自閉症児の息子との関係について。
息子との時間がしんどいです。息子は自閉症児で、私も発達障害持ちです。
夫は理解がなく、息子を怒鳴りつける始末。
普通の子供がうらやましくてたまりません。
私は息子のことが大好きなのに、そんなことを考えてしまいます。
そんなわたしに喝をいれてください。
昔の夢が諦められず、時間もない。 なんだか毎日イライラしています。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
喝はいれませんが、障害への勝つをいれます。
たくみんまま様
川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。
息子さんのこと、誠に心配でございます。また、ご主人様の理解が乏しいのは本当に残念なことでございます・・
自閉症(スペクトラム)・広汎性発達障害も千差万別の症状があり、アスペルガーや軽度、高機能も含めて相当に発症数も増えてきてしまっておりますが、様々に多方面の分野で研究も進んでおり、改善へと向けて大いに期待が持てるところでございます。
「どんどんなぞが解明していく自閉症」
http://matome.naver.jp/odai/2134736631606483601
とにかく療育(行動・認知療法、ABA・TEACCHなど)と併せて、医療分野、または、栄養分子学(オーソモレキュラー)や免疫学による取り組みなどと共に総合的に原因(過去ではなくて今現在における原因)を追求して、その阻害要因を一つ一つ排除させていくことにより、必ずや改善していくのではないかと存じております。
仏教も同じで、悩み苦しみ(苦諦)には、それぞれに必ず原因(集諦)があり、その原因にしっかりと対処していくこと(道諦)で、結果となる悩み苦しみを無くすこと(滅諦)ができるとして、釈尊は様々に方便を用いられて(それぞれの病気に応じた処方箋・薬を出すように)教えをお説きになられた次第でございます。
自閉症、障害も完治までに至らなくても(そもそも人間誰しも大小少なからず色々な問題を抱えているものですので、何が完治、普通であるのかは一概に言えるものではありませんが)、大きく改善していくことは望めるのではないかと存じます。慎重さももちろん必要なこともあるでしょうが、じっくりと焦らずに色々と関係機関・専門家と相談なさられつつに総合的に前向きに取り組んでみられて下さいませ。
そして、上記のことと併せて、やはり息子さんへの最大の処方箋は、母親であるたくみんまま様の笑顔になるのではないかと存じます。母親がいつも笑顔で息子さんと接することができるように、是非とも旦那様には最大限のフォローをして頂きたいものでございます。
きっと必ず良くなります。大丈夫です。
善処を心から祈念申し上げます。
川口英俊 合掌
まず、あなたが自分を責めず安心をしてください。
発達障害を持ちながら自閉症のお子さんをお育てになるのは凄く大変な事であろうと思います。
あなたはよく頑張っていらっしゃると思います。
私は精神科医でも何でもないので、一般的なことしか申し上げられませんが…
自閉症児は親ともコミュニケーションが取れず、親が子供を理解できないでいる事が多いと聞いております。
そうなのです.あなたのような悩みは自閉症の子供を持つ親御さんにおそらく共通のものなのだと思うのです。
そのような中で、日本の自閉症の子供(今は成人されていますが)が自分の感情や思いを綴った本『自閉症の僕が跳びはねる理由』((株)エスコアール刊)が世界でベストセラーになり、世界中の自閉症の子供を持つ親から、自分の子供の気持ちを理解する助けになったと絶賛されているようです。
よろしかったら読んでみてはいかがでしょうか?
また、その自閉症の作家さんのホームページはこちらです
http://naoki-higashida.jp/profile.html
ご参考になれば幸いです。
質問者からのお礼
ありがとうございます。
東田さんの本、早速で読みました。
なかなか会話が成り立たないため、息子の内面までは目が行かず、困り行動ばかり気になってしまっていましたが、この子にも気持ちや心があるのだ。ということを再確認しました。
この子のためにも笑顔でいなくちゃダメですね。旦那さんとも話し合って見ようと思います。