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父の怒りを鎮めるにはどうすれば良いですか?

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常日頃から怒鳴り散らす父親です。

例えば祖母の夕御飯はあるファミレスのお子様メニューに①父親が決めたみたいで…祖母はお子様メニューから決める羽目になったのです。祖母もそんなに食べれないので仕方ないと思っていました。

そこで私は祖母の好きな海老を差し上げようと私は祖母に「エビは好き?」見たいな話をして交渉だけで
父親はカチンと来てファミレスで私に怒ってきました。

私が怒りたいのは父親の方です。
たまの外食で祖母は好きなものを食べたら良いんです。
お恥ずかしい話ですがこれが私の家族の日常です。

普通に首をつっこまないでいますが
今日も一人で父親が怒鳴っていました。
因みに父親はたぶん外面の良い面倒みの良いタイプです。因みに家族間では祖母と私がターゲットです。
私は祖母が居なければ家にいません。

父親の怒鳴りに対しては自分なりに目の前から離れています。
祖母が目の前に居たら怒鳴り散らすのですが祖母は堂々としています。
因みに祖母と父親は血がつながっていません。
長い年月をかけて輪をかけてこうなっています。


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お坊さんからの回答 3件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

怒りの原因は 求め 期待 マイルール 

しょーもない親父ですね(笑)。日本のパパの3割4割は似たようなものです。
主人公意識、主役意識が強いのでしょう。何にでも首を突っ込んでくる。
一家のあるじツラをしたいのでしょうが、母親が目の上のたんこぶなのでしょうかね。
40~60代の男性は家庭の中で自分が一番上に立ちたいものの唯一頭が上がんないのが母親の存在があり続けるからです。母親にとっては永遠に息子だから仕方ないのです。
ある種、一家一族をお父さん流に自分流に守ろうとしているのでしょうが、空ぶかしが過ぎるのでしょう。
「怒るって気持ちイイの?」
「お父さんの❝自分ルール❞を押し付けないでほしい」
「お父さん最近自分ルールが強すぎ」
「お父さんの〇〇は間違ってないと思うけど、それはお父さんだけのルールだから」
そのルールは、皆に押し付けるべきではないことを、ライトでソフトな形(お父さんがむくれないように)で7回を目安に言ってみてください。じわじわ効果があります。
お父さんは基本的に、自分ルールが強いのです。
怒り原因は自分の意見の押しつけ、求め、期待です。
その辺が一家で思い通りにならず、フラストレーションがたまっているのでしょう。
威張る事で、自分が一番エライということを主張しているだけですから、
「期待しないと楽になるよ」
「相手に高い理想を求めるから」
「穏やかなお父さんが好き」などとうそでも言ってみましょう。じわじわ効いてきます。
さて、実はこれはお父さんの事だけではありません。
あなたにも言えることです。
あなたもお父さんに理想的なお父さんを期待、求め、マイお父さんルールをつくっていたということなのです。グサリ
(^<^) (゚д゚)!

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有り難し
おきもち

お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

イライラの原因は何?

お父様がイライラしている不機嫌の根本的な理由は何でしょうか?
仕事その他で、うまくいっていないことや、追い詰められていること、忙しいことなどあるのでしょうか?

あなたが幼い頃、お父様に可愛がられ遊んでもらったことはありますか?
そのような時代があったなら、大好きだった若い頃のお父さんを思い出してイメージしてください。
そして、あなた自身が、お父様に穏やかに優しく明るく接するのです。
お父様に対して邪魔者的な感じで接していたら、お父様も面白いはずがありません。
幼い頃の思い出の写真なんかを家族で見て、楽しかった時代に家族のイメージを戻せないでしょうか。
普段イライラしているお父様も、楽しかった思い出話でなら笑顔になるかもしれません。

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有り難し
おきもち

がんよじょうし。浄土宗教師。「○誉」は浄土宗の戒名に特有の「誉号」です。四十代男。 仏教は、悩み苦しみを制御したり消したりするための教えです。まだまだ未熟者の凡夫ですがよろしくお願いします。

一昔前の頑固親父

頑固親父には従っておくのが吉です。
「亭主関白」という言葉がありますが、亭主関白が成立する要因は女性がとても賢いからです。
ぶっきらぼうで怒りっぽい主人を立てて、自分が身を引いていることが家庭円満の為には必要と分かっているから従っているです。
実際には、手のひらでご主人を転がしているようなものです。

奈由さんは距離をおいて見ておられるようなのでそれでいいと思います。
今さらお父様の性格は変わりませんし、変えようと思えば大変なことです。
変えれるとしたら、奈由さんの心持ちだとおもいます。
頑固親父は立ててあげると喜びます。
少しお父様を褒めてみてはどうでしょう?
悪い所も良い所もあるのが人間です。
いいところを伸ばしてあげると悪い所が目立ちにくくなります。

当然、家庭内暴力のようなものが頻発するのであれば専門の機関に相談なさってください。

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有り難し
おきもち

始めまして、釈心誓と申します。 浄土真宗本願寺派の僧侶です。 若輩浅学の身でありますが、多くの方のお支えの中で日々精進しております。 仏教には、「私が知らないことを仏様から聞かせて頂く」という大切な側面があります。 聞かせて頂くのは、仏様の智慧であります。 今まで仏様のご縁が遠いと感じておられた方が、少しでも仏法に触れるご縁になれば幸いです。

質問者からのお礼

ありがとうございます。
そんなことで…みたいな事の連続であります。
エビなんていわばどうでも良いのです。

意見はとても参考になりました。
ただ 私もなかなかそのように自分の性格を変えられない事を
思いしりました。
でも視点は変える事が出来る。

どの方の意見も真剣でとても良いと思います。
ただ私には分かっていない事があります。

それは何か分かりません。

ただ強烈過ぎな部分も無くては生きていけなかったという事と言う事にしておきます。

母からは一方的な視点で物を見ないと言う社会性を学びました。
3人いたらそこに社会があり、3人の意見をそれぞれ受け入れなさいと。

父親は昔の父親はどうだったのか
?朧気にしか思い出せないですが

少しずつですかね_φ(゚ー゚*)

今の時代は世界中の意見や考えを取り込める時代となって
アンガーマネジメントとか
こんな風にお坊様の意見を頂けたり。感謝です。

はっきりと分からないのですが
ほんの少し迷いの世界から抜け出せた様な気がします。感謝。
合掌。

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