修行に関しまして
はじめてご質問させていただきます
どうぞよろしくお願いいたします
わたしは幼少の頃から某宗教にはいっており
寺院内や神社など教えに背くのではいることが禁止されておりました
しかし近年
仏様の教えなどにしりたいとゆう気持ちが芽生え
在の修行をしてみたいとかんがえるようになりましたが
今まで寺など伺ったことがない上に
いろんな宗派があるとおもうのですが
仏様のおしえは宗派にかかわらず同じなのでしょうか?
またそういった修行をさせていただく寺院さんもありのでしょうか?
よろしく
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
読書から始めてもいいですよ
宗派がたくさんあるのでいろんな本を読んでみるのがいいでしょう。
また、信頼できそうなお坊さんがいれば、その宗派でもいいと思います。
共通しているのは、悟りを目指すという事です。
悟る目的は苦しみから逃れ、楽に生きるためです。
その方法が宗派によって違うのです。(同じ場合もありますが)
まずはお釈迦様の教えを読んでみてはどうでしょうか。
例えば、「ブッダ いのちの言葉」
https://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/4522476418/ref=mp_s_a_1_2?qid=1466041472&sr=8-2&pi=SY200_QL40&keywords=いのちの言葉&dpPl=1&dpID=41tT2hSlQ5L&ref=plSrch
他にも本屋さんに行くと色々な本があります。
ぜひ読んでみてください。
図書館にもたくさんありますよ。
大切な事は、書いてある事を理解する事では無く、日常生活の中で実践する事ですからね。
それが修行です。
違うといえば違う。同じと言えば同じ
仏教の宗派はこのように例えられます。
「同じ山の頂上を目指す異なる道」
教えの最も深い部分では宗派に関わらず同じなのですが、そこに至るまでの方法や表現としては全く別物です。中には正反対のような教えもあります。
これは仏教の開祖とされるお釈迦さまの説法のスタイルからきています。お釈迦さまは唯一絶対の教えを説くのではなく、その時その時で聴き手に合わせた手段や表現で教えを説きました。
言ってみれば肥満すぎる人には「体重を落とす努力をしましょう」と説き、痩せすぎている人には「体重を増やす努力をしましょう」と説くようなものです。この2つは表面的には矛盾していますね。しかし一歩踏み込めば「健康に良い体重を保ちましょう」というところで同じことを言っています。このような感じでそれぞれの宗派は「違うけど同じ」です。
特に修行の形につきましては、宗派が違うと並んで一緒に読経できないくらいには違います。
さて、本格的な修行生活は出家しないとほぼ無理ですが、日帰り〜数泊程度の在家向け修行会のようなものは各宗派であります。全ては書ききれませんので検索するためのキーワード程度にまとめておきます。
・密教(真言宗・天台宗)
キーワード「プチ修行」
写経、瞑想、滝行、断食など
・禅宗(臨済宗、曹洞宗、黄檗宗)
キーワード「坐禅会、参禅会」
坐禅、精進料理など
※密教は儀式や断食のような非日常的な修行を重視するのに対し、禅宗は食事や掃除などの日常を修行とするのが大きな違い
これらはほとんどの場合、他宗派・他宗教でも参加でき、入信する必要はありません。むしろ多神教であり、神仏習合していた仏教には特定のお寺を支える檀家や門徒という制度はあっても、仏教への入信という感覚が薄いです。肌に合わなければそれっきりにすれば大丈夫ですので、近場で関心のわいたところから参加してみてはいかがでしょうか。その中で宗派に関わらず、良い指導者に巡り合えれば万々歳です。そこが一番大切です。