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心が不安定です。

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私は高校生3年生の受験生です。
普段は学校と塾の毎日で、
時々何もやる気が起きなくなって、家に引きこもってしまいます。
そんなある日、ある動画サイトでイライラして、知らない人数人に対して中傷してしまいました。
内容は、ブスやキチガイなどという幼稚な内容です。後からものすごく後悔して謝ったのですが、自分の中での罪悪感がずっと離れず、もしかしたら警察に捕まるんじゃないか、など、頭の中でどんどん展開を広げてしまい、不安で仕方がありません。イライラしてたからといって、見ず知らずの人を傷てけた自分も情けないし、今度私はどうなるんだろうという不安もあり、
受験生という大事な時期にこんな自分が蒔いた種で苦しんで、最近さらに引きこもりがちになってしまいました。
この不安を消すにはどうしたら良いのでしょうか?


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

繰り返さない。

ぽてこ さん、はじめまして。

やっちゃいましたね…

イライラしているときは気晴らしに何かしたくなるものですが、他人を巻き込んではいけませんでしたね。

やってしまったことは仕方ありませんが、ものすごく後悔して、報いが来るかと不安に思っているということは、既に原因をつくった結果が現れてはじめていると言うことです。

自分が悪因をつくると、まためぐりめぐって自分のところに悪果として帰ってきます。
その時には尾びれ背びれがついて、形を変えて反ってくることも多いようです。

やったときのスッキリ感より、今の不安感の方が大きいようなものです。

文章を読む限りではよくわかりませんので、警察沙汰になるようなことではないのかもしれませんが、二度と同じようなことを繰り返さないことです。

人の嫌がることをすると、必ずいつが自分が嫌なことになって反ってきます。

「もう二度としない!」と自分にしっかり誓って、別のことに打ち込んで下さい。

受験頑張って下さいね。

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後悔しても何もない。

やってしまったことは、もう戻れないので仕方ない、と考え、引きずっても仕方がない、今やるべきことをやるのみです。

イライラする時どうにもならない時私は、言葉にしないようにします。汚い言葉は、イライラを膨らませ、最終的に自分を傷つけます。周りの人もいい気持ちにはなりません。(悪口とか)
ひたすらにゆっくり深い呼吸をし、呼吸意外に意識を向けないようにします。そのうち落ち着いてくるので、それから話すようにします。イライラしている時、落ち着かない時は、そうなっている自分に気づけるようになりたいですね。

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個別相談可能
禅宗 曹洞宗 僧侶。神奈川県西部円通寺住職。小学校教師。 悩みを吐き出す事で、ちょっと楽になれます。悩みの根本に気づき、明るく爽やかに生きていきたいですよね。 私自身、禅との出会いにより救われた一人です。皆様に少しでもお伝え出来たらと思います。 人は自分の都合を立てて物事に向き合うところがあります。私の回答も期待していたものと違うことがあるかもしれません。その時に素直に聞けるか、回答の内容を否定的に聞くかで救われるかどうかが変わります。疑問は出てくると思います。その時はご相談ください。
ご相談時間は不定期なので、いくつかご都合を教えてください。 ◆小学校教員もしています。子供、家族、ご自身のことお話をお聞きします。 ◆禅のおかげで私も救われました。禅の教えを基に「思い通りにしたい」という自分の都合や価値観から生まれた思い込みをほぐしていくお手伝いをします。 ◆仏教は人生を豊かにしてくれることを感じてくだされば嬉しく思います。

幸せになれる3つの行い

人間の行いには3つしかありません。
身(からだ)
口(ことば)
意(おもい)
そして、自分が起こした行動は、全部自分持ち、手前持ち、自己責任なのです。
だから、悪口を言えば、他人を罵ったつもりでも、自分の中に悪口ガスが発生します。
当然、自爆するのです。
だから、賢者は悪口やネガティブ発言はいたしません。
天に唾吐き、自分で浴びるようなものです。
この簡単単純な道理をもとに、
自分の体を苦しめるような事…緊張、こわばり、卒暴、疲労、ストレスになることは離れ、
言葉で以て、悪口陰口愚痴文句不平不満をいうことを控え、
何より一番大切なのは、思いで以て、マイナス、ネガティブ、陰鬱な事を想わないことです。
そうすると、脳内が健全な状態に戻り、今日から、明日からぽぽぽでぴぴぴな超はっぴーワールドがアナタを迎えてくれます。

