僧侶か一般企業か、進路について回答受付中
21歳大学生です。
父は日蓮宗の僧侶であり、私は長男です。
単刀直入に言うと進路に困っております。
得度済みなのでお坊さんになるには大学へ行き、そうかいを取得するのが一番効率的です。また私の周りのお坊さんたちも、高校卒業したら推薦で仏教学部に行き、そのままお坊さんになる方が多いです。
しかし私は一般企業にお勤めし、社会経験を積み、30代前半になってからそうかい単位を取得したいと考えています。
今私には選択肢が3つあります。
一つは、現在通っている大学卒業後、仏教学部に進学し、そうかい単位を取得すること、二つ目に現在通っている大学卒業後、就職し、30代前半で仕事を辞め、実家を手伝いながら仏教学部へ通い、そうかいを取得すること、三つ目に、卒業後就職しながら科目聴講生として知識だけ付け、くらいの低い衣の色からスタートすることです。
私はどうしたら良いでしょうか?
どうか回答宜しくお願いします。
お坊さんからの回答 1件
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人生無駄なし それぞれの道に仏の光あり
お早うございます。今日も大学の授業ですね。このハスノハに相談するまでにも、自分なりにいろいろ考えてこられたでしょう。21歳で、真剣に進路を考えていることが、とても尊いことです。
実は、私の息子もひひさんと同じ世代です。だから、ひひさんが、自身の思いと、お寺の状況やまわりのお坊さんの進路との狭間で悩んでいることが、手に取るように浮かんできます。
進路について3択を選ぶ前に、ひひさんに尋ねてみたいことがあります。ひひさん自身にとって、仏教や日蓮宗の教えはどれほど身近なものですか?そして、寺院や僧侶がおかれている現状をどのように受けとめていますか?また、寺院や僧侶・仏教とは無縁に見える友人や社会をどのように感じていますか?
これらのことを俯瞰する中で、自ずと進路についても方向性が見えてくるのではないかと思っています。「とりあえず取得する」か「自分の問題意識が高まって取得する」かによって、学びの集中度も変わってくると思います。そして、それまでの時間的な猶予が許される状況であれば、なお素晴らしいですね。
父親と長男という関係は、いつの時代、どの業界でも難しい間柄です。お寺の場合は、これまで支えてくださった檀家さんへの気遣いもありますから、一般企業以上に難しい面がありますね。だから、ひひさん以上にお父さまも、お寺の後継者についてはいろいろお考えがあるでしょう。親子で話題を切り出すのも、勇気がいりますね。「一般企業にお勤めし、社会経験を積み、30代前半になってからそうかい単位を取得したい」と、いきなり直球を投げるより、まず「お父さんはどんな学生時代だったの?」と若かりし日をふりかえってもらい、その思い出を共有することからお勧めします。お父さまの本音がこぼれだしたときに、それにあわせて、ひひさんなりの将来設計と熱意を伝えられると、お父さまにもひひさんの成長と今後の安心を受け取ってもらえるのではないでしょうか?
その事前準備としてこのハスノハを活用していただけたなら、私はとてもうれしいです。因みに、得度を済ませているわが息子も、今は社会人。「10年後に自坊に戻ってきます」と宣言してくれました。
ひひさんが僧侶として歩み出す時、煩悩渦巻く社会での経験と、苦悩抱える人たちの姿は、かけがえのない原体験となるでしょう。hasunohaの僧侶一同も、ひひさんの今後を応援しています。



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◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。