救いと心の平安について回答受付中
母親の過失により生後2か月で熱湯をかぶり顔を含む全身熱傷を負いました。
そのせいで、他人にジロジロ見られ指をさされ、すれ違いざま罵倒され、小中9年間虐められ、就職差別にもあいました。
16歳の時に夫婦喧嘩の腹いせで、父から熱傷の原因は母だと知らされました。
これら沢山のトラウマが原因で、39歳時に複雑性PTSDと双極性障害2型を発症しました。
60歳になる現在も、治療が続いています。
精神科担当医には「積み重ねた経験というコップの水が、ついに溢れてしまった結果です」と言われました。
他人なら過失致傷という罪を負うほどの事をした母、自分の気をはらすために知りたくなかった事を私に告げた父。
産み育ててもらった親の恩以上に身体と心を壊された恨みが勝ち、60過ぎても怒りと苦しみが増すばかりの私に、救いと心の平安が訪れるすべをご教示ください。
お坊さんからの回答 2件
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
安心できる場所を広げていきましょう。ハスノハもあなたの居場所
全身火傷…その傷は、今もあなたを苦しめているのですね。痛い。痛くて堪りませんよね。
火傷以上に、人間の醜い刃に切りつけられてきたのだと思いますと、どれほど恐怖だったことか。
なぜ、あなたの内なる心に触れようとしないのか。皆同じ人間であり、等しく平等の存在であるのに、外見で嫌い、偏見や差別を向ける。
あなたがどんなに悔しくて許せなかったことか。周りの人たちを、憎む存在にしか思えなくなる。
もっと、笑い幸せを実感できる人生を歩みたかったですよね。
仏様は、どんな姿、どんな生き方、どんな者であっても、いのちを慈しみ救おうと願ってくださいます。仏様にとっては、大切な仏の子、我ごとのように この私を愛してくださいます。
そして、世の中にも、あなたを想い、味方でいてくれる人もいるのです。こうしてハスノハに出会えたことも、仏様からのお導きでしょう。
あなたの安心できる場所を広げていきましょう。ハスノハもあなたの居場所に。傷を手当てをしてあげたいわ。あなたと一緒に笑って生きていけるように、繋がっていきましょうね。
ご両親を許してあげてください
ハスノハにご相談いただき、有り難うございます。
あなたがこれまでどれほど多くの怒りと苦しみを感じられたかと考えると、胸が締め付けられる思いです。
医師から「コップの水がついに溢れてしまった結果です」と指摘されたとように、あなたはずっと我慢に我慢を重ねてきていらっしゃったのでしょう。
釈尊の言葉に「戦場の象が射られた矢にあたっても堪え忍ぶように、われはひとのそしりを忍ぼう。多くの人は実に質が悪いからである」というものがありますが、まさにあなたはそんな人生を歩まれたきたのだと思われます。
ところで、火傷の原因はお母様であるということですが、お母様はそのことで、もしかしたらあなた以上に苦しまれたのではないでしょうか。
代われるものなら自分が代わりたいと、たぶん思い続けたはずです
お父様もきっと心の中でお母様が許せず、感情の赴くまま、つい口に出されたのだと思われます。
お父様が口にされなくても、あなたはいつかそのことを知っていたはずです。
どうかご両親のことを許してあげてください。
還暦を過ぎたあなたが今どのように暮らしていらっしゃるかはわかりませんが、慈悲の心を持って、怒りを手放し、苦しみから解放されることを願っています。
それが叶えば、あなたは誰よりも仏に近い場所にいるはずです。
質問者からのお礼
井上様。御回答ありがとうございます。ですが、親を許し、慈悲の心を持ち、怒りを手放し・・・それをどうやったら成しえるのかが、知りたいのです。
それを出来ないからこそ、苦しい。
どうしたら出来るようになるのか。
仏教では、その解答は得られないのでしょうか。
中田様。
寄り添っていただけて嬉しいです。
私には夫もおりますし、見た目問題当事者の仲間もおります。
とてもありがたい存在です。
ですが他の当事者には私のような加害者がいる原因で当事者になった人はおらず、孤独を感じます。
夫には精神疾患発症からずっと迷惑をかけ続けて、話を聴くのは「もう勘弁してくれ」と言われます。
精神科担当医と話し、心理士のカウンセリングを受けても、私の心は凪をむかえられないのです。
どうやったら怒りと苦しみを手放せるのか、仏教ならそれを教えて貰えるか、と質問いたしました。
長々失礼いたしました。
どうもありがとうございます。