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心転倒せず

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有り難し有り難し 13

どうぞ宜しくお願い致します。

浄土宗のお経?の中の言葉で
「心転倒せず、心失念せず、心錯乱せず」
(順番間違えてたり、漢字間違えてたりしたら
すみませんm(__)m)
が、好きです。
何か問題があった時など
心がフラつかないように、失わないように、乱れないようにしようと思っています。
中々出来てないですが。。。

実際、この言葉の私の解釈があってるかわかりませんので、本当のところの意味を
どうぞ教えて下さいませm(__)m

宜しくお願い致します。


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お坊さんからの回答 1件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

『往生礼讃』の一節です。

中国の善導大師という方の『往生礼讃』(お経として読まれます)の一節ですね。私は浄土真宗本願寺派ですが、当派においてもよく読まれます。

「命終の時に臨みて心顛倒せず、 心錯乱せず、 心失念せず、 身心もろもろの苦痛なく、 身心快楽なること禅定に入れるがごとくして、 聖衆現前し、 仏の本願に乗じて阿弥陀仏国に上品往生せん。 かの国に到りをはりて、 六神通を得て十方界に入りて、 苦の衆生を救摂せん」

という一節で、大雑把に現代語に直せば

「臨終の時には心身ともに安らかな状態で阿弥陀仏の本願(救い)に乗じて、阿弥陀仏と浄土の聖者に囲まれて浄土へとお迎えいただきましょう。浄土にて悟りの力(6つの神通力)を頂いてからは、再び迷いの世界に戻って苦悩の人々を救い導く側になっていきましょう」

という感じです。「救われて浄土に往く」だけでなく、浄土へ往った後は「救い導く側になる」というのが大事なポイントだと思います!

「臨終の時」とあるから普段の時とは関係ないのかな?と思われたかもしれませんが、普段の生活においてもやはり心の状態はしっかりと保っておくことは大事なことです。
そして「大事だというのは簡単だけど、なかなかできない自分がいる」という(自分の煩悩への)気付きもまた大切です。

何より、時代も国も違う方の仏教の言葉が心に響いたということが有り難いことだと思います。仏さまのお導きかも知れませんね。ご縁がありましたら、他のお経の言葉(教え)にも触れていただきたいと思います。

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有り難し
おきもち

2016年5月より登録させていただきました、新米回答僧です。 浄土真宗の...
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質問者からのお礼

西蓮寺渡辺様

回答ありがとうございました!
中国の善導大師様の言葉なんですね。

全文を読んで、すごく奥深さを感じました。
死ぬ時は、恐怖や苦痛もなく、心が安らかな状態で安心して極楽浄土に行けたらいいなと思いました。。
もちろん、臨終だけではなく
仰られるように普段の生活から心の状態を保ち
しっかりした自分の心の軸を持てるようになりたいです。

「往生礼賛」は奥深く、往生してからの事がまだわからない部分もあるのですが、読み返して自分なりに意味を考えてみます^_^

ありがとうございました!

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