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どう生きていけばいいのか教えて下さい。

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夫が発達障害です。

小さい頃から生きづらさがあったようなのですが、発達障害であることは最近になって分かりました。なので、生きづらさの原因が分かり、納得した部分とこの状態を理解してくれていなかった親に対する恨みのような気持ちがあるようです。

発達障害であると分かってから、その状況が受けとめられず、自分がこうありたいと思っていた自分とのギャップに苦しんでいるようです。

今は家にいて、家事を手伝ってくれているのですが、周りの人たちと比べ、自分は何も出来ない、生きていても楽しくもない。実際身体にも色々と不調が出ているため、苦しいだけで、この先もずっとこんなことなら、早くこの人生終わりたい。とそんなことばかり考えています。

医者や周りには、その状況を受け止めて、出来ることをやればいい、といったことを言われ、私もそう思うのですが、本人も頭では理解していても、その状況を受け止めるということは、自分自身とても惨めなことで、出来ないと言います。

今は、心も身体も負の連鎖状態で何をしても何を見ても、マイナスにしか考えられていない感じです。

夫は、私はこれからどうしたら良いのでしょう?毎日毎日答えの出ない話を続け、苦しいだけの日々です。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

あなたは旦那さまのサポーターです。

ともぞうさん

旦那さまお悩みのようですね。
しかし、夫婦といえどもともぞうさんが悩むことではありません。これは旦那さまの問題です。旦那さまは、自分の得手不得手をよく理解する必要があります。不得手の部分をともぞうさんがサポートしてあげてください。

旦那様の話を聞いてあげることはともぞうさんにもできることです。ただ聞くだけでいい。ジャッジやアドバイスはしなくていいからただ聞いてあげてください。

旦那さまはご自分の気持ちを素直に表現できる場所に行くといいです。お寺でもいい。カウンセリングでもいい。そうした場所で相談するよう、促してみてください。

大切なことは、あなたが旦那さまに振り回されないこと。あなたが病んでしまっては困ります。旦那さまの問題と、あなたの問題をごちゃ混ぜにせず、サポーターとして接してあげてください。

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禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

副腎について

ともぞう様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

発達障害や鬱病、あるいは統合失調症などの原因には、もともと身体的な機能不調によるところもございます。

そのもともとの身体的な機能不調も、今になって表に出てきてしまっているという可能性もあります。

その原因の一つには、副腎の機能的な問題が関わっているという場合もございます。いわゆる副腎疲労というものでございます。副腎はホルモンバランスや脳神経系のバランスを司る大切な役割があります。

また心療内科と共に、一度、副腎についても検査されてみられて、もし問題があるようでしたら治療されることで、ホルモンバランス、脳神経系のバランスを調えることで善処も期待できることになるのではないかと存じますので、ご一考なされて下さいませ。

川口英俊 合掌

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最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

安心してください。具体的な支援策が必ずあります!

ともぞうさん、お早うございます。ともぞうさんもそして夫さんも、これまでいろんな心配や不安を抱えながら、歩んでこられましたね。夫さんとしては、発達障害ということを自分でも受け入れにくく、ご両親にも複雑な思いがあるようですね。それは無理からぬことで、障害を抱えてきた私にもよく分かる部分があります。ましてや、発達障害ということが一般的に聞かれるようになったのは、ここ数年のことですから。昔から「日にち薬」という言葉があります。「どんなに悲しい事や苦しい事も、人々の支えと時間の経過の中で、ゆっくりとではあっても次第に受けいれてゆける」ということを意味した先人の言葉です。
 さて、夫さんの発達障害がわかったことは、私は大きな前進だと思っています。それは、次の理由からです。①適切な診断によって支援の道筋が見える。②診断名から正確な知識を学ぶことが出来る。③同じ症状を持つ保護者や専門家と連携が出来る。④(単なる甘えやわがままと考えられている)学校や社会に必要な配慮をお願いできる。⑤状態によって、様々な福祉・給付制度を利用できる 。(知的障害がなくても精神保健福祉手帳・自立支援医療の申請は可能です。)
 夫さんは、どんなことが得意ですか。また、苦手に見えることも、どんな工夫をすればやりやすくなるでしょうか。夫さんの日常生活を一から振り返ってともぞうさんとして出来る支援、地域や行政にお願いできる支援、それぞれを相談・整理・分担していってはどうでしょうか。発達障害を抱えた大人の方への支援も広がりつつあります。必ず有効な施策や支援してくださる方との出会いがあります。ともぞうさんがひとりで抱えず、夫さんと共に、一歩を踏み出してみてください。
 そして、発達障害を抱えていることと夫さんそのものの価値は、全く無関係である(自分をマイナスに考える必要も、はやく人生を終わりたいと考える必要もない)ことを、強くお伝えしたいと思います。
このハスノハへ勇気を持ってお声かけを頂き、有り難うございました。ともぞうさんと夫さんのこれからを、私たちハスノハ・メンバー僧侶も応援しています。ご縁に感謝!!合掌

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1971年生まれ。本願寺派布教使・源光寺第14代住職 別名「絵本のお坊さん」 大阪府茨木市出身。実家の西福寺で中高生を主体とする「るんびに太鼓」に所属、演奏・指導経験を通して、「人は、支えられてこそたくましく生きてゆける」と体感。青少年よみがえりの場「短期るんびに苑」にも関わる。   平成8年三次市・源光寺へ入寺。《様々な経験を持った人々が集い、信頼できる温かなつながりを育む》そのような交流館を目指して、赤ちゃんからご年配の方まで世代を超えた活動を続けている。寺院や福祉施設はもちろん、各地の学校や保育所、コミュニティーセンター・いきいきサロンなどに招かれ、「いのち・こころ・真実を見つめる」ご法話や講演を重ねている。また、「子育て支援」「アドバンスケア・プランニング」「グリーフケア」を柱にした研修会も好評。子どもたちと富士山登山を3度完遂。ご法話や講演などをご希望の方は、遠慮無くお声かけください。  グリーフケアアドバイザー1級 発達障害コミュニ ケーション初級指導者 つどい・さんあい運営委員
ご相談時間はご希望をいくつかお知らせくださいね。 ◆「絵本のお坊さん」として、絵本を通じて人生を見つめ直す活動を行っています。◆死別、離婚、退職、不安など、様々な喪失を抱える方のお話に寄り添い、仏道の教えを分かち合いながら心を癒すお手伝いをしています。◆資格:グリーフケアアドバイザー1級、発達障害コミュニケーション初級指導者。

質問者からのお礼

邦元様
回答ありがとうございます。
以前別の方にも私が振り回されないよう言われたのを思い出しました。ただ話を聞き、サポーターとして、接する。私自身も気をつけていきたいと思います。

川口様
回答ありがとうございます。
副腎を診てもらう。全然発想にありませんでした。夫と相談し、検査検討してみようと思います。

げんさん様
回答ありがとうございます。
発達障害が分かって良かったと思えるように
なって行きたいと思います。

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