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49日までの間、残された私達がするべき事!

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有り難し有り難し 41

父が、急死して母は毎日泣いてます。

「お父さんは自分が死んだ事に気付いてないと思うから、あっちにいけるか心配」と母は言います。

もちろん、ささやかですが葬儀を済ませ、実家には毎週、曹洞宗のお坊さんがきて下さりお経をあげて下さってます

実家へも車で片道三時間かかりますが、出来る限り私も行って、父に手を合わせ「お父さん大丈夫だからね、私達も頑張るから!」と声をかけに通っています。

父は、一瞬過ぎて、死んだ事にきづいていないのでしょうか?
私達の事は見えているのかな?
49日までに、してあげると良い事、その後出来なくなる事など何か些細な事でも、ありましたら教えて頂けたらありがたいです。

一番近くにいた父がなくなり、49日までのお互いの過ごし方やマナーなど、きっと知らない事もあるのでは、と不安です。

お花、お経、ロウソク、通常のお供え物の他に仏様が、喜んでくれる物や事もあれば、ぜひお教え下さいm(__)m

いまだから、父にしてあげられる事、してはいけない事、初歩的な質問かも知れませんが、改めて教えて下さいm(__)mませ。

お忙しいところ、最後までお読み頂き感謝です

ありがとうございますm(__)m
よろしくお願い致します。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

大丈夫、お坊さんがちゃんとお伝えしていますよ

曹洞宗では故人さまへお通夜の時に「地・水・火・風が集まって形作られていたあなたの身体は、再び地・水・火・風に戻ろうとしています。あなたは死んだのですよ。これから一緒に成仏への道を歩みましょう。」と、お坊さんからよくよくお伝えしてあります。

お葬式でも髪を剃り、不殺生など十六条の戒を授かり、お釈迦さまからおよそ80〜100代続いている師弟の繋がり(一代が長い系譜、短い系譜があります)に名を連ね、引導の教えを受け、名実ともに仏道修行者としての体裁を調えています。

だからご安心ください。お父様はご自分が亡くなったことをご存知無いということは『決して』ございません。お母様へもそのようにお伝えください。

お坊さんの毎週のお参り、これは七日参りですね。お葬式で仏道修行者としての体裁を調えてから、実際の修行が始まります。七日参りはその修行を応援するお勤めです。

このように順を追って1つ1つご供養を進め、遺された人間の側から故人さまを応援させていただく…だからこそ、前回の回答で申し上げましたように『送り出し』なのです。1つ1つにそれぞれの意味があり、お父様への大切なご供養となっております。この一連の送り出しの作法を通じてきっとあちらに行こうと頑張っているだろうと、お父様のことを信じて差し上げることが、何よりの「してあげると良い事」です。

お供え物はそれだけなさっていれば十分ですが、ぜひという事でしたら坐禅もお勧めできます。また、お寺さんに質問するということは一種の禅問答です。こうして質問し、仏教に触れる。それ自体もご供養になります。hasunohaでのご質問も有り難いですが、七日参りにいらっしゃるお寺さんにも是非ご質問なさってください。

毎日泣いて暮らしていらっしゃるお母様の姿を見ることはとても心が痛むことと存じます。しかし、遺された人の心の変化の中に、実はお父様が1つ1つ進める修行が現れています。人には「見る自分」と「見られる自分」があります。生前に一緒に過ごした時間を通じて、お母様やははこさまの心の中に残った「見られる自分」としてのお父様が、修行をしています。決して焦らず、焦らせず、今は心ゆくまで泣かせてあげて下さい。そして左手に私も頑張るからねという思いを乗せ、右手にお父さんも頑張ってねという思いを乗せ、引き続き手を合わせてあげて下さい。

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有り難し
おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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報恩謝徳

