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家と違う宗派のお経や念仏を唱えてもいいのでしょうか?

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家は、禅宗で、今お付き合いしてる方は、浄土真宗なのですが、たびたびお世話になってるお寺は、真言宗です。

真言宗のお寺で、護摩たき(字が間違ってたらごめんなさい)していただいたり、真言を教えて頂いたり、御守りを頂いたりしてます。

この様な事は、本来よくない事でしょうか?

実家とは、疎遠で、今後の付き合いもありません。が、それでも、禅宗の方法で色々と進めるべきでしょうか?

と、言っても仏壇などありません。ので、特にいま何か出来る訳でもありませんが、私の様な檀家にもなってない人は、今後どうしたらいいのでしょう?

何か1つの事でも、アドバイスいただければ、ありがだいです。

よろしくお願いいたします m(__)m


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お坊さんからの回答 5件

回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。

個の宗教心は、家にしばられません。

大抵は親と同じ宗教宗派を信仰するのでしょうが、そこから外れたからと言って罰が下ることはありません。

教祖や宗祖は、親と違う信仰になったから、新しい教祖・宗祖になったのですから。

hanakoさまが、良いと思う宗派に帰依なさってください。

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 浄土真宗(大谷派)/広島県広島市/17世住職。  1967年京都市生まれ。山形大学理学部卒業後、証券会社で勤務。30歳で脱サラし、親戚筋の超覚寺に入寺、45歳で住職継職。  遺族の分かち合いやお悩み相談などグリーフサポート活動を続け、お寺の掲示板による法語伝道にも尽力している。カープ坊主の会会員。
こちらに法事が入っていなければ、ご希望の日時に相談させていただきます。 想いを吐き出しても、あなたの環境は変わりませんが、あなたの気持ちは変わっていきます。 どうぞ安心してお話しください。

和尚はホームドクター

山の頂上を目指すにはどの道から登っても必ず到着するものです。
どの道を歩んでもいいのです。
自分は自分の道を選択して歩む事が赦されています。
それも仏教の寛容性。
仏教はそういう迷いや人の決めたルール、争いや苦しみやからも離れた所に目覚めるものだからです。
そうするべきだ、こうしなければならない、というのは人間のルール。
仏教は、その人間の決めたルールではない心、悟りに至るための道であって、そこに至るための施設(せせつ)として、❝設けられている❞ものが各宗派の違いです。
だからどの宗派であれ、ちゃんと悟りの心を提供してくれるお医者様(坊さん)のところを菩提寺(ホームドクター)として関わりを持った方が、生きている人も亡き人も共に救われましょう。
念仏がしっくりくる方は念仏へ、禅がフィットするかたは禅へ、お真言、阿字観がしっくりくる方はお真言、阿字観へ。
さて、以下は個人的なお願いですが、今はみな霊園にお墓を持たれてしまう方が増えていますが、それはお寺業界人、丹下の個人的意見ですが、霊園というのは、神道さんキリスト教、その他の方が選択される手段であって、お寺ではなく霊園業者という「個人の会社」に投資・布施?して墓地を借りている状態ですので、そこに「お寺さん来てください」というカタチは正直お寺からすると勘弁してください、ズルい、なあり方です。(-_-;)
お寺にお墓を持つ、菩提寺を持つという事は、その宗派を信仰・護持して日本の仏教の存続を支援していきますということです。霊園、個人業者に投資されては、どんどん寺院崩壊、仏教荒廃になってしまいかねません。菩提寺さんのご本尊のおひざ元、お寺さんとの寺院・檀家さんの関係を持っていただくことがお寺や日本仏教への直接的な助け・支援になっていくことなのです。
お寺は、そうした、みな様方のお布施・ご浄財によって成り立っていますので、そうした面を考慮して頂けますと、こうして無料相談のサイトを立ち上げてくださった仏教者の方々や、存続が危ぶまれております各地のお寺や仏教文化を残す、支援につながります。
いずれご結婚されたのちに、ご両家の祖霊を祀るお寺を選ぶべき時が来ます。
その時に、霊園ではなく、お寺存続のためにもどこかのお寺の檀家さんなっていただけたらありがたいです。(丹下の個人的意見です)

