専門学校を辞めたい
専門学校(医療系)に通っている2年生です
自分がやりたい仕事ではないと思いはじめました。ストレスなどもあり精神的にもつらいです
親にはまだ相談してなくてどういう風に言われるか不安です。
どうかアドバイスお願いします
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
医学部中退経験者です
今回は、私の宗派(浄土真宗)をちょっと離れて、個人的な経験から書かせていただきますね。
私、医学部を五年まで進級したのに、中退しています。
医学部に入学して、わずか二週間くらいで、「ここは自分にはあわないな」と感じました。
それでも、必死でがんばったのです。
医学部やめてしまった理由は、他にも、ある持病を抱えていて、体調が不安定であったこともあります。
しかし、「根本的に医者に向かない」という、個人の直感は、私の場合はあたっていたと思います。
医療職の学校に入って、「自分は向かない」と感じるひとは多くいます。
実は、私の父も、医者にはなりたくなかったらしいです。
父はちゃんと医学部卒業し、医者にもなりましたが、非常につまらなそうでした。
最終的には自殺しています。
安易に「やめちゃいなよ」とは私だって言えないのです。
でも、「絶対やめないでがんばれ」とも言えません。
こういうときの直感は大事にしたほうがいいとは思います。
なぜなら、「自分がやりたい仕事だ!」とか「自分はこれはやりたくない」というのは感情ですからね。
感情は、自分で起こすことはできません。
そうしたくなくても勝手に起こってしまうものです。
例えば、泣きたくないと思っても、泣いてしまうようなものです。
答えがでない回答でしょう?
答えは出せません。
ただ、私はあなたと問いを共有はできたと思います。
人生は一切皆苦です。
人生は苦しみばかりだという意味ではありません。思うに任せないのが人生です。私は整骨院をやっています。もちろん柔道整復師の免許を持っていますし、現場にもでます。医療、介護の現場経験があります。あなたが通う学校がどのジャンルなのかわかりませんので、具体的な話はできませんが、合う、合わないは、大切な基準だと思います。
ただ、1つ言えることがあります。学校と現場は違います。学校で教員と合わないなど、散々苦しい思いをしても現場で生き生きと活躍されている方はたくさんいらっしゃいます。逆もまたありで、優等生だった方が、業界が合わない辞められるケースもありますね。私は家族を抱え、家族の生活と、授業料を稼ぐために必死で働きました。昼夜を問わず。出席日数はギリギリ、また成績不良で留年の憂き目に会い、転校してやっと卒業、国家試験に合格し資格を取得しました。今でも留年した学校にはいい気持ちを持つことはできません。留年した時は奈落の底に突き落とされた気持ちでした。
夢とか目標と言われても、あなたの年齢と経験からして、なかなか難しいと思います。多くの方は何となく学校に入り、何となく就職した。というのが現実ではないでしょうか。合う合わないの見極めは、まだ先でよろしいかと思いますよ。仕事のやりがいや醍醐味は私の場合、50歳を過ぎてから何でなく出てきたという感じです。どこに行っても嫌なこともいいこともあります。また、医療系なら授業料高いですよね。その負担を考えたら、もう少し経験を積むことを優先できないでしょうか。学校を中退して、他にいっても肝心なのはあなたがどう考えられるかです。今のご縁を大切にする。一切皆苦。思うに任せないのが人生なのですから。
慎重にお考えください。ご活躍を祈念しています。浄光寺
「自分には向かない」と分かったことも、それは収穫
拝見しました。
病む人たちと、日々向き合うお仕事ですので、貴方自身が健全でなければ務まりません。貴方の専攻が何なのか分かりませんが、基本的には医師を中心としたチームアプローチですから、多職種との連携が必須です。そういったやり取りをこなせる会話力や度胸も、ある程度は求められるのではないでしょうか。
何よりその仕事が好きでなければ、長くは続けられません。
3年生か4年生で、実習に行かれると思うのですが、実習さえもリタイアしたいほど追い込まれていますか?
実習先のスーパーバイザーによっては、テンションをぐっと上げて下さる出会いもあります。
恐らくご両親は、貴方が人の役に立てる仕事に就かれることを楽しみにしておいででしょうから、がっかりされると思います。
でも、貴方はここに投稿するまでの間に、散々悩まれた上での結論なのでしょう。「自分には向かない」と分かったことも、それはそれで収穫と考え、お気持ちをしっかりお伝え下さい。
目標をしっかり見つけて行動を
ひろさん、こんにちは。
今の専門学習がやりたい仕事ではないので、つらいのですね。
それではやりたい仕事は何ですか?まずはそれをはっきり決めることです。決めると何のスキルが必要で勉強・経験しなければならないものが決まります。そのことが今の専門学校を止めるかどうかの基準になるでしょう。本当に方向性が違い、無駄になるので止める必要があるのであれば、止めてもいいと思います。親を説得する理由もあるでしょう。
でもただ辛いから止めたいのであれば、それは逃げでしかありません。それで止めてしまうと、ズルズル人生を失敗することになります。例え分野が違ってもその学習すらクリアできない人が他の仕事が上手くいくわけがないからです。できる人は「これは方向性が違うな」と思っても「石の上にも三年」と、とりあえず3年は一所懸命してその資格だけは取って止める方は結構います。
それから違う仕事を選んで進めていく中でその時の技術・経験がコラボして新たな仕事に繋がることは成功例としては良くある話。漫画時代を開いた天才漫画家手塚治虫先生が、次の新たな漫画ブーム時代に乗れずスランプで消えかかった時、最後の連載チャンスに書いたのは、漫画家になることで止めた医学経験を生かして書いた医者をテーマにして書いた漫画『ブラックジャック』で復活したのは有名な話です。
歩んだ経験は悪いことも含めて無駄にはなりません。人生の肥やしになります。ひろさんも良く自分の目的・目標は何かを考えて、続ける・止めるを決めてください。
がんばって!合掌