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『美坊主図鑑』

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度々、質問させていただいております。今回も宜しくお願いいたしします。
 
 ハスノハの先生方は、『美坊主図鑑』なる書籍をご存知でしょうか。いろんな宗派のハンサムな僧侶を紹介している本です。
 私はそれを数年前に書店で手に取り、サーッと目を通しました(立ち読みです)。その書籍に対する、私の個人的感情(くだらん!)はさておき、宗派によって(所属している僧侶が)、たくさん掲載されていたり、逆に、まったく掲載されていなかったりしました。
 この違いは、ハンサムな僧侶が、その宗派にいる、いない、ではなく、”宗派ごとの姿勢のあらわれ”だろうな、と私は推測しました。
 この推測は間違っていますか? また、そのとおりであったとしても、「だから、どうした」といわれれば、それだけのことですが・・・。
 この投稿は私個人の(私の推測が正しいという前提での、遠回しな)各宗派への称賛と批判です。この思いに対する先生方の率直な意見をお聞きしたいです。
 
 よろしくお願いいたします。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

前書きに書いてあったような気がします

美坊主図鑑ですか、懐かしいですね。私も話のタネとして買って斜め読みしました。でも今見ようとしたら本棚にありません。そういえば妻の友達に貸したのでした。誰に貸してるんだっけな…

というわけでうろ覚えですが、あの本を編集する時に一番難しかったのは取材許可だったそうです。お坊さん側の反発も強かったわけです。本人に了解を得るのも難しいし、せっかく本人の了解を得て取材をしていたらお師匠さんに怒鳴られて中止になったり…そしてそもそも仏教評論家や学者さんならともかく、全国の地方寺院にコネのある出版社などありませんからいわゆる美坊主を探す方法が無い…かなり困難を極めた取材だったそうです。そこで結局、取材させてもらったお坊さんに紹介してもらったケースが少なくないとのことです。宗派の偏りがあるのはそういった事情であり、コネの問題と見るべきでしょう。お坊さんも宗派が変わると全く交流がありませんから、自然と特定の宗派ばかり連鎖していったであろうことは全く想像に難くありません。

単純に宗派ごとの寺院数の違い、僧侶数の違いもあるはずです。hasunohaで同じ禅宗でも曹洞宗のお坊さんは多く、臨済宗のお坊さんがほとんどいないのもおそらく単純な母数の違いです。

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おきもち

曹洞宗副住職。タイ系上座部仏教短期出家(捨戒済み)。仮面系お坊さんYouT...
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顔の形はなおせませんが、普段から清潔にしておきたいものです

 清少納言の「枕草子」に、「説経の講師は顔よき、講師の顔をつとまもらへたるこそ その説く事の尊さも覚ゆれ」 (説経の講師は美男子がよい。講師の顔をじっとみつめ続けていてこそ、その説いてる事の尊さが身にしみて感じられる)という一節があります。
 平安時代から、法話をするにもやはり美男子が良かったのでしょう(笑)
 ですから、このような本は、(確かに私の目から見ても「くだらん」ですが笑)1000年以上前からニーズがあったのかもしれませんね。

 顔の形はなおせませんが、普段から清潔にしておきたいものです。

 この本が発売されたのは2012年。当時お坊さんに目を向けるブームがあったようで、2007年には「東京ガールズコレクション」にひっかけて「東京ボーズコレクション」なるものが行われました。今も行われているのかな?(私の目から見たらこれも「くだらん」ですが笑) youtubeなどでその様子の一部を見ることができますが、(これは私の印象ですが)やっぱり宗派の色みたいのが出ている感じがするなぁと思いました。(私は曹洞宗ですが、良い意味でも悪い意味でも「ああ、曹洞宗らしいな」って思います笑)

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有り難し
おきもち

・曹洞宗/静岡県/50代 平成27年鳳林寺住職。平成28年hasunoh...
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質問者からのお礼

大慈先生、光禪先生。 ご回答くださり、有難うございます。

できたものは、どうあれ製作の過程ではやはり、いろんな苦労があるんですね。
確かに宗派によって、所属する寺院と僧侶の数に差があり、話に応じてくれる僧侶もその差に比例して、変わってくるのでしょうが、それでも、私はそこに、宗派によっての”信条”の違いを感じてしまいます。

まぁ、彼の本や、TVの『ぶっちゃけ寺』などが出てくるのも、これも時代の趨勢というコトなんでしょうか・・・。

ともあれ、光禪先生のご意見や、大慈先生の「お坊さん側の反発も強かった」ということを知り、自分と同じように、「楽しかったらいいじゃないか」「これも時代の要請だ」的な軽薄さに違和感と反発を覚える向きも、まだまだ在るんだな、と安心しました。

答えにくい質問だったと思います。
大慈先生と光禪先生には(多分に敬意を込めて)、改めて御礼申し上げます。
有難うございました!

