浄土真宗僧侶の黒衣について
こんにちは。
最近、浄土真宗の僧侶と籍を入れ僧侶の嫁として奮闘中です。
夏、冬用、自宅での黒衣の洗い方やお手入れの仕方はそれぞれだと思いますが、どの様にしたら良いのでしょうか?
白衣や襦袢は主人から教えてもらったので出来るのですが、
黒衣を洗ったり手入れをした事がなく…
衣替えの季節でもありますし、そろそろ…と思っております。
クリーニングに出すという方法をお義母さんはしているらしく自分で洗う方法は知らない、また、主人も長い間黒衣に関してはお義母さんに任せていたのできちんとしたやり方を忘れてしまった様で…
教えていただけると有り難いです。
宜しくお願い致します。
回答は各僧侶の個人的な意見で、仏教教義や宗派見解と異なることがあります。
多くの回答からあなたの人生を探してみてください。
専門店もありますが、
a.t様
はじめまして、釋 慧心と申します。
拝見させて頂きました。
法衣の洗濯は大変ですよね、、
襦袢はまだ楽ですが、他は取りあえず全部丈が長いですから、家庭で洗ったとしても、
型崩れさせずに干すのが大変ですね。
また、先生方がお答え下さっている通り、化繊かそうでないかなどにも依りますし、
シルック、又は優美などの商品名の法衣は化繊でも割合に繊細ですので、家庭洗いには向かないのかなと思います。
お尋ねにはありませんが、特に袴は腰板部分などや、ヒダにシワがついたら取れにくいですし、腰板そのものが厚紙の場合がありますから、家庭での洗濯は厳禁かと思います。
では、クリーニング店や法衣や法具専門のお洗濯屋さんが無かった時代、
法衣店が洗濯まで請け負ってなかった時代、また遠方過ぎて利用出来ないなどのときはどうしていたのかと思います。
恐らくは、手洗いなどで丁寧に洗っていたり、また、キハツ(揮発)と呼ばれる、いわゆるドライクリーニングなどの溶剤、石油由来やアルコール由来などのものを用いたり、
濡れた布で叩いて、汚れを写してと、苦労をしていたそうです。
そうして手入れをしていたであろう痕跡の法衣がうちにも幾つか残っております。
前置きが長くなりましたが、
私は、襦袢、白衣、布袍、足袋などは家庭で洗濯して貰っています、
黒衣、色衣、袈裟の類、袴は法衣店に出しております。
ただ、法衣店も洗濯を丸投げしているところがほとんどだと思います。
法衣の洗濯専門も少し知っていますので、メール頂けましたらご案内させて頂きます。
また、完璧に綺麗にならないですが、低価格で家庭でやるよりはかなり綺麗にして頂ける法衣店もあります。
こちらも宜しければご案内させて頂きます。
どちらも私の知っているところは、京都が拠点ですが、もし宜しければ。
先生に依って、数年に一度、ホツレなどのお直しのときに綺麗にされたり、毎年出されたり様々かと思います。
こんばんは
私は曹洞宗ですが、黒衣は自分で洗ったり、近所のクリーニング屋さんに頼むことはせず、法衣屋さんに頼んでいます。毎年ではなく、数年に一度ですけどね。
なぜ自分で洗ったり、普通のクリーニング屋さんに出さないかというと、衣の折り目(プリーツ状になっている所)が複雑で、専門家でないと正しく畳むことができないからです。
衣は使い終わったら、なるべくきれいに畳んで収納するのですが、どうしても折り目にズレがでてきます。それを修正するためにも、自分では洗わず、専門家に出した方が良いと思っています。
購入した法衣店に連絡しましょう。
これは伝統にこだわらず、お寺に出入りしている法衣店に相談しましょう。きっと良い回答が得られますよ。因みに私はオールシーズン、ジョーゼット(化繊の生地の1種)です。丸洗いOKだし、皺も付きにくいです。