hasunoha お坊さんが必ず答えてくれるお悩み相談サイト

お坊さんに質問する
メニュー
メニューを閉じる

寺嫁が離婚を迫られました

回答数回答 2
有り難し有り難し 55

住職である夫から離婚を迫られました。
理由は兼業僧侶の夫に家事育児を私が強要した結果、病弱な主人が心身ともに限界に達し、娘を捨ててでも奴隷のような生活から解放されたいというのが、一番の理由です。
今年の2月に別居し、2ヶ月後に初めて離婚を切り出されましたが、それまでの間主人からは1度も連絡なく、現在まで娘にも会いに来ませんでした。
寺嫁としての心得が不足していて、寺の運営に口出ししたことは平に謝りました。
しかし、私も41歳で病弱ながら出産し、産後うつの状態にあり(今振り返ると、ですが)
とてつもなくイライラしながら、できる限りの家事育児はこなしてきました。主人が帰宅する頃には疲労困ぱいで、先に寝てしまうことも多かったので、主人に家事をお願いする場面も多かったですが、主人が病弱なことも理解していますから、できる範囲で構わないとお願いしてきました。

しかし主人は日ごろから、感情の起伏が激しい私を怖がり話し合いで結婚生活を進める習慣はなく、私の愚痴を適宜義父母に話し、結果三人が怒り頂点に達し、追い出されるように実家に帰されました。

しかも、離婚の話し合いに入る前に、私を実家に返したことを理由も含め伝え、私が寺に戻れない状態を作ってしまいました。

また、話し合いがこれまでに一度ありましたが、義父母がほとんど話し、主人は2人だけの話し合いに、全く応じてくれません。
慰謝料も、要求したいくらいだと迫られ、寺というところは、ここまで一方的なのかと戸惑っています。
このまま、主人家族の要求をのむしかないのでしょうか。


この問答を娑婆にも伝える
facebookTwitterLine

お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

お粗末

それを乗り越えるところに説得力が生まれる。嫌だから離婚。お坊さんじゃなくてもできる。ああさすがお坊さん、離婚の危機をこんな風に乗り越えたのか。そうならないといけない。
世の中の苦しみから逃れ楽になれば幸せだという間違った仏教を僧侶から一般人までが信じている。その考えの方が都合がいいからだ。
しかし、本当の仏の教えは、苦しみを乗り越えよという教えだ。乗り越えるには時間も労力もかかる。そこに人間の成長があるのであり、苦しみから開放され楽になって、何の成長がありますか。
話し合いができなくてもあなたの心の中で仏教とは何かをよく学ぶことです。

{{count}}
有り難し
おきもち

「平等」という嘘を信じるな。 仏はこの世が不平等であり辛苦から絶対に逃れることの出来ない世界であるという。絶対に逃れることが出来ないにも関わらず、「平等」によって或いは「楽」によって人間が救われるというのは矛盾である。 不平等で辛苦極まりないこの世をあきらめ死後に救いを求めるのも人間否定そのものでお話にならない。 平等というのは自分が助かりたいという思いから生まれた自己優先の魔界の教えである。仏教はそうではない。 人を助けることを優先にすれば自分も救われるという考えだ。 人のために活きることで不平等が不平等でなくなり、辛苦が辛苦とも感じなくなるのである。 世のため人のために働いてみる。 「有り難う」 その言葉で、人はそれまでの苦労が苦でなくなるのである。 これが仏教の真の教えである。 生温い癒やしなどまったく意味がない。 積極的に人生を切り開くための教えに耳を傾けるべきである。 お寺やこのようなサイトの利用は一回にとどめなければならない。何度も相談するということは、まったく良くない傾向である。 お坊さんから聴く「仏の教え」によって生きる力を得て、二度とお寺に相談する必要がない幸せな人生を手に入れて欲しい。 本来ならば実際にお寺に足を運び相談すべきである。ここでご縁のあったお寺さんに必ず足を運ぶべき。それが億劫ならばその程度の悩みだということ。本当に切羽詰まっている人は必ずお寺に足を運ぶ。 その観点からご自身の悩みがどの程度のものなのかを推し量ってみることも有効であろう。 それと仏の教えが必要のない質問は無視する。なんでも応えてくれると思ったら大間違いだ。

今は娘のためにどう生きるかを選択してください。

akariさん、こんにちは。

離婚問題で悩んでいるのですね。
同じ寺関係としてわかりますが、知らない世界の中で、あなたなりに大変な思いで寺庭のお役をされたのでしょう。寺の継承の問題が絡んでややこしくなっているのでしょうが、根本は夫の問題です。たとえあなたに原因があったとしても、夫婦のけじめとして話し合いに応じないのは、夫の未熟さの問題です。義父母に甘やかされて育ったのではないかと思います。

