引退間近です
弓道部の3年生で、あと1週間で最後のインハイ予選となりました。
そんな中、部内でも練習量を多くして、直前の校内選考会でも上位をとったのに団体メンバーには補欠となってしまいました。しかもうちの学校は春の大会ではほとんどメンバー変更をしないため、本番で出るチャンスが見込めません。こんな風に諦めたくはないのですが、実際正規メンバーよりも結果を出せず、スタメンのチャンスが1度だけあった時も結果を出せませんでした。
悔しくて悔しくて仕方がありません。私は弓道も部活も好きです。だから最後は個人戦団体戦共に活躍したかったです。でも全員出場できる個人戦で結果を残して県大会は団体戦メンバーに入りたいと思っています。しかし、本番になると緊張していつものことができず、結局毎大会後悔だけが残ってしまいます…
最近の練習では「また後悔だけが残って終わるのかな」と思ってしまい、気力がついていきません。そんな自分が大嫌いです。
本番までの1週間、どういう気持ちで過ごしたらいいのでしょうか。
どうしたら緊張せずに自分の力を出し切れますか?
あと、自分の人を下に見てしまう性格を治したいです。
長文失礼しました。助けてください。
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多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
みんな、緊張しまくって試合の場に立っているんだ。
今、リオオリンピックの代表選考をしてますね。各競技によって、出場枠の獲得方法も異なりますし、選手選考の方法も違いますよね。例えば、水泳の競泳は決勝での「順位」「標準記録突破」で代表を決めます。北島康介選手は準決勝では標準記録を突破したけど、決勝では下回り、代表選考から落ちました。
或る中学の女子バドミントン部でA子さんは団体シングルススのメンバーに選ばれました。実力的には、A子さんより実力が上の選手は数名いました。其の部の監督である教員は夏休み中なら宿題がちゃんと終わっていない選手は練習試合や大会に出場させませんでした。A子さんは実力的には劣っても、宿題はきちんと終わらせ部の副部長として練習のスケジュール、下級生への配慮等部長以上にまとめ役として貢献してました。チームは県大会まで出場できたけど、A子さんは全く勝てませんでした。でも監督はA子さんを出場させ続けました。
選手選考には、時には非情さと不条理さが付きまといます。今後大学や社会に進めば、別な形でこういう非情さと不条理に遭遇します。現在のあなたの視点では納得できない選手選考かもしれませんが、監督はあなたとは別の視点から選手選考しているかもしれません。いつか、これも良い経験だったと思える時が来ます。
先のオリンピック選考の競泳にしても、すべての選手が常に自己ベストを出せるとは限りません。弓道で的中をたくさん出して最高の結果を出せれば良いですが、思うようにならないのが現実です。「最善の結果がでなくても、良い。でも、残された日数、悔いの残らない練習をしましょう。弓道も試合を行う限りは他の選手との競い合いですが、基本的には自分と向き合い、自分をコントロールしていく競技だと思います。
雑念を払いたいと思って坐禅を始める方がよく居られますが、実際には逆効果の場合が多いです。坐禅すれば最初のころは雑念が次から次と湧いてきます。人間は誰しも集中力を持ちたいと思いますが、現実にはなかなかうまくいきません。「本番になると緊張していつものことができ」ないのは、あなただけではありません。みんな緊張してドキドキしながら、競技に臨んでます。緊張を恐れる必要はありません。緊張するのが当たり前。自分もみんなも「緊張しまくりだあ。でも、練習した通りやってみるだけだ。」と言う気持ちで矢を射てみましょう。
終わりではありませんよ
あなたは何のために弓道をしているのでしょうか?
戦のため?
ハードなトレーニングで心身を鍛えるため?
雑念に囚われない心を育てるため?
芸術性の追求?
競技として的の真ん中に当てるため?
他人に勝つため?
団体メンバーに入って名誉を得るため?
友達を作るため?
その他?
目的は人それぞれだと思います。
今一度あなたの弓道の目的を考えてはどうでしょうか。
目的を明確にして、目的以外の事は綺麗さっぱり捨てることです。
そうすれば迷いはかなり無くなると思います。
また、たとえ良い結果が出なくても、それはそれで貴重な大切な事です。
その経験や悔しさはこれからの人生に良い方向に影響を与えることでしょう。
なお、部活を引退して弓道は終わり、ではありません。
道は一生続くのです。
武具を置いても、一生をかけて、あなたの弓道を歩んでください。