幸せではなかったのかもしれない…
初めまして
主婦をしています
先日、主人とテレビを見ていて
亀に関してことが出てきたので、小さい頃(小学4年生〜中学生ぐらい)亀を飼っていた時のことお話をしました
緑亀2匹と茶色い亀2匹を飼っていましたが
緑亀は亡くなり茶色い亀は逃げ出してしまって
一度は見つかったものの2度目は見つからないままどこかへ行ってしまったことを小さい頃の思い出話をしていると
緑亀が亡くなった時の亀の変化を話したとき
私が今まで普通だと思い込んでたことを主人に
多分、それは違うと言われて
そういう形になった可能性を聞かされて
ものすごくショックでした
でも思い当たる節はありました…
その時のやりとりを書きたいのですが
書いてもいい範囲なのかどうか分からないので控えさせて頂きます
主人とその話をしてから
なんだか心が苦しくて
わたしのところに来てくれた亀さん達は幸せではなかったかもしれないと思うと辛いです
辛い思いをしていたのかもしれないと思うと
もっと辛いです
自分なりに世話をしてたと思っていたのですが
怠っていたのかもしれない
幼かった…を言い訳にしてはいけない
すごく知識不足だったと思います
もっとちゃんと面倒見てあげるべきでした
心の中で何度も謝って、あの時に戻れるものなら戻りたいと思うばかりです
ただ、あの時に戻れない
今の私にはどうしてあげればいいのでしょうか?
今の私にできることがあればぜひ教えて頂きたいです。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
これまで関わり傷つき無く成った命へ感謝の心で合掌しましょう
この世の生き物は皆命を頂き生きています。人間も言わずと知れた事違わず命を頂きまた命を知らず知らずの内に傷つけ奪い生きて居る事を実感しなければなりません。
子供の頃無邪気で経験も無くする事なす事全てが初めての事ばかりです。
今考えれば間違いは分かりますがその時は間違えていた訳ではないのです。
分からなくて当たり前の時の中にいたのです。
今回のことで気付いた事は、あの時の亀の教えです。命と思いやりの大切さを長い時間が掛かったけれど今貴方に教えてくれたのです。
私たちは常に命と背中合わせの生き方をしていますが実際には余り自覚をしておらず毎日を生きて居ます。
しかし必ず苦しみ時がくるのです。それが「諸行無常」でこの世の出来事は何があるのか誰にも分からなく死、病気、老い、生きる上での逃げる事の出来ない苦しみがあるのです。
亀の死が教えてくれた事が人が生きる時決して忘れたはならぬ「無常観」です。
たかが亀だったけどされど亀の大切な教えをしっかりと受け止め命の大切さを我が子にも是非とも伝えて下さい。
我々にこれまで関わり傷つき無く成った命へ感謝の心で合掌しましょう。
ただこれから出会う生き物を大切に
ふあさん
とてもお優しい方なのですね^ ^
生き物を飼うのに正しいとか正しくないなんてあるのでしょうか。
犬を飼うのに、昔は人間が残した残飯をあげていました。しかし、それで大切にしてきたのです。いじめていたわけでもなく、しかし、今は人間が食べるものは与えてはいけない。ドッグフードのみだと。
そうした飼い方の変化はあります。しかし、ドッグフードだけではかわいそうと、ときに食べていたお煎餅をひとかけらあげちゃうなんて事もあるかもしれません。その辺は飼い主の価値観によります。犬は喜んで食べます。
その時その時で愛情を込めて育てていたら、それでいいのです。
与えられた環境の中で自由に生きることができるのです。幸せとか不幸せとか、そんな事は他の人と比べ、こうするべきだとかいう考えの上で自分勝手な判断をしているからでしょう。
亀さんはそれはそれできちんと全うしたのです。あなたは後悔する必要ないのです。その時その時生き物を大切にしてあげたらいいのではないでしょうか。
動物を飼うこと自体が本来の動物の姿ではないのです。
ふあさん、こんにちは。
ペットの飼い方が間違っていたのではないかと悩んでおられるのですね。
ペットは家族といっても、動物はそれを望んだのではありません。ペットは人間のエゴでもあります。
でも動物に負荷をお願いして人間の幸せの一つとして共存してもらっているのです。
あなたにとって亀をいじめようと考えて飼育していたのではないのですから、亀さんの飼い方が正しくなかったのであれば、心でお詫びをして今度飼うときは正しい飼い方をすれば良いでしょう。
先日、池もない街中の住宅街で、一匹の大きな草亀が道路を元気に横断していたため、合わせてて車を止めて保護しました。発見が遅かったら確実に車の下敷きです。周りをどこみても亀が住みそうな場所がありません。仕方ないので車に乗せて家の近くの池に放流しました。飼われていたのが逃げ出したのでしょうか。保護動物ではないのでペットにされるのは止めることはできませんが、亀にとっては小さな飼育場所よりも、自由がほしかったのでしょう。
ペットや飼うことは、動物には申し訳ないのですが、今や人間にとっては食料以外に、動物の命以上に人間の命を学ぶための大切な機会になっています。命を預かることですから、責任を持って飼うことを心掛けたいものです。
合掌
質問者からのお礼
円通寺 邦元様
有難いお返事ありがとうございます。
やり場の無い辛い気持ちを本当に救って頂きました
亀さんの気持ちは知ることはできないのですが
亀さんなりにきちんと全うしたという言葉にすごい救われました。
これからも生き物を大切に愛情を忘れず悔いの残らないようにしていきたいです
ありがとうございました。
山口秀徹 様
有難いお返事ありがとうございます。
お返事を拝見して、込み上げてくる涙が止まりませんでした
命の大切さ、思いやり、無常観
亀さんに教えてもらったこの大事なことをしっかり受けとめたいと思ってます
そのことを教えて頂いた山口様にもほんと感謝しています
昨年、私の元へ小さな命が産まれて
いえ、かけがえのない命が産まれて
山口様から教わったこと亀さんが教えてくれたこと
その子にもしっかり教えていきたいと思っています
ありがとうございました。
金剛座寺 染川智勇 様
有難いお返事ありがとうございます。
子供のころ頃にはまだ責任という言葉の重大さを
分かっていなかったかもしれません
今回、命の大切さを身に染みて知ることが出来ました
僧侶さんがおしゃったように
これからは飼育するってことは大事な命を預かるということなので、きちんと責任をもって生き物を飼いたいと思っています
ありがとうございました。