さてまずは大切な娘さんを育てなければなりません。夫が対応せず義父母しか全面に出ないのであれば仕方がありません。どのようなご縁で結婚されたのかわかりませんが、弁護士にお願いして離婚調停をしてください。あなたと夫の関係は完璧に離れると思いますが、娘さんは夫の子どもですから離れることはできません。責任があります。きちんと慰謝料を請求して、娘を育てる覚悟をしてください。

akariさんも幸せな第二の人生を歩まなければなりません。夫だけが悪いだけで済ませるのではなく、人としてどう触れ合うことが大切かを反省する体験にしてください。夫婦も含め人間関係は相手を思いやる言葉が大切です。正論だけでは人は動きません。相手にあなたと触れ合うと心がホッとするという存在にならなければいけません。
あなたの人生を幸せに生きるため、何度も何度も心を見つめなおし、娘のためにあなたの幸せのために、無理せずにがんばってください。応援しています。合掌

{{count}}
有り難し
おきもち

個別相談可能
★僧伽(お友達)になりましょう。一緒に仏教を楽しみましょう★ Email;kongozaji@renge.net(気軽にメールしてね!)  直通電話:090-6041-0193(最初はショートメールで) ※※※※※※※※※※※※ 山寺の小さな金剛座寺は10月23日に襲った台風21号で、大変な被害を被りました。大規模な斜面の崩落で客殿が倒壊の危機に陥っています。人生は何が起こるかわかりません。復興に向けて20年努力してきましたが、またリセットになるとは思いませんでした。でもあきらめません。仏さまの教えは「一切皆苦」苦難をなくすことではありません。苦難は必ずきます。それを乗り越える心を作ることが、御仏さまの教えなのです。  ハスノハに訪れる皆さん。私と一緒に人生の苦難に正面から立ち向かい、乗り越えていきましょう。仏さまと共にならば、必ずできます。合掌 ※※※※※※※※※※※※ Email;kongozaji@renge.net 在家から天台宗僧侶になりました。田舎のお寺だからできる新しいお寺ライフを試みて活動しています。特技は手話で現在某大学の非常勤講師で初歩の手話講義をしています。NPO手話技能検定協会理事の役職を頂いて手話学習の普及に努めております。社会貢献として保護司のお役を通して社会更生のお手伝いをしております。 どうぞ伊勢にお越しの際は遊びにお立ち寄りください。また活動は三重だけでなく、埼玉・東京・神奈川などの首都圏、または車でいけるところはどこでも出張で活動しています。仏事のことなら気軽にご連絡ご相談ください。お寺には宿坊もありますので、心のリフレッシュをされたいのであれば、いつでもお泊りくださいね。 私と一緒に、お寺の復興を手伝ってくれる方を募集しています。私とお友達になってください。そして伊勢の山寺をあなたの第二のふるさとにしてください。 ●お葬式や法要、納骨をお受けしております。 エリアは三重・中部・近畿から東京・埼玉・神奈川まで、車でいけるところはどこでも走り回っております。どうぞご相談ください。  (メールが有難いですが、直通電話 090-6041-0193 でもお受けします。なかなか出られないので着信を残してください。またはSNSでご連絡くだされば折り返し電話します。なお電話での悩み相談は10分と決めておりますのでご了承願います) ※もし少しでも回答がお力になれましたら、その感謝のお気持ちを、ご本尊如意輪観世音菩薩さまへのご志納(布施行)でお願いします。ハスノハ活動ができるお寺の維持活動に使わせて頂きます。 ゆうちょ銀行100010-67608891 名義コンゴウザジ 百五銀行多気支店(普)221446 名義シュウ.コンゴウザジ 檀信徒・弟子になって一緒に仏教ライフを楽しみませんか?(檀信徒費志納年1万円) 仏教を人生に活かして楽しみましょう。合掌 

質問者からのお礼

常在様
早々のご返答ありがとうございます。私も仏弟子の端くれでありながら、仏教の本質を考えることなく目の前の問題に悩んでおりました。自分自身の生きる姿勢を反省しなくてはならないと痛感しました。結論を急がず娘の幸せのため、この問題に真正面から取り組んで参ります。

染川様
早々のご返答ありがとうございます。
結婚生活を振り返り、主人に私といてホッとして貰えなかった原因は、私が単に産後の独特の状態であっただけでなく、私自身の人間性に問題があったと反省しております。
娘とのこれからの人生、生まれ変わった私の背中を娘が見て、この親の子で良かったと思ってもらえるような、柔らかく、しなやかに生きて参りたいと思います。

温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