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

「リフレッシュ」と「モチベーション」

ぽてこ様

川口英俊でございます。問いへの拙生のお答えでございます。

イライラしてしまって悪い言動をしてしまうこと、ありますよね・・拙生も、もちろん、ありましたし、今でも・・

なかなか悪い感情、煩悩をコントロールすることは難しいのですが、ある程度パターンが決まっているならば、事前にリフレッシュや休憩、気分転換などのための別行動をすることによって回避させることもできるではないかと存じます。

特に受験を控えられて、プレッシャーや不安、色々と我慢することもあり、ストレスがイライラに繋がっているのかもしれませんね・・

そして、少しやる気も失って、外に出ず引きこもってしまうと、更に鬱屈した感情を抱えてしまうことになりかねなくなってしまいます。

ちょっとリフレッシュしたいとなれば、友だちとカラオケに行ったり、ショッピングに出掛けたり、ただ散歩してみたりと工夫されると良いのではないだろうかと存じます。

拙生も受験生の時は、気分転換したいとなれば、友達とカラオケやゲームセンターに行って遊んだり、少し町中をぶらぶらと散策したり、公園でのんびりと本を読んだりとしていたものであります。たまに、普段降りたことのない駅で降りてみて、商店街や路地裏を歩いたりして、どこか新鮮な感じにリフレッシュできたこともありました。

あとは、モチベーションの向上ですね。自分の将来、夢を思い描いたり、実際に受験する大学に行ってみてキャンパスライフの雰囲気を味わったり、将来なりたい仕事の現場に行ってみて、そこで活躍する自分をイメージしてみたりと、やる気をもって取り組むと、更に勉強も励めるのではないかと存じます。

とにかく今回の件は、既に反省されて、謝ってもおられますし、懺悔、慚愧の思いもお持ちであり、後悔はここまでとして、同じ失敗を繰り返さないように気をつけて、また、身体・健康にも気をつけて(風邪や花粉症は大敵です・・経験者談)、サクラサクへと向けて頑張って下さい。

また不安につきましては、これまでにも下記の各問いの拙回答でも扱わせて頂いておりますので、お時間のある時にでもご参照下さいませ。

http://blog.livedoor.jp/hasunoha_kawaguchi/archives/cat_321055.html

応援しております。

川口英俊 合掌

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最新の仏教論考はこちらでご覧頂くことができますが、公開、非公開は随時に判断しています。 https://blog.goo.ne.jp/hidetoshi-k

まわり道のようですが

ぽてこさん

ネットで他人を中傷したことによって
何かしら不利益を被るかもしれないという不安に関しては
受けいれていくしかありません。

それと同時になぜ自分は
このようなことをしてしまったのかを
考えていく必要があると思います。

受験直前で学校と塾の毎日というのは
ストレスがたまると思いますが、

ぽてこさんの返信に
“高校に入ってから学校生活が苦痛に感じることが多く”

とありますので

あなたが感じてきた苦痛に目を向けていく
必要があるのではないかと思います。

その苦痛が受験を切っ掛けに
やる気のなさ、イライラ、不安という形で
表に出てきているのではないでしょうか。

まわり道のようですが
苦痛の原因に向き合い、どういう形かで表現していくことが

結果的に勉強に打ち込めることに
繋がっているのではないかと思います。

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質問者からのお礼

本当に情けないことをしてしまったなと思ってます。
高校に入ってから学校生活が苦痛に感じることが多く、周りが楽しそうにしてる姿を見ると、自分が惨めに思え、自分にないものをもっている人が羨ましくて、そんな気持ちからこんな行動をしてしまったんだと思います。
だからといって、許されることではないので二度としないよう、もう一度気持ちを改めたいと思います。
受験勉強頑張ります、ありがとうございましたm(_ _)m

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