過去との付き合い方
自分が過去にとった行動や言動が悔やまれてなりません。
あんなことしなければ良かった、なんであんなことを言ってしまったんだろう。。など、思い出せば思い出すほど落ち込んでしまいます。
そのせいで人と接するのが怖くなり、なかなか自分から人の輪に飛び込むことができません。
社会に出て、休みの日などに1人になる時間が多くなってからこんな風に考えることが増え、きっと友人も私の行動や言動で嫌な思いをしたのだろうと自分から連絡を取ることができなくなったので友人がめっきり減ってしまいました。
今幼稚園に通っている子供がいますが、私のようになって欲しくなくて、イタズラをしたときや言うことを聞かない時、特に私が子供の頃にしていたようなことをしたときなどは自分でも少しやり過ぎなんだろうと思うくらい叱ってしまいます。
もっとのびのび育てたいのですが、私のようになって欲しくない、もっと楽しい人生を送って欲しいと思ってしまいキツく叱ってしまいます。
どうすれば過去の行動や言動と今の自分を切り離すことができるのでしょうか。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
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過去の言動は今のあなたを育てる栄養
はじめまして。亀山純史と申します。
あなたの周りを見た時に、過去の言動が完璧な人なんているでしょうか。誰しも過去において、「あの時あーすればよかった。」「なんで、あんな行動をとってしまったのか。」「あんなことを言わなければよかった。」と思う言動を行っているものです。また、そういう言動を通してこそ、私たちは成長していくのではないでしょうか。完璧な言動に人は魅かれません。よく「人間くさい」という形容を聞くことがありますね。これは、機械と違い、血が通い、心があり、時には失敗もするさまを表す言葉です。過去の言動は今のあなたを育てる栄養です。過去の言動が栄養になるには、過去の言動が十分に発酵しなければいけないでしょう。そして十分に発酵するには完璧な言動では駄目なのです。反省すべき言動こそが発酵し栄養になるのです。是非、過去にとらわれ過ぎず、今を生きてください。