同居の実母と夫が仲良くしない
夫(マスオさん)と実母(父は他界)の不仲の件でアドバイスお願いいたします。
不仲といってもけんかするわけではないのですが、けんかするほど接触しないというのが実情です。内心はふたりともお互いのことが嫌い。でも理性的で争いを避ける性格だから、ことを荒立てないように、うわべを取り繕って暮らしている感じです。
夫のほうですが、同居を承知で結婚したので同居が不満なわけではありません。ただすごく無口で、必要な人としか喋らない人です。高齢者と話すのも嫌いで、そもそも高齢者に興味がないというか、関心がない。だから話題もさがせない。
でも彼にしてみれば私と話ができれば用が足りてしまうので、母と無理して会話する必要性を感じない。無口なかわりに愚痴もいわないので、そこはとても助かります。
母のほうは、外へ行くと今でもおじいちゃん連中にちやほやされるような美人です。母にとって夫はきっと、人生ではじめて自分よりほかの女(私)を見た男、なんでしょう。
プライドが高いので、自分から相手の関心をひこうと努力したりしません。私には彼への不満(無口、気がきかないなど)をときどき愚痴ってきます。彼が帰宅すると舌打ちして自分の部屋にいってしまいます。
ただ、自分に関心がない人を好きになれるはずはないので、母の不満もわかります。
こんなふたりでも、きっと私が明るく元気に仲を取り持てればなんとか打ち解けられたんじゃないかと思うんです。でも私も無口なタイプで、場を盛り上げるとかできなくて。
たぶん私が、娘として妻として、いたらないんです。
でも毎日悲しいです。いっしょに食事してても、一言も会話しない2人とひとつ屋根の下で暮らすのは、茶番劇とすら思います。幸い子どもがまだ小さくてにぎやかなので、表面上は平和な家庭なのですが・・・。私はどうすればいいのでしょうか。
実母との関係
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
あなたがほめ上手になる事から
あなたがまずご主人を褒めちぎります。
ほめることの重要性を家庭内で広めることです。
ハーバード大学の研究でも、一日に3つ良いこと探しをする事は良いことであるという研究結果が出ています。それを家族の会話の中で盛り込んでみてください。
「今日はどうだった?」ではなく、
「今日はどんないいことがあった?」と語りかけるのです。
この話は、それをする事が脳にも良い作用を生み出すことであることを伝えることも重要です。
毎日修行だと思ってやってみてください。
わるい所さがしばかりが得意になっているから家庭が暗いのです。
現にあなたも質問の中で悪い所ばかりが目についていらっしゃいますので、ご自分のご質問を読み返して頂き、回答のお礼の欄に、他者を悪しざまに言ったり、誹謗中傷する言葉を改変して、送ってみてください。(無理でなくて結構ですが、やってみるとその効果があなたの中で実証されます)
人間は物事を相対的に観る慣習、習慣があります。身について染み込んでしまっています。
わるい所が探せるという事は、良い所も必ず探せるはずなのです。
これは、まずあなたの修行です。あなたが良いトコロ探しの達人になれば、周りの人にナイス助言ができます。謙遜の気持ちも生まれます。あなたより年長者であっても、その方々よりも品位だけは高めることができます。
仏教は、人間的な品位の向上、精神の向上でもあります。
あなたが清らかな源泉となって、ご主人、母親も潤してあげることです。
いかに〈表面的〉でも結構ではありませんか
家庭とは多かれ少なかれ、そんなものです。
生まれも育ちも、箸の握り方も頭の下げ方も違う大人同士が〈心からうち解け合って一緒に住む〉などということは、テレビドラマならいざ知らず、例外的であると考えたが現実に即しています。
もしも、うち解け合わせるものが、貴方様の場合、ご主人がお母様を必要以上に〈女〉として観てしまったり、貴方様よりもお母様と趣味などが一致して気があってしまったりという状況であれば、ことは遥かに深刻です。
それこそ、テレビドラマや小説の世界が現実化して、とんでもない日常生活になってしまいかねません。
貴方様のご家庭がすばらしいのは、まず、皆様が〈大人〉であるということです。
気に入らなくても感情的になってぶつかり合わず、それぞれが、それぞれなりのものを胸にしまって日常生活を淡々と続けておられることはすばらしいと言うしかありません。
もしも貴方様が気になっておられる〈薄膜〉が破れる場合があるとすれば、何か突発的なできごとが起こった時でしょう。
そこでガッカリするような事態になるか、感激させられるかは、〈その時〉になってみなければわかりません。
そこから先はまた、その時が来たならお考えになられれればよろしいのではないでしょうか。
貴方様が家庭の太陽となり、お母様とも、ご主人とも、お子様ともしっかりつながっていれば、家庭生活の理想的状況として充分とは言えないまでも、必要な要件はかなり整っていると考えるべきでしょう。
ただし、全体のバランスに対する自分の責務を意識し過ぎず、それぞれと信じ合っていられることに感謝を持って生きられた方がよいのではないかと思います。
皆々様へ仏神のごかごがありますよう。
お子さんの事から
せっかくのおいしい食事も、一言も会話が無くては、楽しくないですね。
ココナさんは自分が娘として妻として、いたらないと書かれていましたが、そんなことは決して無いと私は思いますよ。
無口な二人も、電話がかかってくればその相手と話しますよね。相手に自分の要求を伝えようとする必要に迫られた時は、話すしかないのです。普段は必要が無いだけでしょう。
今は、小さなお子さまを育てられているココナさんが、家族の問題を1人で抱え込んでしまわれていることが心配です。ご主人とお母様の事は、ココナさんのお子さまが相手を気遣う優しい心と、周囲を明るくする笑顔を持つようになれば、氷解していく問題かもしれません。まずは子育てにまい進されてはいかがでしょうか。あれもこれもと欲張らず、小さなことからコツコツとすすめることをおすすめします。
質問者からのお礼
お礼が遅くなって申しわけありません。
どうもありがとうございました。大変参考になりました。
ただ、わからないことが・・・。
「大人の生活」と「偽りの仮面の生活」はどうちがうのでしょうか。
「欲張ること」と「理想を追うこと」はどうちがうのでしょうか。
私は未熟者のため、考え込んでしまいました・・・。
丹下覚元さま。ご回答ありがとうございました。
たしかに私の文章には欠点ばかりあげつらってありますが、ここは悩み相談の場でしかも文字数制限があるので、長所を書いていては、私が何を悩んでいるのかが伝わらないと思います。
私自身はふたりの長所をよく理解していますが、私が母に夫のことをよく言うと、母はたちまち不機嫌になります。
母のことを夫にほめると、身びいきだと思われます。
今朝も、母は夫の行動を気に入らず、でも本人に直接言うことはできないため、私だけに「彼はでしゃばりすぎる」と言い捨てていきました。
「あんな男を選んだあなたがまちがっている」と言われているようで、ものすごくつらいです。