人間として最低なことをしてしまいました
今朝、出勤のためいつも通り電車に乗りました。いつもより混雑してぎゅうぎゅうの車内。ようやく職場の最寄駅に着いて降りようとした時に、目の前に立ってた人が意識を失い倒れてしまったのです。私はどうすることもできず、とっさに”降りなきゃ”という気持ちが先走り、その方を見捨てて降りてしまいました。
最悪なのが、私は医療従事者です。意識を失う原因もある程度は想像がつきますし、対応方法もそれなりにわかっているつもりです。でも、いざその場面に遭遇すると何もできなかった。人の命よりも先に、自分が仕事に遅刻することを考えてしまいました。人として最低ですよね。
あの時電車を降りずに対応できていたら…と、今朝からずっと後悔していますし、不甲斐なさを感じています。
こんな私に何かお言葉を頂けませんか?
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
過去のひとを救うには、いま苦しむ人を救うこと
過去のひとを救うには、いま目の前で苦しむひとを
すくうことです。
あなたはこころから後悔し、反省をされた。
それは、「次は絶対に救う!!」という土台をつくったのです。
そして、過去の、あなたの目の前で倒れたひとには、
いまからでもいい、「どうか、ご無事でありますように。」と
いのることです。
そのいのりを忘れずおれば、あなたは必ず沢山の「いのち」を
救うことができるのです。
あなたの目の前で倒れた方に、さちあれ。さちあれ。
あなたのこれからに、さちあれ。さちあれ。合掌
咄嗟の判断に迫られる、シビアな状況
拝見しました。
通勤途中の、ラッシュ時の車両内。咄嗟の判断に迫られる、シビアな状況でしたね。
「ある程度想像が出来て、対処法も分かる症状」だったと貴方は仰っていますが、例えばそれが貧血程度のことであるのか、脳血管障害などの重篤な疾患であるのかで意味合いも変わって来るとは思います。
私の勝手な推測ですが、恐らく前者と判断した貴方は、周囲の介助と駅員さんの対応で何とかなるだろうと判断されたのではないでしょうか。適切かどうかは別としても、それはそれであり得る判断だと思います。ただ、駅員さんや周囲に、医療的アドバイスなど、ひと言あれば良かったのかもしれませんね。
もし、明らかに重篤な疾患が疑われた上での今回の判断であったなら、それは貴方ご自身が一番よく分かっていらっしゃることだと思います。職業倫理から、自責の念に苛まれることは致し方ないでしょう。
実はもう数十年前のことになりますが、私がリハ科で働いていた頃、帰宅途中の私の車の後ろで、面白がって何度も煽ったり、対向車線にはみ出して蛇行を繰り返していたバイクの兄ちゃんが、私とその前数台の車を追い越した直後に転倒しました。かなり派手にやらかして、倒れたバイクからかなり遠くまで放り出されていました。何とか自力で起き上がろうとしていましたが、外傷は負っているようでした。
若かった私は、前の車に続いて、彼の横をゆっくり素通りしました。何台かは車を停めて駆け寄っていましたが、私は何事も無かったかのように帰宅しました。それから、毎朝その場所を通るたびに、事故のことを思い出し、あの時自分が取った行動を悔いました。清々しい朝であるはずなのに、そこを通り掛かると、供養の花が供えられていないか探したりもしていましたね…苦しかったですね。
さくらさん
ご返信、ありがとうございます。過ぎてしまったことは仕方のないことですし、こうして心も痛めていらっしゃる。罰だとかあまり引きずらないで、多くの患者さんのためにお仕事頑張って下さい!
次に生かす経験にしましょう。
さくらさんへ、こんにちは。
人生いろいろな反省があります。反省があるからこそ、次への挑戦になります。
なかなか頭ではわかっていても、咄嗟にはできないことです。でも今回の経験で、次にこのような場面で遭遇したらこうしようと、対応できる心構えができるはずです。仏さまの教えに「人生は二度ごけしない」というのがあります。誰でも経験がないものは失敗するものです。でも経験から二度目はしないように考えるのが仏さまの智慧です。
余りクヨクヨせずに、前向きの体験としてポジティブに受け止めてくださいね。
がんばって!合掌
質問者からのお礼
早速のご回答、素敵なお言葉ありがとうございました。”過去の人を救うには今目の前で苦しむ人を救う事”お言葉の通りに励んでいこうと思います。
蓮華寺桑木様、ご回答ありがとうございます。
倒れた時はあまりにも突然で何も考えられずとっさに電車を降りてしまった。という状況でした。降りてから冷静になり、低血圧?のう
上記ミスです。すみません。
蓮華寺桑木様、ご回答ありがとうございます。
倒れた時はあまりにも突然で何も考えられずとっさに電車を降りてしまった。という状況です。降りてから冷静になり貧血や脳血管疾患等の可能性を考えました。どちらにせよ降りてしまったので何もできなかったことに変わりはありません。情けなく辛いですが、これが今回の罰だと思って受け止めていこうと思います。