ズルさも必要ですか?
正直に努力することを子供達に教えて来ました。
なので我が家の子供達はズルをする人達に利用されたり踏み台にされることが多々あります。
高校生になった我が子に少しズルさを教えた方がいいのでしょうか?
馬鹿正直に努力する姿に嬉しくもあり、努力が報われずズルイ人に出し抜かれる姿に悲しくもなります。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
人にズルイと思われる人になってほしいですか
ズルイとはどういうことを指しているのか判りませんが、人に迷惑をかけるようなやり方は良くないですよね。踏み台にされた方の気持ちを理解できないようなは人にはなって欲しくはないでしょう。
ただ、楽をすることは悪いことではないし、苦しみの先に何かあるという価値観は、少し違うように感じます。努力も必要、コツコツと努力できる人は素晴らしいでしょう。
ズルくなれとは教えられないでしょう。
放っておいてもズルくなるから、ブレーキが必要
まあ、人間、成長するにつれて図太さもズルさもたくましさも身に付くものではないでしょうか。
悪さも覚えていきます。
だからこそ、親と宗教家くらいは「キレイごと」を説き続ける方が良いのだと思います。
ある意味、ダメもとでも聖人君主をめざすつもりじゃないと、簡単に犯罪者になるのが人間です。
今の世の中は、企業だってコンプライアンスとか法令遵守とか大事にします。
でないと足元をすくわれるような厳しい社会になっているのです。
仏教では、殺さない・盗まない・嘘をつかない・不倫しない・酒や麻薬を飲まない(おぼれない)、という五戒を基本とします。
これ、普通は守れないからこそ、守ることが修行になるのです。
悩み苦しみの原因である煩悩を弱体化したいなら、戒めを守るトレーニングが役立ちます。
ズルをする人達は、ズルをせざるをえない苦しみ(弱さ・愚かさ)を持っているのです。
仏教は、ズルをしなくても平気でいられる強さを教えるのです。
注射を怖がって逃げる子供と、ズルい大人は、同じ仲間です。
注射は痛いけれど、それでも普通に注射を受け入れるのが立派な子供なのです。
ズルさも必要かも
先のお二方の回答も大変ありがたいですが、あえて、『ズルさも必要かも』とお答えしたいと思います。
世の中には色々な人がいて、ズルい人や悪い人やどうしようもなく付き合いにくい人がいます。高校生ともなれば、自分の世界も広がり、自然とそうしたことも学んでいくかもしれません。
この度は、お子さんも美空さんも辛い経験をしてしまいました。
美空さん自身がどうしてばか正直な生き方をお子さんに求めたか、お子さんと一度じっくり話し合うのはいかがですか?
この度の出来事を受けて、それでも美空さん自身は正直な生き方が正しいと思う、とか大人になればもっとズルい人と出会うだろう、その時にはこう対処する、とかそういった話を開けっ広げにできないでしょうか?
その上でどんな生き方を選んでいくかはお子さん自身に任せるのはいかがでしょう?
(当然、相談などにはその都度のってあげて下さい)
まったく正直な生き方のみではかなり苦労が多くなってしまいそうな気がしましたので。
仏教的な回答でなかったかもしれませんが悪しからず。
言い換えかも
「ズルさ」いわゆる「狡猾さ」は、あってほしくない生き方スキルですが、
「要領の良さ」は、ちょっとでもあったほうが色々と助かるので「欲しい」ですよね。
前者は他人様に影響を及ぼすもの、後者は自身にのみ利が及ぶもの、でしょうね。
さ、どちらを選びますか?
まぁそんなもの無くったって、愛し愛される人になりたい!って私は思います。
質問者からのお礼
自分の子にズルイ人間になって欲しくないです。
でも今の時代、ズルさを教えるのも親の役目かと葛藤しています。
でもやっぱりズルくやりなさいとは言いたくありません。モヤモヤを抱えているのも辛いです。
どうしたらいいのかわからないです。
ありがとうございました。
3人の方からお言葉をいただき感謝申し上げます。
どの方の言葉にも、うん、うん、その通り!と心に響きます。ズルをしなくても平気でいられる強さがまさに私達夫婦の教育方針です。
でもこの時代、バカ正直にしていると損をすることばかりで悲しくなります。
でも皆さんのお言葉を聞いてやっぱり私は我が子にズルイ人にはなって欲しくないと思いました。
悔しいことや嫌なことがこれからもあるかもしれないけどやっぱり真面目にコツコツ生きて欲しいです。
そしてズルイ人がいるから気をつけなさいと教えていきたいです。
ありがとうございました。
要領の良さですね。
子供にうまく説明出来るかわかりませんがズルさとの違いを教えたいと思います。
ありがとうございます。