私は死んだことがないから分らんですが、仮に死んでも、自分で死んだことを自覚はできないと思いますし、死を自覚できないから良いのだと思います。
死んだ瞬間「あ、俺今死んだ」と自覚できたら逆に怖いです。
コントやアニメ、ドラマなどではそういうシーンがありますが、あれは人の創造。
眠りにつくとき、眠る眠る…、あ、寝た!なんて自覚はないでしょう。
死ぬ時も同じく死ぬ死ぬ…、あ、死んだ、という自覚はないでしょう。
亡き人が今、きっとこうなのではなかろうか、という思いは生きている人の中の思いです。
なきひとは今はもう大寂静の中にいます。
知ることも、識することもなく、苦しみすらありませんから、安心なさってください。
49日は遺された私たちが仏道修行に目覚める期間です。
故人様が最後のお勤めとして残してくださった仏事がお通夜お葬式~49日です。
忌という字が己の下に心とありますように、揺れ動く己の心をおさめるべき期間です。
心を有さない者はいない。
ならばこそ、その心がもっとも素晴らしい様子に目覚めていくように、七七、四十九日の間、仏道修行に精進する。自分のことばかりやっていると人は仏心に目覚めない。成仏、出来ないからです。お通夜も葬儀もただのお儀式ではありません。
恩恵ある個人の魂をすでに引き継いでいる私たちが、故人様の亡き後も力を合わせて生きていく中で、お釈迦様の遺された悟りという心を求めるべく、菩提心を起こすのです。菩提心を起こし、多くの人の為にお役に立つべく誓願を起こし、仏道を学び、即今に成仏、成道していることを明らかにしていくのです。
私は大恩ある老師が今はご存命ですが、亡くならずともすでに報恩の行を勤めています。
頂いたら、頂きっぱなしじゃ、頂いた人しか潤わないのです。
仏祖の慈悲、智慧はそんなケチな事はありません。
袈裟は田んぼのカタチをしとるでしょう。
掘り起こせば、泉の如く。
耕して種をまけば無限の人間が救われる智慧・慈悲の実りがある。
日本がミズホの国と言われますのもここに通ずるものがあります。
己の心を田畑となして、故人様や祖師方から頂いたタネを捲き、苗を植え、自らのために実らせるのではなく、多くの人に功徳を廻らし向けることをせずして報恩感謝の心は故人様亡き後のこの世に現われません。故人様の徳を永遠に生かすべく、報恩行をお勤めください。

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有り難し
おきもち

質問者からのお礼

丹下さま、大慈さま、

温かいお言葉を頂きながら、お礼をのべるのが遅くなり申し訳ありませんでした。

お二方のお言葉をかみしめて、よくよく考え、私たちも前向きに頑張っていきます。

ありがとうございました m(__)m

「法事・法要・49日」問答一覧

菩提寺不明、法事を忘れた!

見つけてくださってありがとうございます。お恥ずかしい話です。 祖父の命日も三回忌もすっかり忘れてしまいました。そして、菩提寺不明、故人と私は違う宗派な状態ですが、宗派が違うお寺さんに拝んでもらってもいいのでしょうか。 私は、臨済宗妙心寺派の宗派です。 私の父方の祖父(故人)は、私と同居しておらず、おじ夫婦と一緒に暮らしていました。元々おじ夫婦は、私と同じ宗派だったのですが、おじが仏教系の新興宗教に入りました。祖父はわけもわからないまま、その新興宗教に入っています。 おじの新興宗教入会(?)がきっかけで、おじと他の兄弟で分裂し、音信不通です。 時間がたつにつれ、私の父は故人に、兄弟達は病気に、で、動けるのが私だけとなりました。 おじは新興宗教(先祖供養を大切にしている、とネットに書いてありました)に一生懸命な人なので、もしかすると、法事をしたのかもしれません。宗派によってはしないのかもしれません。しかし、歴代の同じ宗派の先祖の法事をやらなかったことを考えると、祖父も…と考えてしまいます。 三回忌も命日も忘れ、どうしようと悩んでいます。 三回忌に間に合っていないのに法事をしてもいいのでしょうか。 位牌もなにもない、菩提寺もわからないですし、宗派が違うのですが、お寺さんにお願いしてもよいのでしょうか。 唯一わかるのは、お墓です。 よろしくお願いします。

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亡き父の年忌法要をあげたくありません

年少のときに母が精神疾患を発病。 父は、大して面倒も診ずに放置。 母は医師の力でなんとか病気がおさまりました。 しかし私が小学生の時に再発。 その後20年間父は、精神疾患を抱えた母を自宅に放置しながら、 自分の給料をギャンブルと風俗につぎ込み、家にはお金を入れない状態が続きました。 私が成人したあと精神疾患について調べ上げ、入院と適切な治療が不可欠と判断し、きちんと面倒を見てくださる病院に入院。先生方のご尽力もあり、母は快方に向かいました。 その後、平穏な暮らしが戻りましたが、数年後に母は末期癌を発病。 母が他界するまで、積極的に治療にかかわろうとはしませんでした。 父は母の遺産をギャンブルで使い果たしました。 そんな父も数年前に他界。 家族を苦しめ続けた父を供養する気持ちなど、まったくありません。 墓石に戒名を刻みましたが、消したいくらいです。 骨も適当に海洋散骨したい気分です。 そんな父ですから、親戚の墓参はまるでありません。 墓は父方の墓です。母も入っています。 父方の先祖はあったこともありません。 相談です。 父の供養をしたくありません。父の先祖なんで知ったことではありません。 寺から知らない先祖の50回忌あげさせられて、怒り心頭です。 なぜ、知らない先祖の供養のために高い金払わされて、会社休んで読経聞かなければならないのか。 父方の先祖代々の墓を適当に処分して、愛する母だけきちんと年忌法要したいのです。 お知恵を拝借ください。

