実家の事が気になります
私の実家は飛行機でしか行けません。主人と結婚した時は自分のことだけしか見えてなく、今、年老いた両親が心配です。主人は此処に来させようと言ってくれます。
けれど両親は『自分達のことはいいから』と断られました。
今の幸せを手離したくないのに古郷に帰りたい。両親の近くにいたい。2つの気持ちで苦しいです。
もし臨終に間に合わなかったらと考えて眠れなくなることもあります。
どう考えれば楽になるでしょうか。
古郷に帰りたい
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状況は刻々と変わっていきます
子供として親の晩年を見守り、最期を看取ってあげたい。子供として当然のお気持ちで有り、どうぞこれからもそのお気持ちは大事にしてあげてください。但し、御両親は御両親で長年住み慣れた場所を離れることには、寂しさを感じるでしょう。また、見知らぬ人しかいない場所に引っ越すことには不安を感じると思います。あなた方からの申し出自体は嬉しく思っているでしょう。でも、時期尚早と受け留めておられるのではないでしょうか?
御両親たちも娘さんの御家族のことを考え、同時に自分たちの日々の生活を考えておられると思います。御両親はおそらく70代ぐらいになっておられるのでしょうが、まだまだ自分たちの健康には自信があるのではないでしょうか?自分たちで自活できるうちは慣れ親しんだ場所に住んでいたいのだと思います。しかし、健康には個人差があります。80代90代になっても矍鑠としている方も多いですが、70代で持病が悪化して起居や歩行が困難になったり、認知症が進む場合もあります。
その時点その時点でのご両親の健康状態や周囲の方々との交友関係等を考慮しながら、対応を考えていくしかないと思います。万が一の場合を心配される気持ちはよくわかります。しかし、一歩間違えれば、あなたの自己満足のために御両親を縛り付けてしまうことにもなりかねません。御両親が健康に不安を抱えたり自活するのが難しくなったりした時点で、同居や介護施設という対応を心込めてしてあげてください。
私は実家から車で2時間の場所に住んでおり、実の両親は兄夫婦と同居してましたから、私は両親との死に目云々をあまり心配してませんでした。父親が急性白血病の類の病気となり輸血でしか対処できない状態となり入院していた時、私が見舞いに行った時に様態が急変し御臨終となりました。幸か不幸か私は父親の死に目に会えましたが、兄は其の場には立ち会うことが出来ませんでした。
その3か月後、母親が危篤状態になり、ちょうど東日本大震災がありました。我が家も岩手の実家も住まいは無事でした。しかし、実家に行く高速道路は一般車両は通行止めであり、一般道も寸断されており、ガソリンの補給が出来ない状態でした。母親の臨終には立ち会えませんでした。悔い無く親を見送ろうと思い、色々と尽力しても、自分にとって満足な結果になるとは限りません。出来る範囲で心込めて守ってあげましょう。
逢った時間はなくならない
まずは、たまには帰りましょう。
お金より優先すべきことは家族との絆ではないでしょうか。
だからこそ親孝行をできるうちにやっておきたい、とご主人にご理解を求めて、逢いに行きましょう。
お金が無ければ、後払いで借りてでも今のうちに会いに行きましょう。
遠いですから、帰ったその際にスカイプを活用してタブレットなどを持っていって親にも覚えてもらいましょう。
意思の疎通を通して相手(親)はあなたの内側にも形成されている(きた)のです。
あいたい。
かといってずーっと会うわけにもいきません。
離れているからなおさら会いたいです。
ですが、残念ながら、申し訳ないですが、人はいつか必ず命を終えて行きます。
だからこそ、有限だからこそ、逢いに行きましょう。
福岡明太子もって会いに行きましょう。
辛子レンコンと焼酎もって会いに行きましょう。
もうしばらく大丈夫というくらい語らってきましょう。
質問者からのお礼
回答有難うございます。
お二人の言葉を読んで、今出来る事をやろうと思いました。
まずは逢いに行きます。そして色んな事を話したいです。
心のモヤモヤが少し取れました。
本当にありがとうございました。