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夫がわからなくなりました

回答数回答 2
有り難し有り難し 19

前回、嫁姑関係の事で、こちらにお世話になりました。
その節は、ありがとうございます。
心のつかえが取れ、前向きになりました。

今回またご相談させていただきたく、こちらに書き込みさせてもらいます。
前回の悩みと関係があり、夫との今後の生活が見えなくなりそうです。

私は結婚して13年目になります。
結婚してすぐに家を購入し、その際に地元でご祈祷していただいたのですが、そのお札を義母が見つけたのをきっかけに、お札の事、私の両親のこと、結婚式の事など、すべて好き勝手に進めた事が気に食わなかったようで、電話越しに言われました。私もまだ若かった事もあり、義母から今まで言われた嫌味などが辛かった事を伝えました。口答えしたした私を義母は許さず、私が泣きながらこれを機に本当の親子のようになりたいと懇願しても、聞き入れず、それから今日まで会っていません。

夫は一人息子で、私と義母の喧嘩で辛いはずなのに、私の味方になってくれました。子宝に恵まれず、辛い時期もありましたが、夫が私の味方についてくれた事が何よりも私の励みであり、ここまで二人の生活を続けていけるものでした。

しかし義母と喧嘩してから10年が過ぎ、年老いたせいもあってか、主人だけが実家に帰る機会が増え、心境の変化があったのか、突然両親を家に連れてくると言い出しました。
私は喧嘩してからの長い期間、自問自答しながら、いろいろな思いがあります。
私にも生意気なところがあったのも事実、でも義母の言動に人として許せない部分もあったりで、心が定まっておりませんでした。そこで突然の訪問。
主人にどのような顔で会えばいいのか、訪ねてみたところ、「普通にしてればいい」の一言。
あまりにも短絡的な一言に腹が立ち、ぐじぐじと詰め寄ってしまいました。
すると「親に謝らせたいの?謝りたいの?」と冷たく言われました。
私は今日まで、義母との確執を主人と共に苦しみ、共存していたつもりでした。しかし、主人は単なる親子ゲンカのように、いつまでも根に持っている私を責めました。

このことで信頼していた気持ちが一気に崩れ落ち、これからの夫婦生活にすっかり自身が持てなくなりました。

心持ちなどアドバイスがあれば、お力添えお願いいたします。
長文、失礼致しました。


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お坊さんからの回答 2件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

次の人生へのステップです。

きなこさんへ、こんにちは。

義母との同居が問題になってきたのですね。
あなたにとっては義母は他人なのでストレスが沸くのは当然です。でも夫にとってはたとえ妻とそりが合わない人でもあっても血のつながる母なのです。

いつかは面倒を見なければならない息子としての役目があります。どうせ同居しなければならないのであれば、あなたの生活のメリットにしてみてください。

まずは同居でも今はいろいろな方法があります。完全に食事も同じということもあれば、二世帯同居という形もあります。夫と話し合ってください。今は同居でも別の生活にした方がうまくいきます。二世帯住宅に直してもらうことを条件に主人と話し合えば、主人も同居したさにOKするかも知れません。

もし、食事も同じとなった場合、子どもがいないと母は方向性が息子だけに向かいますので、あなたと母が、息子を取り合うような可能性だってあります。母にとって息子は大人になっても息子なのです。女と女の対決になりかねません。

そうなるぐらいならば、家事を母がするというようになれば、、きなこさんは趣味などプライベートを自由に生きてもいいのか知れません。

要は母を敵にするのではなく、どううまく活用して、自分の人生を有意義にするかです。そう思うと、どう母を利用すればいいかと自分の触れ合い方も戦略的になります。頭を下げる時は下げた方が勝ち。試合に負けても勝負に勝つのです。夫とこれからもそうラブラブでいられるわけでもありません。夫の世話はしたい母に任せて、自分はプライベートを充実する。子どもがいない夫婦生活は趣味の充実も大切なのです。

環境はなかなか変えることはできませんが、自分を変えることで環境の見方を変えることができます。天台ではこれを、一念三千の教えといいます。自分の気持ち一つで全ての世界を変えてしまうのです。

がんばってください。応援します。もし姑争いで辛くて吐き出したかったら、いつでも相談してくださいね。合掌

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内容わかりました。

 きなこさま、返事が遅れて失礼しました。義母さまとうまく行っていないという事ですが、本当にこの世の中はお釈迦様の四苦八苦の教えの怨存会苦という苦しみだと思いますよ、年月が過ぎると我々坊さんであっても気ままになってしまいますが、年月が過ぎると義母さまとトラブルになっても主人さまはどちらにつけば良いかわからなくなってしまいますが、主人さまはそうして良いかわからなくて、きなこさまに冷たい態度を取られたのではないかと思います。これから義母さまが、介護が必要になれば本当にきなこ様が介護しなければいけない状況になれば、義母さまもきなこさまにおかげさまという事に気付かれるかと思いますので、それまで気持ちを落ち着かせて下さい。合掌

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おきもち

山寺の住職です。他の仕事と兼務してます。
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質問者からのお礼

染川智勇様
お返事ありがとうございます。拝読させていただき、こちらこそ合掌の思いです。
そして、謝罪いたします。

義両親の同居とお話が進められておりましたが、同居ではなく、「遊びにくる」の意味で、「家に連れてくる」の説明が正しかったです。
私の説明不足で、貴重なお時間をさいていただき、申し訳ありません。

義母に拒絶されてから、10数年間連絡を取っておらず(お年賀や母の日などは欠かさず連名でおっておりましたが)、突然、主人から訪問(遊びにくる)の提案をされたので、動揺してしまった次第です。

主人も一人息子なので、今後は同居も十分あり得ますし、同居しなくとも介護などで行き来する可能性もあります。
いざとなった時は、お言葉通りにメリットの重きを置いて、覚悟していきたいと思います。

唯一の味方であった夫が、敵のように思えてしまって、我が家には子供もいないので、とても心細い気分でした。

きっと夫も不器用ながら、いい機会を作ってくれたのだと自分に言い聞かせ、時にはしたたかに、強く生きて行きたいと思います。
ありがとうございました。

堅田正樹様
お返事ありがとうございます。
私の説明不足で、申し訳ありませんが、義母の突然の訪問とは、遊びにくる という意味です。
読み返してみると、同居と捉えてもおかしくない表現をしてしまったので、ここで訂正させていただきます。

その上で、ご相談に応じていただければ、幸いです。

堅田正樹様
お返事ありがとうございます。
私が主人の立場だったら…私ならこうする、あーすると、自分本位の考えを押し付け、結局自分の首を絞めていたのですね。
私は、何か自分に不都合な事があると、マイナス思考になり、人を決めつける癖があるので、これを機にもっと大きな気持ちで物事を考えるようにします。
主人を見失いそうでしたが、堅田様の言う通り、時間が気持ちを落ち着かせ、変えていくのだと思います。
笑顔で乗り切ります。
ありがとうございました。

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