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僧侶として人として

父兄は曹洞宗の住職、副住職の僧侶です。 寺族である母が亡くなりました。 その後四十九日、秋春のお彼岸、一周忌、新盆。 何も連絡がありません。 伯母や従姉妹達にも連絡はありません。 亡き母の誕生日に孫達が実家に集まる事も拒否されました。 理由を教えてくれる事もありません。 こちらからの連絡は直接してはならず弁護士を通すように伝えらています。 法要とは故人を偲び、残された遺族が悲しみをのり越えて生きていくために、心の折り合いをつける大切な仏教行事であると思っています。 その機会を尊敬していた僧侶である父兄に一方的に奪われて 驚きと理不尽さと不安で心がいっぱいです。 今年は三回忌になります。 たぶん連絡は来ないでしょう。 お寺で産まれ、一生をお寺の為に尽力した母があまりにも可哀想で不憫でなりません。 今後、僧侶として檀信徒の方々に何を布教していくのでしょうか。 僧侶も人間です。 間違いも犯すでしょう。 保身に走りたくなる気持ちも分かります。 でも、逃げずに向き合う時は必要です。 やってない。俺じゃない。知らない。覚えていない。分からない。 と逃げ回っていても誰も解決などしてくれません。 誤魔化し、嘘をつき、欺くことをやめて 自分の立場を自覚して誠心誠意、他者に対して心を尽くす事を 人して僧侶として今生を生きて欲しいと思っていますが、 無理な願いでしょうか。

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亡くなった母についての質問です

いつも参考になる回答ありがとうございます。 母が亡くなってから、明日で四十九日となります。四十九日に関して気になったことを質問をさせていただきます。 五七日の翌日、祖母の下へ母が来たそうなのですが、その時母が「私何か悪い事したかな」と言っていたそうです。 調べてみたところ、五七日は生まれ変わり先が決まる日だと書いてあったので、自分は勝手に「生まれ変わり先が、母にとって良くない結果だったのかな」と考えてしまいました。 お坊様は母の発言についてどのように考えますか? また、四十九日までは、母が見守っているのだと思って過ごしていたので気持ちが少し落ち着いていたのですが、四十九日経つと母の魂があの世へ旅立ってしまうということを知り、不安になってしまいました。 「すぐに生まれ変わるのか」「見守っているのか」「修行などをして過ごしているのか」など、様々なことを考えてしまいます。(そもそも四十九日や、その日までの解釈が間違っているかもしれないですが) 旅立ったあとは、何をしているのでしょうか? 色々と考えてしまいすぎて、あまり良くないと思いますが、気になってしまいます。答えられる範囲でいいので、回答いただけると幸いです。 拙い文章で長々と申し訳ございません。

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父の三回忌を教会でしたいと義姉が言います

質問させていただきます。 お寺にお墓のある人の法事を、教会で行うというのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? また、義姉と折り合いをつけるにはどうすればよいでしょうか。 . 私の父は2年前に亡くなり、この度3回忌を行うこととなりました。 そこで私の兄のお嫁さん(以下義姉)が「キリスト教の教会で三回忌をしたい」と言って揉めています。 義姉は2年ほど前にキリスト教になり、教会へ通っています。普段会っても勧誘や説教はされなかったので今回突然のことに驚いています。 . 父が熱心な仏教徒であったわけではないのですが、父の墓は浄土真宗のお寺にあります。わざわざ教会に死んだ父を呼びつけて法事を行うというのは違和感です…。 . そのため それはおかしいのではないか、と義姉を諭すと泣いて癇癪を起こしてしまいました。 義姉の言い分は「教会の方が安く済ませられる」「お寺は家から遠い」「自分の信じていないものにお布施をしたくない」「教会の神父さんにももう頼んでしまったので後には引けない」などです。 . それならお金は払わなくていいし来なくていいとも伝えましたが、そういう問題ではないそうで。 兄は家庭を大事にしており、義姉には強くものを言えません。私も兄の家庭には平和であってほしいです。 しかし今回の話があまりにも平行線であるため、本職の方の意見をお伺いしたく書き込みました。 . 最後に重複となりますが、「お寺にお墓のある人の法事を教会で行う」というのはお坊さんから見てどうなのでしょうか? 義姉と折り合いをつける方法はありますでしょうか? 私としては先祖を改宗させるような行為はバチ当たりなのではと思ってしまいます…よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 18
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