幻覚・幻聴・妄想対策
お坊さんが修行の過程で、幻覚・幻聴・妄想が出ることがよくあると聞いたのですが、それに対策する知見をお教え願います。
個人的なことですが、私が、多少そういうものがあり、病院の薬でも残る場合は、気にしないしかないということなので、何かヒントやアドバイスを知りたいと思い、仏教にはよくある症状と言っていいかわかりませんが、よくあることと何度か読んだことがあるので、知見をお教え願いたいと、質問しました。
よろしくお願いします。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
起きながらに夢を見る能力だと思う
夢は、脳みそが記憶データを整理しているときに出る副産物みたいなものでしょう。
普段の日常生活では意識が煩雑に働いており、脳は引き出しを整理する余裕がないのです。
しかし、眠っているときや、瞑想等で意識が静かになったときに、夢や白昼夢が浮かんできます。
脳の特性上、記憶データを引き出しから取り出して整理する必要があり、生成AIが創る動画のようにとりとめなく連想されるままにイメージや概念をつなげた動画が出力されるのかもしれません。
つまり、夢を創るのは脳の仕事でありますが、瞑想修行者は起きていながら夢を見られるほど意識を静めることができる。
そして、あなたには瞑想しなくても夢を見る能力があるとも言えます。
脳内のセロトニンの分泌が少ないと鬱になりますが、麻薬等でセロトニンが溢れすぎると幻覚を見ます。
瞑想修行はセロトニン神経を調整する効果もあります。
我々の能力や特技や特徴は、必ずしも何かの役に立つわけでもなく、むしろ日常生活の邪魔になる特徴もあります。
アレルギーの人は身体の防衛機能が強いから身体を病気から守れるのですが、ミサイル(鼻水)が人より多く発射されてウザい等のデメリットもあります。
しかし、それも含めて自分の特徴だと受け入れ、対応を考えるしかありませんね。
起きながらに夢を見られる特殊能力は、アレルギーで鼻水が人より多く出るみたいなものだと思いましょう。