしょう。でももしそうせずに済んで、落ち着いて振り返ることができる時が来ましたら、またいただいたご回答を読んで考え直したいと思います。

ありがとうございました。

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