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お悩み相談08020659278
今月の法話 文殊の剣 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞(本文より) 「大丈夫、慧の剣を取る。」 大いなる菩薩や老師は智慧の剣を取って、人の迷いの見解を断ち切り真実の姿をみせてくださいます。 智慧の剣とは人間の自我、我見の無いこころからなる、無垢で清らかなる「事実の様子」「本来の様相」を見極める力ともいえましょう。 それこそが智慧の剣なのです。 文殊とは自己を鎮め得た者の姿。 人間の内なる思慮分別の猛獣を修め得て、その上に鎮座する姿。 事実を事実のとおりに見るということは、余分なものがないということです。 そこに現れる余分な見解というものを断ち切った姿。 そもそも、もともと一切の事象、事実というものには余分なものはありません。 とは言えども、それでも人は人の習癖・習慣的に物事に思いをつけたす。 いまや「写真で一言」という要らぬ添え物をするバラエティ文化もあるぐらいですから、ものを本当にそのままに受け取るということをしない。 文殊様の持つ剣、智慧の剣というものは、そういう人間の考えを断ち切る働きを象徴したものです。 その文殊の剣とはなにか? お見せしましょう。 いま、そこで、みているもの、きこえていること。 たとえ文字文言を観るにしても、そのものとして映し出されているという姿がありましょう。 文字として見えているだけで意味を持たせてもいない、読み取ってもいないままの、ただの文字の羅列のような景色としてみている時には、文字であっても意味が生じません。 本当にみるということはそこに安住しています。他方に向かわない。蛇足ごとが起こらない。 見届けるという言葉の方が適しているかもしれませんね。 ❝己がそのものを観ていながらそこに余計な色や思いをつけたさぬその己の様子を「こそ」見届けてみてください。❞それはものの方を見るというよりはそれを見ている己を見つめる姿ともいえましょう。 そういうご自身のハタラキ・功徳に気づく眼を持つことです。 あなたの手にはすでに文殊の剣がありますよ。用いることがないのはもったいないことですね。

何の問題もありません。

hanako 様 ご質問の件ですが何も問題ありません。禅宗(曹洞宗の例)ですと、全ての仏様はお釈迦様に繋がっています。過去・現在・未来の諸仏・・・いくつく先は全てお釈迦様ですので、特に気にすることなく現在の形を続けられてもよいと思います。

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大本山總持寺安居ののち、松岩寺副住職となる。テレビ朝日系お坊さんバラエティー番組ぶっちゃけ寺出演経験。著書:最高のお葬式・最高のご供養(ベストブック社)地元紙・業界誌に執筆・投稿・取材等。ファイナンシャルプランナー・終活カウンセラー上級・お墓ディレクター2級などを保有。「どんな供養の悩みも解決出来る僧侶」を目指し気仙沼を中心に活動中 松岩寺公式ページ https://bk3027o.wixsite.com/kesennuma

みんな自由です

宗教は自由ですので、ご自分が一番しっくりくる宗派をお選びになると良いと思います。

家の宗派と個人の信仰は別という方も多いですよ、檀家になっているとその家の仏事は菩提寺に依頼するのが筋ですが、私のように檀家さんがゼロのお寺では個人の信仰でお寺に集まります。

お寺のくる方には他宗のお寺のお檀家さんであったり、仏教ではない方もいらっしゃいます。ですが私は全ての皆様にようこそおいでくださいましたと迎えます。なぜなら個人の信仰は自由ですから。

よい宗派、よいお寺と巡り合えますように。

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サラリーマン家庭で育った私が作った小さなお寺。目指すは「アットホームテンプル」です。 無印良品のような本堂には季節のお花を挿し色に。礼拝と法話を大切にしております。

「今後」、どんなことが起こりそうですか?

 こんにちは。色んな宗派があり、いろんな教えに直接触れられるのはいいなぁと思います。私はお寺で生まれたので選択権なし(笑。本当はあります)。
 さて、現在いくつかの宗派との繋がりがあるとの事。それ自体はそのままで結構と思いますが、「今後どうしたらいいのでしょう?」は、実際にはどのような事を想定されていますか?その辺りを具体的にお聞きになると、具体的なお答えが得られるのではないかと思います。「特になし」であれば、そのままで結構ですが。

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一般大学(一般的でもないが…)から大正大学の史学コースへ。そののちお寺。坊さんに限らず、二足のわらじを履くことで、話に幅が出るはずだと考えて、はき続けています。子育てとか家族論とか考えつつ、でも仏教って個人のものだなぁと感じたりします。

質問者からのお礼

色々な宗派のお坊さんにアドバイスを、頂き嬉しかったです(*^^*)
お一人づつのお言葉を考えながら、私なりの答えを出そうと思いました
ありがとうございましたm(__)m

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