「お坊さん・僧侶全般」問答一覧

前住について

こんにちは 「問答」に同様な内容があり、相談していいか悩みました。 たまたま恋愛した方がお寺の長男で2年前に帰省し彼が住職となり私が坊守となりました。私は在家で両親は生前は全くお寺との付き合いをしていなかったので私もお寺の知識はありませんでした。 彼の両親は最初は私との結婚に否定的でしたが、息子が後継ぎとなることで止む無く許してくれたようです。(最初は彼は後継ぎを拒んでいました。) 結婚前に坊守の仕事を全く教えてもらわなかったので、仕事内容を覚えるのに必死な毎日でしたが、前住・前坊守の私への当りがきつく毎日辛いです。 一番辛いのは私の亡くなった両親のことを悪く言われることです。両親が亡くなったとき、嫁ぎ先の宗派(浄土真宗)とは違うお寺(浄土宗)でお葬式・法事をしましたがその事についてひどく非難されます。細かいことを申し上げればきりがないのですが 「だからお前の親はろくな死に方をしなかったんじゃ」と言われ とても悲しかったです。そのことを夫に伝えましたが、そんなこと 聞き流しておけばいいと相手にされませんでした。(もともと、夫と義父は仲が悪いです) 他にも私の態度や色々なことについて罵声を浴びせられ我慢しますが、その度に「ろくな死に方をしなかった」の言葉が思い出され涙が止まりません。 この先も罵声は無くならないと思いますが、その際、私の心をどのように整理していけばよろしいでしょうか。

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導師様の態度について

いくつもの質問にお答えしていただきありがとうございます。また、あけましておめでとうございます。今年もまた質問でご迷惑をおかけするかもしれませんが、よろしくお願い致します。 さて、今回は今までの質問とは違います。先日父方の祖母が亡くなってしまい、家族葬ではありますが出席させて頂きました。 葬式自体は業者の方々が丁寧にしてくださったので、良い別れができたのではないかと思います。 しかし、1つ心残りがあります。それは、お経を唱えてくださった導師様の態度です。通夜、告別式ともに同じ方が来てくださったのですが、どちらの時も読経中に草履で遊んだりマスクの中を掻いたり…また若干眠たそうに読経していました。 葬式のランクは低い方で設定しましたし、家族葬で出席した人数は少ないので、気の抜けるのはあるかもしれません。しかし、そのお経は意味のあるものだったのか、祖母はちゃんと仏様?になることが出来たのか(祖母が浄土真宗だったので)気になります。 父や叔母さんなどは特に何も言わなかったのですが、今回の導師様の読経中の態度は問題なかったのか、また問題あるとすればどうすれば祖母は大丈夫なのかお答えください。 長くなりましたが、どうかお願いします。

有り難し有り難し 27
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お寺=〇ちゃんねる?

 いつもお世話になっております。最近、思うことがあります。 失礼を承知で単刀直入に申し上げますと、 「お寺の客層(とくに常連)、やべえ」 まるで、「〇ちゃんねる」のようです。まともな人もいますが、 やばい人の方が多いです。  自分より弱そうな信者を探して友だちになる振りをして近づき、 支配下に置いたり利用したり、いじめの標的にするソシオパス サイコパス野郎。  他宗派をバチボコに叩き散らかし、「俺たちこそ特別、俺たち こそルールだ」と言わんばかりの薄っぺらな、説法というのも 噴飯な講釈を垂らす僧侶。  神秘主義に傾倒して、(本来、現実ととことん向き合い、 しんどい事が起きても、物事が成立する条件、環境を 炙り出して現実的に解決していくと説いているはずの)仏教を 捻じ曲げ、拝んでさえいればいいと思い込んで、現実的な 行動を起こそうとしない怠け者。  たたりや呪いのせいにして、努力しようとしない奴。  これでは、ますます仏教が誤解されるばかりです。新興宗教 と大して変わらないじゃん。  他の信者(時にお坊さん)に対してマウンティング、 時代遅れな神秘主義の信奉…  精進努力を誓うはずの道場で正反対の行動に勤しみ、 人格が破綻、結果、現場に蔓延しているのは、妄信、魔境、無明…  ちゃんとしたお寺さんもあるのでしょうが、私が行ったお寺の 数々は、冷静に振り返ってみると、全てこんな感じです。親鸞 さんの気持ちが、痛いほどわかります。  たまにちゃんとした人もいるけれど、基本多いのは、人格が ぶっ壊れたやべー奴。「〇ちゃんねる」かよ。先日など、 「生活保護費が下がるそうね。いいじゃない。みんなの税金で 食べてるんだから、働けるなら働いてもらわないと」 などと平然と抜かした奴がいて、さっきまで相槌を打っていた 信者さんたちが、静まり返るという事態も発生しました。 (ちなみに、障害年金がもらえず、生保を受給して就労準備を している人もいる。こんな発言をする奴が仏教徒だなんて)  最近は、山門や鳥居を潜るのが恥ずかしいくらいです。こんな 奴らと同類かと。  先生方のご高見を拝聴したく存じます。よろしくお願いいたします。

有り難し有り難し 17
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温かい気持ちになるお坊さん説法まとめ