大学の人間関係について回答受付中
人間関係について相談です。
大学二回生です。一年の春に唯一の同じ学部の友人とSNSを通じて知り合い、日常的にその子と一緒に講義を受けたり学内で行動を共にしたりするようになりました。
さらに、SNSで他学部の学生とも繋がり、同じ学部の友人も含めて自然と一回生のSNSをやってる人たち同士でコミュニティのようなものができていきました。昼休みに大学内のフリースペースで集まって話したり、皆で一緒に遊びに行ったりする機会も増えていきました。
しかし、そうした関係の中で、次第に「なんとなく合わない」と定期的に感じることが多くなり、それがストレスや気疲れの原因になってしまいました。
そのため、二回生になって春学期が始まってからのこの数週間、突発的に同じ学部の友人とも距離を置き(春学期は一緒に履修登録もしていないので)、一人で講義を受けるようになり、フリースペースにも行かなくなりました。
とはいえ、その友人とは必修科目や教職課程の授業が重なっているため、学内や講義は勿論のことグループワークやゼミ等で顔を合わせる機会も今後あることが考えられ、どうしても気まずさが残ってしまいます。
あまりに気まずいので図書館にこもったり、講義にわざと遅れて入ったりするようになり、それも物凄くストレスです。
また、その子との関係を断ってしまうと学内でぼっちになってしまうのも不安で、今後の大学生活を考えると、その子との関係を元に戻して、頑張ってコミュニティとの付き合いも続けていく方が良いのかなとも悩んでしまいます。
正直、自分でもどうすればいいのか分からず、最近は大学に行くのが非常に憂鬱です。
簡単に答えの出ることではないかもしれませんが、何かしらアドバイスやヒントをいただけたら幸いです。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
学校とは平穏な人生を送るための訓練場。
拝読させていただきました。
まず人の苦悩はどこからやってくるのか?それはすべて「迷い」からです。それを「無明(むみょう)」と称します。
まほろばさんは、迷っているからこそ苦悩に転換してしまっているのが現状の心境でしょう。誰にでもあることです。
しかし、これから大学を卒業してからの社会では、他人のことを考える時間が無いほどに仕事やプライベートも含め、自己と向き合うことが増えるのが大人の世界。
ここで、ザ・ブルーハーツのボーカリストの甲本ヒロトさんの名言を見てみてください。
ヒロト「居場所あるよ。席あるじゃん。そこに黙って座ってりゃいいんだよ。友達なんていなくて当たり前なんだから。友達じゃねぇよ、クラスメイトなんて。たまたま同じ年に生まれた近所の奴が同じ部屋に集められただけじゃん。」
「趣味も違うのに友達になれるわけないじゃん。山手線に乗ってて、『はい、この車両全員仲よく友達ね』って言われても、『いや、偶然今一緒に乗ってるだけなんですけど』って。友達じゃねぇよ。」
「ただ、友達じゃないけどさ、喧嘩せず自分が降りる駅まで平和に乗ってられなきゃダメじゃない?その訓練じゃないか、学校は。友達でもない仲よしでもない好きでもない連中と喧嘩しないで平穏に暮らす練習をするのが学校じゃないか。だからいいよ、友達なんかいなくても。」
上記を記させていただきましたが、人は友達が居なければ不安や、結婚適齢期を越えれば不安、仕事がなければ不安などなど、さまざまに襲来してくる悩み事です。
私たち仏教者は「正しいことを伝達していく使命」を持っています。真実という不変の真理を布教していきますが、しかし丸呑みしてもいけないのです。
なぜなのか?
▪️人は正しい人に付いていくのではなく、信じたくなる人に付いていくのが人間の心です。
頭が賢い、権力をもっている、財産を有しているなど、世にいう成功者的に見える存在に全員は賛同しないのです。人はすべて"ご縁"(relationship)から成り立っています。
出会う人を寂しさやお願いされる心境から成り立った関係の縁は、やがて苦悩となります。
お互いに利用しない、されない、関係性を継続できるならば、復縁を考えてみてはどうでしょう。
参考程度までに。
人生とは、良きご縁・悪いご縁によってすべて変化していきます。「良きご縁を」
合掌
伝えられる関係に。心地良い距離感を保っていきませんか。
なるほどね。そりゃ複数人で集まれば気疲れもありますよね。
我慢をして付き合うか、距離を取るか、とどちらかを選ばずとも、その日の気分に合わせて付き合ってはどうかしら。
繋がりがあるから、情報が得られたり、楽しく気が紛れることもありますし。ずっと一緒だから、疲れたり、自分のペースで動けないってこともあり、どちらにも良さもしんどさもありますよね。
大学生活はまだ長いですから。伝えられる関係になりましょう。「課題に取り組みたいから、今日は一人で図書館に行くわ」「用事があるから先に帰るね」と、言える関係をね。自分から避けるような行動を取ると、周りも(嫌われた)と思って声をかけたり誘いづらくなってしまいます。だから、一緒に過ごせる時と、ひとり時間を過ごしたい時を使い分けながら、「今日はひとりで動くね」ってことを伝えつつ、心地良い距離感を保っていきませんか。
アッサリとOKと理解してくれる人もいるでしょうし、陰で何か言われるようになれば そっとフェイドアウトしていけばいいのですからね。周りのペースに振り回されるよりも、あなたのペースを大事にしましょうね。