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自分はダメなのか?回答受付中

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有り難し有り難し 21

お世話になります。
今働いてる会社で適応障害になり、2ヶ月間休職しました。復帰後、8月から新しい部署になり今1週間が経ちます。
休職期間中は次の部署では頑張りたい思いが強く意気込んでました。
でもいざ新部署で働いてみた感想は、仕事が自分にとって難しすぎる、結構肉体労働。で毎日クタクタになって帰ってきます。人間関係も5人しか居ない部署で仕事の話ばかりで全然ついていけません。孤独感を結構感じます。なんなんですかね。この感情。どこまでも地獄がついてくる感覚で。転職しない方が良かったのかな?とたまに思います。まだ1週間なので仕方ない事だとは十分わかっています。でも期待していた自分が崩れ落ちた感覚です。さすがにもう逃げれないので頑張ろうとは思いますが、今の所全然楽しくないです。自分のこの捻くれた思考をどうにかプラス思考になれる様にご教示してください。

2025年8月7日 21:26

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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

開き直る図太さがあっていい。マイペースを乱さなくていいのです

少なからず思い描いたようには、人生進まないものです。適応力も人により違いますし、あなたが生きる世界もその職場内だけの人生ではありません。
ですから、開き直る図太さがあっていいのですし、焦ったり周りからの反応(評価)に一喜一憂せずに、仕方がない〜これから これから〜と、マイペースを乱さないように、一日一日を積み重ねていきましょうね。

時間が慣れや人間関係を深めてくれるものですからね。こういうもんだろうという納得も必要ですよ。そして、勤務時間が終わると、自分時間を大切に、ゆったりと心身を休めてくださいね。プライベートの充実が、仕事のストレスを和らげてくれますからね。

2025年8月8日 11:53
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個別相談可能
はじめまして(*^^*) 中田みえです。 教善寺 住職として、母親として、慌ただしく過ごしております。 ◆ゲートキーパー ご相談 駆け込み寺 (訪問は要予約。まずはメールでお問い合わせください) ◆ビハーラ僧、終末期ターミナルケア、看取り、グリーフケア、希死念慮、自死、産前産後うつ、育児、DV、デートDV、トラウマ、PTSD、傾聴トレーナー、手話、要約筆記、行政相談員、小学校 中学校支援員としても、ケアサポートをしています。 ◆一般社団法人『グリーフケアともしび』理事長 【ともしび遺族会】運営 毎月 第1金・昼夜2回開催(大阪駅前第3ビル) 14:00〜,18:00〜 お問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com *この活動は皆さまのご支援により支えられております。ご協力をよろしくお願いします。 ゆうちょ銀行 口座番号 普通408-6452769 一般社団法人グリーフケアともしび ◆『ビハーラサロン おしゃべりカフェひだまり』 ビハーラ和歌山代表 居場所運営 問い合わせ申込⬇️こちらから griefcare.tomoshibi@icloud.com ◆GEはしもとサピュイエ 所属 (Gender Equality 誰もが自分らしく生きることができる社会をめざして)DV・女性支援 ◆認定NPO京都自死自殺相談センターSotto 元グリーフサポート委員長(2018〜2024) ◆保育士.幼稚園教諭.小学校教諭. レクリエーションインストラクター.中学校DV授業 10年間 保育 教育の現場で 総主任として勤めた経験も生かしつつ、お話できることがあれば 幸いです。 いつも あなたとともに。南無阿弥陀仏 ここでは、宗旨を問いません。 まずは、ひとりで抱え込まないで。 来寺お問い合わせは⬇️こちらから miehimeyo@gmail.com ※時間を割いて、あなたに向き合っています。 ですので、過去の質問へのお返事がない方には、応えていません。お礼回答がある方を優先しています。 懇志応援も宜しくお願いします。 ※個別相談は、hasunohaオンライン相談より受け付けています。お寺への いきなりの電話相談は受け付けておりません。また夜中や早朝の電話もご遠慮ください。 法務を優先させてください。
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地獄がついてくる感覚

ご相談を拝見して、「地獄がついてくる感覚」という表現に、とても深い正直さを感じました。仏教でいう「随煩悩(ずいぼんのう)」。つまり、状況や場所が変わっても、心の奥にあるクセや思い込みがついて回る状態に近いものです。これは決して「悪い心」ではなく、人が環境に適応するときに自然に起こる心の反応です。

まず、今の感情は「異なる環境への適応期」によくある反応で、仏教でいう「苦諦(くたい)」。人生は思い通りにならない側面を持つ、という真理、そのままです。復帰前は「頑張りたい」という希望が強かった分、現実とのギャップがより鋭く感じられるのも自然なことです。

大事なのは、この「地獄感」を無理に否定せず、「ああ、自分はいまこう感じているのだな」と認めること。これは「止観(しかん)」と呼ばれる心の使い方で、まず止(とど)めて観(み)る。評価や結論を急がず、ただ事実として受けとめる練習です。

次に、「難しすぎる仕事」や「孤独感」を感じるときは、仏教でいう「縁起(えんぎ)」。すべては関係性で成り立っているを思い出してみてください。人間関係や仕事のスキルも、一足飛びに完成するのではなく、少しずつ縁がつながり、積み上がっていきます。最初は「自分だけ浮いている」ようでも、日々の小さな関わりがあなたの居場所を形づくります。

そして、心を少しでも楽にするために、毎日ひとつ「喜びの種」を探してみてください。たとえば「今日は一回ミスを減らせた」「あの人が笑顔で話しかけてくれた」など、小さな達成や温かさを見つけます。これは「随喜(ずいき)」。他者や自分の善い行いを喜ぶという仏教的な心の習慣で、思考の方向を静かに変えてくれます。

最後に、「もう逃げられない」という気持ちに押しつぶされそうなときは、呼吸に意識を戻しましょう。吸う息で「今ここ」に戻り、吐く息で「余計な期待や失望」を手放します。これは真言宗でいう「息災(そくさい)」。災いを鎮める修法の原点にも通じます。

まとめると、

感情を否定せず、そのまま観る(止観)

縁起を思い出し、「今」は過程の一部と知る

毎日ひとつ、喜びの種を見つける(随喜)

呼吸で心を鎮め、期待と失望を手放す

この4つを続けることで、「地獄がついてくる感覚」は、少しずつ「地獄の中にも灯りがある」という実感に変わっていくはずです。
合掌

2025年8月8日 12:49
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仏教×対話×ビジネス。僧侶・理学療法士・プロファシリテーター。経営と人生に「問い」を。仏教と対話で導く、リーダーのための内省と再構築。ビジネスという営みを通じて、人が本音と出会い、本来の個性で生きる場をひらいています。 ※お坊さん回答の中に「鈴木光浄」がおりますが当初諸事情がございまして私が回答したものでございます。そちらもあわせてご参照ください
心身ともに医療介護は専門領域。 これまで急性期から終末期まで患者さんを担当。 町の診療所から在宅までキャリアを築く。 2歳から108歳まで患者さん担当。 カウンセラー、コーチ、コンサルタントでもありますので メンタルヘルスから新規事業、マネジメントまで相談対応可能。 ビジョンワークはライフワーク。 もちろん職業柄、人生相談はこれまで多数受けてきました。 ぜひご自身の本音を出してください。向き合ってください。 私は伴走させていただきます。

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