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仕事が怖い、1人が怖い

回答数回答 2
有り難し有り難し 9

お世話になります。
私は2023年1月に母を自死で亡くしてから、仕事ができなくなりました。
母が亡くなったのは入社日の5日前のことでしたので、仕事にも行く気力が出ず退職し、そこから半年ほど就労移行支援に行き就活をし、就職したのですが、そこでは職場環境が良くなく辞めてしまいました。
そんなことをしていたので、同棲していた彼女から別れを告げられ、金銭面の不安もあり、2024年2月から実家に戻り父と2人で暮らしています。
元カノとの同棲は今思えば、私のメンタルケアになっていたなと思います。
一緒に出かけたら料理したり、恥ずかしながらお風呂も一緒に入ったり、ゲームしたりと気分転換になっていましたが、実家に戻りこれらのことができなくなり、また元々父とはあまり気が合わず、気を使うことがあって疲れてしまうところがあります。
元カノは別れてからも支えるよと言ってくれて、しばらくは今までのように相談や愚痴を聞いてくれてアドバイスもくれていたので、まだメンタルは保たれていましたが、元カノに7月に好きな人が出来たということと私の自立を考えたようで連絡はやめたいと言われてしまい、そこからは相談も愚痴も言えなくなり、メンタルが下がっていきました。
それでも頑張って就職して良きパートナーを見つけ暖かい家庭を作りたいと思い、就活を頑張り業務スーパーに就職し、働き出しました。
しかし、入社後5日目に接客に対する不安や恐怖が強くなりお休みをいただき、メンタルクリニックに行ったところ、不安神経症、対人恐怖症、うつ病の再発と診断を受けました。
私の場合、対人恐怖症の症状は接客の場面で強く現れるようです。
彼女と別れてから少しずつメンタルが落ちていたところに彼女に彼氏ができ連絡が途絶え、辛い中でも頑張ってようやく就職した矢先に障害により働くことが怖くなり、どんどん悪くなるメンタルのことや将来のことを考えると更に不安や恐怖が強くなり、毎日生きてることが絶望です。
死にたくないけど生きているのが辛いです。
今までバイトも正社員としても仕事が怖くなり(どれも接客面)すぐに辞めてしまった過去があり就職が安定していなく、自分は何しているんだと考え情けなくなり自己嫌悪に陥り更にメンタルが落ちてしまいます。
今はメンタルクリニックに通っていますが、こちらで何かお言葉をいただけると幸いです。
よろしくお願いします。

2024年10月5日 7:58

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

ご相談読ませていただきました。お母様を亡くされたことがどれほど深い悲しみとなり、心の中に重くのしかかっているかを想像するだけでも、胸が痛みます。その後の仕事や人間関係における困難、さらには元カノとの別れについても、とてもお辛かったことでしょう。
まず最初に、あなたがこれまで生きてこられたこと、それだけでも大変な勇気と努力があったからだと思います。あなたのその辛い日々の中で、少しでも明るい未来を信じ、前に進もうとされている姿勢はとても尊く、決して情けないことではありません。

1. ご自身を労わること。大切なことは、まずご自身の心と体を労わることです。お母様のこと、元カノのこと、そして自分自身のことを理解しようとする気持ちを大切にしてください。あなたが自分を責めることなく、ありのままの自分を受け入れることができたら、その分心が少しでも軽くなるかもしれません。

2. 日々の小さな喜びを見つける。毎日の生活の中で、小さな喜びや安心感を見つけることは、心の安定に繋がります。例えば、自然の中を散歩する時間や、好きな音楽を聴く時間など、少しでも心が休まる瞬間を大切にしてみてください。

3. 安心できる人との絆を大切にする。元カノとの関係が心の支えとなっていたように、誰か信頼できる人と絆を保つことは非常に大切です。もし家族や友人、あるいはカウンセリングの専門家など、安心して話せる場所があるのであれば、積極的に頼ることも一つの方法です。

4. 無理をせず、少しずつ前進する。自身の精神状態に応じて、できることから少しずつ取り組むことも大切です。就職や対人関係において一気に全てを解決しようとせず、一歩一歩、無理のない範囲で前進していきましょう。

5. 自分自身に優しくする。あなたが感じている不安や恐怖は、とても現実的で自然なものです。これらを乗り越えることは簡単ではありませんが、自分を責めるのではなく、「今は休む時期」と捉え、自分自身に優しく接することが大切です。

あなたの現在の状況は決して簡単なものではありませんが、ここに相談していただいたこと、それ自体が一歩前進した証拠です。どうか自分を信じて、一歩一歩、小さな一歩でも前に進むことを恐れず、あなたのペースで未来を築いていってください。あなたの心に寄り添い、応援しています。

2024年10月5日 12:57
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有り難し
おきもち

仏教の目的は、抜苦与楽と成仏です。 生きている人の苦しみをどうしたら癒せ...
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他人からどう思われても良い

他人からどう思われても死にはしない、と思えたら対人関係も楽になるかもしれません。
たとえば、他人に何を言われても念仏すれば極楽浄土に往生できる、人生のハッピーエンドは確定している合格人生だと思えたら、精神的な鎧になります。
なむあみだぶなむあみだぶ
と念仏する度に、極楽浄土行きのチケットを失っていないことを確認して安心するような感じです。
また、「自分」という存在は概念上の幻であり、実際の細胞は新陳代謝で入れ替わっており、心も瞬間ごとに生じては滅しているので、瞬間ごとに新しい私だ、昨日の自分と今日の自分、明日の自分は本当は別人だ、ただ記憶データを相続しているだけだと考えてみましょう。
だとしたら、自分の失敗なんかも、お祖父さんの昔の失敗みたいなもので今日の自分の失敗ではないと思えます。
仮に今日失敗しても明日の自分はまた新しい自分だからリセット。
そう思えたら、対人関係だって怖くない(他人にどう思われてもまぁいいか)と思え、ストレス軽減になると思います。
とにかく、自分の存在価値とか自分の評価とかは気にしなくてよい、仏様も宇宙の真理も私の価値とか気にせずに救いをくれると思いましょう。
また、心(思考や気分)は瞬間ごとにすごいスピードで浮かんでは消えて、過ぎ去っていくと観察しましょう。
怒りも悲しみも恐怖も不安も、秒単位で見れば途切れ途切れであり、心(思考と気分)の休暇時間はいつでも取ることができると思いましょう。
一例としては、悲しいお葬式の休暇時間にでもお笑い番組で笑える、忙しい仕事中でも職場で歩いている瞬間にアイドルの歌を思い出せる等です。
外からバレない程度の不謹慎さが武器になります。

2024年10月6日 7:38
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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四...
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質問者からのお礼

暖かいお言葉の数々、誠にありがとうございます
私は自分を責めてしまうこと、小さな喜びを感じられないこと、人に話しても現状は変わらないと思ってしまっていること、焦ってしまうことがあるので、宮本さんのおっしゃる通りにできるか自信がありませんが、前に進もうとしている姿勢が尊い、ここに相談したこと自体が一歩前進という言葉を胸にしまい、少しずつ考え方を変えていけるようにしたいです
これから先、どうなるか分かりませんし死にたいと思ってしまう時もありますが、宮本さんのお言葉を心の支えとし、自分なりに生きていこうと思います
この度はありがとうございました

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