先の事ばかり考えてしまいます
おはようございます。
お盆に入り我が家にも亡くなった母親が帰ってきてます。なんだか安心します。
私は自分の過去の出来事や行い過ちに関して、異常なくらい執着してしまい、
同じ事がおこるのでは?また同じ結果では?と考えてしまいます。
新しいことをするにも あれこれ先に色々考えてしまい(自分で悪い結果を考え出してしまいます) 胃が痛くなる毎日です。
人を信用して裏切られる事が多々あり この事に関しても色々考えしまいます。
なるようになるさ!と考え毎日を一所懸命生きれるよう 考えかたや捉え方、行動についてアドバイスをよろしくお願いいたします。
お盆でご多用の中、読んで頂きありがとうございます。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
それを体験するまでその事は絶対に、起こらない。ゼッタイ。
前後裁断という言葉があります。今向っているコトの以外の前後の事をこの身心は経験できないのです。
私は毎年年末にとても長いハシゴにのぼります。
ハシゴの頂上で傘の上にボールを載せて傘を回して「今日はいつもよりも大目に回しております!」と。
それは冗談ですが、本堂の屋根の上にのぼって掃除するのです。命がけです。
その時、ハシゴを上っていながらあることに気づきました。
前後を観ないと恐怖が無くなる、ということです。
あなたが100段あるハシゴにのぼっているいたします。
80段目くらいだと怖くて、おびえてしまう。
ですが、それは頭の中で物事を眺めた世界なのです。
目の前の一歩一歩に親しくしていると前後が無くなります。
先のことに対する不安であるならば、その怖れておられることを体験する0.001秒前までその事は起こりえないことであるということを見極めてみてください。
今からアナタがすることを何でもいいから想像してください。
トイレに行く、風呂に入る、食事する。
トイレに行くまでトイレは行われません。
お風呂の湯船につかるまでお風呂はこの身の上に起こりません。
ご飯を口にするまで食事は行われません。
想像してください。
たとえば、回転ずし屋に入る。
メチャ混み、激混み、アラ大変。お盆ですけん。
何としてもイクラを食べたいとします。
ところが、座ってもイクラが運ばれてくるまでいくらはやってきません。
あ、イクラがついにやってきました。
おお、ところがよく見るとこれは他のお客様が注文したイクラではありませんか。
仕方ない。注文しましょう。
遂にイクラがやってきました。「マモナクイクラガトウチャクシマス」
ところが、何ということでしょうか。
注文皿の上に載っているべきイクラが何ものかによって食べられてしまってお皿だけしかやってこないではありませんか!まったく、回転ずしのルールくらい守ってほしいものですね。
まだ、いくらはやってきません。
あなたがいくらイクラのことを考えても、実際にいくらの粒粒が口に入りプチプチ感を味わうまではこの体には起こらないということです。
さて、もう一度注文いたしましょう。
なんですと!品切れ!(完)
同様に、これから先のことも同じように考えてみてください。
その事を実際に五感で体験するまでその事は心身に起こらないという道理を体得してください。
質問者からのお礼
とても分かりやすいアドバイスありがとうございます。
頭の中で先のことを、起こっていないことを考えないよう その時々を一所懸命頑張っていこうと思います。
ありがとうございました。